これまで、日本、アメリカ、中国、タイ、インドでお世話になったヨガ、呼吸法、インド哲学、ヨガ哲学の先生は、30人以上で、世界的に有名な先生もいた。
以前も少し書いたが、タイでは、小生の知り合いのある欧米人のヨガの先生の造語、総称junior asana teacher (どうにかヨガのポーズを教えるだけで、哲学等は教えられないヨガの先生)が大半。これまでヨガを総合的に教えられるタイ人の先生に会ったことがない。だが日本でも総合的に教えられる先生は一握り。
アメリカや日本でヨガ哲学やインド哲学を教えるヨガの先生たちは、理論の先走り、どうも生き方まで落とし込める先生はさらに少ない。自分の人生経験をシェアーして、ヨガ哲学やインド哲学に落とししこめる先生が少ない。
日本では、ヨガを総合的に教えた先生は、沖ヨガの沖先生と佐保田先生のお二人だろう。残念ながら、お二人ともすでに他界され教わる機会なかったが、お二人の著書は全て読んだ。日本にも、残念ながらお二人のような先生はいないようだ。
若いがヨガ哲学と多くの人生経験でヨガを生き方に落とし込んでいる先生に日本で出会えた。その人生経験深さと20年近くインドへ通われて勉強されているからこそ、ヨガを総合的に教えることができるのだろう。その先生は、ヨガのポーズのクラスの最後に色々なインドの古典をそらで詠唱する。
またヨガ哲学でお世話になった日本人の先生がもう一人いた。その先生の哲学の説明はわかりやすいが、残念ながら一度もインドへ行ったこともインドで勉強したことがなく、その先生独自の解釈が多い。インドへ行きインドを肌で感じることは大切だと思う。
もう一人ヨガをあらゆる面から教えられる先生は、2013年以来サムイ島とインドでお世話になる90歳のテイワリジ先生。人間としても先生としても、素晴らしい方。呼吸法の世界的大家。この2年間はオンラインのみでしかお目にかかってないが、今年はサムイ島かインドでの集中講座に参加できたら良いのだが。
アメリカで以前お世話になった先生がコロナを恐れて会ってくれなかった。ちょっと残念だった。アメリカで10年以上長年お世話になっている先生夫婦はすぐ会ってくれた。アメリカ有名な先生でも人間性や生き様がその名声に合わないヨガの先生が多々いるのも事実。
日本人とタイ人に共通しているのが、考える教育、物事を批判的に見る教育を受けていないこと。暗記が中心で、先生やこれまでの思想や先生の考え方に反論を唱える生徒は少数派。また例えばヨガ哲学をどのように人生の落とし込むかを考えるヨガの先生は少ない。
ヨガだけでなく、日本でタイマッサージをまともに教えられる日本人の先生は一握りだそうだ。タイで教えている日本人のタイマッサージの先生が言われていた。日本では本気で修行してその道を極めていく人が少ないとのこと。
でもそのタイマツサージの先生曰く「タイ人のマッサージ師でも優秀な人は限られている。50歳ぐらいの中年のおばさんで怖い顔をしている人が、優秀なマッサージ師であることが多い」50肩で、初めてお会いしたサムイ島でのトクセンのマッサージ師やアジアハーブでお世話になったマッサージ師は最高だった。お二人ともこのカテゴリーに入る。一概には言えないのだろうが、タイでも本当にうまいマッサージ師を見つけるのは難しいそうだ。
50肩で一番お世話になったのは、男性で昨年の世界マッサージ大会で上位入賞された人だった。治療法はトクセンだった。
下がトクセン治療の様子と道具
インドでのプージャ
タイのお寺