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篠田密室行政 その1 闇から生まれた「水と土の芸術祭」

2014-08-09 13:07:22 | 脱イベント行政、BRT・連節バスの中止を
篠田市長は情報公開を推進すると言ってきました。

 しかし、実態として、篠田市政において、情報公開はかなり停滞しているのが実態です。

 その実例として、水と土の芸術祭における意思形成過程文書の問題点についてご説明します。

 いうまでもなく、水と土の芸術祭は、大地の芸術祭のパクリとして新潟市で行われている芸術祭です。なぜ税金を使ってこのような無意味なことをするのか疑問に感じ、新潟市に「水と土の芸術祭を実施するに至った意思形成過程を明らかにする文書一切」の情報公開請求をしたことがあります。

 そこで公開されたのは、

1 2007年9月5日付「新潟市 水と土の芸術祭(仮) 基本構想(案)」
2 2007年9月12日付「『水と土の芸術祭 2009(仮称)』に関する調査について(依頼)」
3 2007年10月16日、31日付「『水と土の芸術祭 2009(仮称)』勉強会次第」など勉強会資料
4 2007年11月19日付記者会見資料

です。

 1の段階で、既にかなり詳細な構想案となっています。この段階でほとんど構想が決まっています。
 2の段階で、1の文書について検討するよう市長から職員に指示がなされています。
 3の段階では、ほとんど実施は決まっているような状況となっています。

 1より前の段階の文書は全く公開されませんでした。1の段階ですでに水と土の芸術祭を行うこと及びその内容はほとんど決まっているのです。しかし、それがどのようにして決められるに至ったのか明らかにする文書は一切明らかにされませんでした。

 情報公開は、文書があって初めて成り立ちます。文書がなければ公開のしようもありません。篠田市政では、重要な事業の意思決定過程を明らかにする文書をそもそも作成せず、意思決定過程について情報公開が機能しないようにされているのです。これでは名ばかり情報公開と言われても仕方ないでしょう。
 本来、きちっとした公文書管理条例を作り、それにより意思形成過程が検証されるようにすべきなのです。篠田市政において公文書管理条例作成を怠ってきたことの問題性については次回述べます。

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