日韓往来 [Journal Korea]

いま・ここ・実感から=はらだブログ
「現在──過去・未来」

朝鮮王朝時代と同じこと、北朝鮮で。

2010-11-26 14:25:52 | 日々
東京ディズニーランドに来て不正入国として引き返さざるを得なかったこともある正男氏。北朝鮮で正式に正恩氏が役職につく儀式のあと、北京で日本のテレビ局に答えて、「北韓」と韓国での呼び方を使い、「世襲反対」を明言した。これは、キャリーされて韓国でも報道。

この間、だれが権力を継ぐかで憶測がつづき、その後「ジョンウン」の写真探し、漢字を正雲、正銀とまよって、北から金正恩と正式に公開され、中継動画までがつたえられた。

一連の世襲(王国、独裁)や、宴会、美女軍団、特権層と極貧層等々、韓国の人と話すと、「かれらは王朝時代そのまま」という。
ちょうどいまはNHK衛星で韓国時代ドラマ「イサン」(22代王・正祖;チョンジョ)が放送されている。明と王朝の册封体制が歴然と描かれる「チャングム」を見ても、タイトル部分の色彩鮮やかな美女の踊りの王朝風景と内部の抗争、両班と科挙、ひげがない男・宦官や茶母(タモ)という身分、奴隷とか差別民がドラマに描かれる。そうした朝廷、風俗には「王朝と民」の関係が、「北」とダブって見える。糖尿病と餓死──。

ちょっとした発見としては、拉致の方法。「チャングム」にしばしば頭から袋をかぶせてさらう場面があった。あ、日本人拉致にも「袋をかぶせられて」という話があった。朝鮮伝統? 
韓国時代ドラマと北朝鮮王朝は、実態と解説の関係として見ることができそうだ。


=韓国のあるハルモニがこんな時計をもっていた。高さ15センチくらいだった


=「冬のソナタ」のあと、韓国時代ドラマの人気を一気に高めた「宮廷女官チャングムの誓い」(原題・大長今)

=ネット上にある朝鮮王朝記録のページ。朝鮮総督府を通じてもってきた朝鮮王の記録はつい最近まで東京大学(旧東京帝国大学)がもっていて、ソウル大学(旧京城帝国大学)に「寄贈する」と称して返還した。2010年、宮内庁がもっている儀記も韓国へ「渡す」と称して国から返還すると公表

=韓国映画「王の男」は朝鮮10代王 燕山君:ヨンサングン と旅芸人・男寺党を描く

=韓国鉄道・京義線は「北」へつながり「都羅山駅」のトランジット体制はできている。その都羅山駅を日本の学生たちが訪ね、統一部の説明を受けた(東アジア学生フォーラム・日韓2008)


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