あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

「冥途の土産」ツアー参戦記(後編)

2022-08-18 | 心の栄養

バス旅行だから乗っていれば

現地に着く。

階段の上り下りがないし

トイレもついている。

「大丈夫かの~」と果てしなく

不安がる母に

何が大丈夫じゃない?と聞く。

母にとっては阿波踊りを見る

ラストチャンスかもしれない。

「冥途の土産よ」と母に言う。

広島駅でお昼ご飯を食べて

バスに乗り込んだ。

大きなバスだが11人参加で

ゆったり。

海が見えてきた。

瀬戸大橋を渡る頃には

母もすっかりリラックスした。

4時半に徳島の宿に着いた。

素敵な宿でお部屋もゆったり。

ホテル1階の素敵なレストランで

「阿波踊り」動画を見ながらの

夕食が幸せだった。

共演大会の映像のようだった。

素晴らしく綺麗だった。

阿波踊りは単調だと

思いこんでいたけれど

実際には全然違った。

動的で攻撃的でさえある。

一糸乱れない動きは本場の

フラダンスに似ている。

見ごたえがあった。

食事中に急に曇って来て

スゴイ雷雨になった。

予報になかったそうだが

さすが「雨女」←私のことです。

アルバムまで出した(笑)

18時。

雨が上がった。

阿波踊りのメイン観覧席に

入って出番を待つ。

次から次へチームが入って来る。

連(チーム)によってカラーがあって

振り付けが全然違う。

見ていて飽きない。

女踊りの所作と容姿の美しい事。

皆さんすらりとしていて

同じ体形。

ということは参加は選抜でしょうね。

男踊りにも女性がいるが

下半身がしっかりした人も

混じっている。

こちらは自薦かな。

元サッカー日本代表の

武田さんも踊り手で参加。

放送席から呼ばれて一言。

独身なので良い人が居たら

お願いしますとのことだった(笑)

20時終了。

帰り路、大群衆の間を通り抜け

宿に無事に着いた。

「あんた~よ~帰れたの~。」

「お母さんひとりだったら

帰れんの~」と

瞳が不安げだった。

リビングで何事も仕切る母とは

もはや別人(笑)

荷物を私に預けたのを忘れて

別に下着とソックスを

持って来た母。

お疲れのようで

3組もパンツを持参してきたのに

お風呂も入らず寝てしまった。

そこから私は大浴場で汗を流して

駅前の居酒屋でひとり酒盛り。

次のライブ9月4日までに

喉を治すとして

「今日はいこ~」ってな調子。

お魚がおいしかった。

最後のほっけは半身とはいえ

食べ過ぎ。

一晩中お腹を下した。

翌朝、うず潮の見学へ。

ちょうど干満で渦が良く見える

時間だそうだが、

大きな渦は見えなかった。

それにしても大きな橋を

作ったものだ。

450メータを往復。

足が不自由な母は

最初の20メーターだけ歩いた。

その後のお昼ごはんの

ボリュームが凄かった。

鳴門は鯛が名物。

鯛のしゃぶしゃぶあり、

お刺身あり焼き物あり。

ご飯も鯛めしだった。

一人分が二人前の量だったので

皆さんパッキングでお持ち帰り。

そこから帰り道に香川県の

栗林公園へ。

御手植えの松が1000本とか?

何しろ本数もその巨大さも

すんごい。

値段をつけるとしたら1本が

〇億でしょうね。

散策時間は50分。

炎天下に陰のない公園を

歩くって自殺行為かも。

ボランティアガイドさんは

お土産物屋さんの店員さん

なのだった。

最終的にお店に連れていかれる。

お店の前の鯉が飢えていたので

麩を1本買って与えた。

万事終えて帰りのバスに乗り込む。

旅に出るまでにあれこれあった。

バタバタだったから

なおさら達成感があるというもの。

母が「楽しかったの~」と

しみじみ言う。

無理やりだった感の

「冥途の土産」ツアーだが

楽しかった。

無事に行くことができて良かった。

阿波踊りをまた見たい。

ちゃんとしたカメラ持参で。

自家用車ならば自宅を出て

ランチは阿波踊り会場付近で

食べられるくらい楽勝なはず。

帰りに大塚美術館にも寄れる。

懲りず次回を目論んでいる。

 


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