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BRT構想の問題点 その1 約30億円の事業の成果はたった18秒の時間短縮

2014-08-12 13:47:17 | 脱イベント行政、BRT・連節バスの中止を
 新潟市が進めるBRT構想。問題には大きく分けて、公金による連節バスの導入の問題と、路線再編の問題とがあります。

 今日は連節バスを購入することの必要性がないことを明らかにします。

 篠田市政では、高額な外国製の連節バスを市が購入し、新潟交通に無償貸与することにしています。

 連節バス購入を含むBRTシステム導入経費については、時期によって想定される金額が違っていますが、平成25年8月修正の「新バスシステムによる新しい公共交通」という新潟市作成のパンフレットによると、事業費は約30億円とされています。そのうち、連節バス購入経費及び連節バス購入にともなう関連経費がかなりの割合を占めると思われます。

 それでは、約30億円の事業の成果は何でしょうか。

 BRT構想において、連節バスを導入するメリットは、大量輸送を可能にするというところにあります。そうすると、連節バスを購入しなくとも、バス路線を整理したうえで、新潟交通保有の通常のバスを頻回に運行させればよいではないかとも考えられます。具体的には、2分に1本程度通常のバスを運行させれば、連節バスを運行する場合とそん色ないだけの輸送をすることができます。

 そのようなことを言うと、市は、2分に1本の間隔の運行では、バスが団子状態になってまずいという主張をします。ここで問題なのは団子状態の何が悪いのかという事です。これは、団子状態になれば、バスの遅延につながるところが問題だということだと思われます。そして、新潟市のシミュレーション結果によると、新潟駅ー新潟市役所間を2分間隔で運行した場合、平均所要時間は10・9分でした。3分間に1本の場合、10・6分です。つまり、新潟駅ー新潟市役所間で、2分間隔の場合と3分間隔の場合で、平均所要時間は0・3分、18秒しか違わないということです。さらにいうと、大金をはたいて導入するBRT,連節バスの成果は、新潟駅ー新潟市役所間の運行時間を18秒縮めるという程度のものだということです。

 私たちの税金を約30億円使う事業の成果が、たった18秒の時間短縮なのです。これを壮大な無駄と言わずしてなんといえばよいのでしょうか。

1 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-02-23 15:02:43
こいつは何でもいいからって反対しすぎだろ
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