マカオへぶらり散歩&スナップ撮影に出かけました。
ちょうど1年前のマカオぶらり散歩では、マカオ半島の世界遺産を巡りましたが、
今回は、マカオの素朴な古き良き雰囲気が残るタイパ島&コロアネ島を巡りました。
前回のマカオ世界遺産巡りはこちら → http://blog.goo.ne.jp/new-beatle1978/e/ecda7b49c47013bcde67eb098b01303d
タイパ島はマカオの中心地、マカオ半島の南に位置し、タイパ島のさらに南にマカオ最南端のコロアネ島があります。
現在、タイパ島とコロアネ島の間の海は埋め立てられて、カジノ・ホテルが林立するコタイ地区と呼ばれるエリアが新たに出現しました。
この埋め立てによって、タイパ島とコロアネ島は独立した「島」ではなくなり、現在はタイパ地区、コロアネ地区と呼ばれています。
タイパ地区、コロアネ地区は今もポルトガル植民地時代の雰囲気を色濃く残しているエリアです。
有名世界遺産の建築物や、華やかなカジノを目的に多くの観光客が訪れ、急速に変化を遂げているマカオにあって、
昔と変わらず、のどかでゆったりとした時間が流れるタイパ地区、コロアネ地区を散歩しました。
■タイパ村へ向かう
香港→マカオ間の移動はフェリーに乗って1時間。
フェリーはマカオ半島のマカオ・フェリーターミナルへ到着します。
タイパ地区には、今は埋め立てによって内陸になってしまいましたが、
かつて漁村だったタイパ村という小さな村落があります。
まずはポルトガル時代の雰囲気を残すタイパ村に向かいました。
フェリーターミナルからタイパ地区へはバスに乗って行きます。
ここでオススメの行き方が一つ。
フェリーターミナルからコタイ地区の有名リゾートホテル&カジノのホテル・ベネチアンへ行く無料シャトルバスが出ています。
それに乗って行けば無料で速く、しかも快適にタイパ地区へ行くことができます。
バスに乗り込んで間もなく、マカオ半島からながーい橋を渡ってタイパ地区へ。
マカオ空港の前を通ってしばらくするとカジノ・リゾートホテルが建ち並ぶコタイ地区へと到着です。
その中心的存在であるベネチアンで無料シャトルバス下車。
そこから徒歩10~15分でタイパ村に到着です。
■タイパ・ハウスミュージアムとカルモ教会
タイパ村の入り口付近に大きな池があり、池沿いにポルトガル様式の美しい建物が並んでいます。
かつてのポルトガル人たちの別荘を修復・展示しているタイパ・ハウスミュージアムです。
タイパ村散策は、ここタイパ・ハウスミュージアムからスタートです。
鮮やかなエメラルドブルーの建物は南欧のリゾートの雰囲気が漂います。
建物の中には、かつての住人の生活調度品などが展示されて見学をすることができます。
でもここのオススメはやっぱり景色で、歴史を感じる植民地時代の古い建物と、その向かい側のコタイ地区にそびえ立つ
巨大カジノやホテルとのコントラストがとても印象的です。
マカオの新旧ふたつの顔を同時に見ることができる場所かもしれません。
みなさんコタイ地区のビル群をバックに記念撮影です。
かつてここは海岸線だったのでしょうが、今は埋め立てられて目の前は池と巨大ビルがそびえ立つ景色に変わってしまいました。
でもこの場所では、人々は今も昔と変わらずゆったりとした時間の流れを楽しんでいるようです。
タイパ・ハウスミュージアムの裏に石畳の坂道があります。
この坂道を登っていくと、小高い丘にたどり着きます。
そこに建つクリームイエローの教会が、カルモ教会です。
丘の上も人々の憩いの場となっています。
石畳の道に花壇が並べられきれいに整備されたカルモ教会前。
教会の向かいの小さな図書館の建物も鮮やかなクリームイエロー。
カルモ教会の周辺は静かな住宅街です。
道沿いにガジュマルの植えられた細い石畳の道をさらに進んできました。
■タイパ村の路地を歩く
丘から続く下り坂を道なりに進んでいくと、住宅が密集するエリアへ。
少し歩くと、タイパ村の中心地、官也街に到着しました。
官也街の入り口付近には最近造られたような中華風の広場があって、その先の細い道沿いにたくさんのお店が並んでいます。
官也街は別名「食街」とも呼ばれて、レストランもたくさん軒を連ねています。
観光客も多く、タイパ村で一番にぎやかな場所です。
食街にある人気ポルトガル料理店「GALO」。
「GALO」横から細い路地に入っていくと、白やミントグリーンのポルトガル風民家が密集しているエリアがあります。
この路地をぶらりと歩いてみました。
異国情緒が漂う街並み。
時折り住民の方たちが路地で談笑してたり洗濯物を干していたりと、生活感が溢れていますが、どこかおしゃれな街並みです。
黄色いお家も。
道任せに路地を歩き続けると、ちょっとした広場に到着。
そこにはポルトガル風の建物にまぎれて、中華風の建物がありました。
ここは北帝廟と呼ばれる古いお寺です。
お寺の中には、定番の渦巻き線香がたくさん。
北帝廟の隣にレンタルサイクル屋があって、広場前で自転車を乗り回す子供たちが多くいました。
レストランが並ぶ地堡街と呼ばれる通りを歩き、官也街の反対側の入り口へ向かいました。
地堡街のとある茶餐庁には行列が。
店の前にあったメニューを見たけども、日本人の僕には特別おいしそうなメニューは見当たりませんでした。。
官也街の入り口では毎週日曜日にサンデーマーケットが開かれています。
ここでタイパ村散策はひと通り終了。
次は、いっきにコロアネ地区のコロアネ村へ向かいます!
(つづく)
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