ノーリスクハイリターン

若い世代と言われてから何十年も経過して、
今はもうベテランの域に達するようなポジションになった。

若手の頃の僕は基本的には失礼な人間だったと思う。

考え方としては、先輩に対しては横柄な態度だったし、
何度も先輩から怒られた記憶がある。

記憶であるのは入社して1ヶ月目で先輩にキレられて、
さらに僕もキレ気味になるという大惨事があった。

その先輩にはその後の3年間ぐらいは根に持たれて、
関係性が悪いままだった。
その仕事は4年ぐらいで辞めたので、今の会社ではない。

そんな感じで先輩に対しても態度の悪い人間だった。
実力主義でしょ！とか思ってたんだと思う。
実力もない時に。

そーゆうのが面倒だから、どーすれば良いか？というのを考えたのだと思う。
そこで辿り着いたのが挨拶をしっかりするということだ。

僕自身は大きい声で挨拶するようなタイプではない。
普段も声は小さいし、特に明るい感じではないので。

が、そこがポイントというか、
挨拶だけを大きい声ですると、そのギャップで評価が変わる。
仕事が出来るとか出来ないとかは別として、
大きい声で挨拶するだけで、色々なトラブルが少なくなる。

特に自分より年上の世代には大きい声で挨拶だけしとけば、
それだけで本当に問題がなくなる。

もちろん、それを遥かに上回る問題があれば、
挨拶はかき消されるけども、普通レベルだったら挨拶で解決される。

これを20代前半の僕が理解していれば、
色々な余計なトラブルに巻き込まれることはなかったはずだ。

朝と帰る時の挨拶は探してでも、上司や先輩に挨拶をする。
実際に面倒なんだけども、結果的にプラスの要素が多いというのを知っているので、
それでもやる。

本当に仕事で評価されるよりも、簡単に評価も上がる。

僕は評価が上がる方はどーでも良かったのだが、
本当にトラブルが無くなるのが本当に楽だった。

今ではもう当たり前になっているので、
面倒とかも思わなくなった。

最近、若い人で目を付けられている人がいる。

その人を見てると、挨拶とかも小声だし、
自分から挨拶するというよりはリアクションで挨拶してたり、
帰りもこっそり居なくなる感じで消える。

これが一番ダメなんだよなぁって思う。

なので、おじさん達からは色々と陰で文句を言われてる。
あいつはダメだみたいな。

そこから派生して、仕事にまで色々と文句を付けられている。

僕は思う。
大きい声で挨拶するだけで解消されるのになぁって。

でも、当時の僕がそれを先輩に言われて理解したかどうかは分からない。
だから、僕がその人に何かを言っても無駄だと思うから言わない。

自分で気付くしかないのかなって思う。

おそらくは言って理解するような奴だったら、
今の時点でこんな感じになってないはずだから。

でも、色々と会社で上手く行ってない人が居たら、
これをやってほしい。

本当に挨拶を大きい声で毎日するだけで、
状況が変わるから。
それ以外は今のままでも問題ない。

特におじさんには。