金星周回軌道に乗れなかった探査機「あかつき」ですが、2016年12月と2017年1月に、再度軌道投入を試みるチャンスはあるようです。
「あかつき」からの電波の到達時間とドップラーシフト(発信源の速度に応じて周波数が変化すること)から、地球からの距離と視線速度を割り出し、そこから軌道を精確に計算した結果、予定軌道に乗れなかったことが確認されたということです。
今の軌道だと、これから噴射を行っても周回軌道に乗せるのは不可能で、今回の軌道投入は失敗に終わりました。
どうやらエンジン噴射時間が予定の1/4程度で終わってしまったようで、減速が足りず、金星から離れていくことになってしまいました。
なぜ時間が短くなってしまったのか、プログラム自体の間違いなのか、途中で何らかのトラブルがあったのか、まだ明らかにされていません。
ただし7年待てば、再び金星の近くを通ることになるようで、途中で一度軌道修正を行えば、金星に接近して再度軌道投入を試みることができます。
今のところ、探査機から取り出したテレメトリデータ上は、機器の異常は特にないようです。
姿勢制御にも成功し、高利得アンテナでの通信が確立しているとのことです。
そのため、再トライは技術的には可能なようです。
ただし問題はあります。
まず6年後までには他の探査計画もあり、今は最新式の観測機器でも、その頃には時代遅れとなっているかもしれません。
しかも、運用を続けるにはお金と人材が必要です。
ここで小惑星探査機「はやぶさ」が引き合いに出されるかもしれません。
「はやぶさ」は軌道変更の時期を逸してしまい、当初半年後に地球に帰還するはずが、4年も遅れてしまいました。
しかしこの時の「はやぶさ」と今回の「あかつき」とではまるで話が違います。
「はやぶさ」の場合は既に小惑星探査で画期的成果を挙げていましたし、仮に帰還が遅れても小惑星のサンプルを持ち帰ることに成功すれば、持ち帰った時点で最新の分析装置で分析が可能です。
まずは、6年後に再トライをする意義についての検討が必要です。
もしそのうえで再トライとなれば、当然応援していくつもりです。
「あかつき」からの電波の到達時間とドップラーシフト(発信源の速度に応じて周波数が変化すること)から、地球からの距離と視線速度を割り出し、そこから軌道を精確に計算した結果、予定軌道に乗れなかったことが確認されたということです。
今の軌道だと、これから噴射を行っても周回軌道に乗せるのは不可能で、今回の軌道投入は失敗に終わりました。
どうやらエンジン噴射時間が予定の1/4程度で終わってしまったようで、減速が足りず、金星から離れていくことになってしまいました。
なぜ時間が短くなってしまったのか、プログラム自体の間違いなのか、途中で何らかのトラブルがあったのか、まだ明らかにされていません。
ただし7年待てば、再び金星の近くを通ることになるようで、途中で一度軌道修正を行えば、金星に接近して再度軌道投入を試みることができます。
今のところ、探査機から取り出したテレメトリデータ上は、機器の異常は特にないようです。
姿勢制御にも成功し、高利得アンテナでの通信が確立しているとのことです。
そのため、再トライは技術的には可能なようです。
ただし問題はあります。
まず6年後までには他の探査計画もあり、今は最新式の観測機器でも、その頃には時代遅れとなっているかもしれません。
しかも、運用を続けるにはお金と人材が必要です。
ここで小惑星探査機「はやぶさ」が引き合いに出されるかもしれません。
「はやぶさ」は軌道変更の時期を逸してしまい、当初半年後に地球に帰還するはずが、4年も遅れてしまいました。
しかしこの時の「はやぶさ」と今回の「あかつき」とではまるで話が違います。
「はやぶさ」の場合は既に小惑星探査で画期的成果を挙げていましたし、仮に帰還が遅れても小惑星のサンプルを持ち帰ることに成功すれば、持ち帰った時点で最新の分析装置で分析が可能です。
まずは、6年後に再トライをする意義についての検討が必要です。
もしそのうえで再トライとなれば、当然応援していくつもりです。
正しくは、2016年12月及び2017年1月です。したがって6年後です。
帰宅後訂正します。