あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

畠仕事

2022-08-29 | 田舎暮らし

ボチボチ秋野菜を植えなくては。

久しぶりに畠に行くと

わが家の畠は雑草が生い茂っていた。

ちょっと前まで景気よく実った

野菜たちも枯れ始めた。

ナスが花を咲かせているくらい。

で、すぐそばのお隣さんの畠には

もう白菜の芽が出てきている。

大根の芽も出ている。

夏休み気分からやっと抜けたが

もう秋なのだった。

草ぼうぼうの我が家とえらい

差がついてしまった。

去年出遅れて、

白菜の防虫ネットを張るのに

支柱が売り切れていた。

今年もそうなりそうと焦る。

耕運は弟に頼んだ。

まず草刈りから。

まだ炎天下とはいえ

先週までのような湿度がなくて、

快適にはなった。

まず草刈り機の紐を取付ける。

が、倉庫に鋏がない。

カッターやペンチや

鎌で試みたが切れない。

ここでイラっとする。

何十メーターも歩いて帰り、

長靴を脱いでから二階に上がり

デスクの鋏を取り出して

また長靴をはいて・・。

その段階でイライラ発令。

やっと草刈り開始。

が、紐がびゅ~~~んと

長く伸び出てやり直し。

それからも何度も付け直して

手間取った。

イライラがマックスだ。

でふと思ったね。

「私はいつも何かと戦っている。」

「私の原動力は怒りだわ」と。

それは「イライラ」が象徴している。

万事を自分の意思の力で、

とにかく早く、

とにかく片付けるんだ

ーという思い。

紐や機械の声を聞いてみたら

どうなんだ?

自問自答していたら落ち着いた。

イライラが収まるとエンジンも

紐も機嫌が良くなった。

草刈り機と一体化しているって

笑える。

まわりを見回す余裕が生まれると

柿の実や栗の実が成っていた。

特別何もしなくても

食べ物が実るって幸せだ。

空も葉っぱも虫もみな

美しいじゃないか。

どうせなら機嫌よく生きたい。

誰かにせかされているわけでは

ない。

素人の野菜作りだ。

不作なら分けてもらえなくもない。

ジャガイモは全滅だったが

ちょっとお願いしたら

大量に集まったのだし

白菜だって大根だってできたら

ラッキーと思い直した。

地面を見渡したら

土からミョウガが出ている。

たくさんとれた。

刈った草を集めて

苦土石灰を撒いて本日の

私のミッションを終了した。

「畠がどうなっているか

見に行ってみる」と母。

「あんた~暑いのに

ようやった」とご満悦だ。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ライブ中止のお知らせ | トップ | 不可解な睡魔 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿