STAY GOLD

過去、現在、未来を適当に書くだけのブログ

アート的な一面

2021-07-18 21:58:55 | 写真
僕は10年以上前にアート的な世界を作りたいということで、
写真を撮り始めた。

写真が好きというよりも、
作った世界観を残す為に写真を撮るみたいな感じだ。

なので、カメラに詳しいわけでもないし、
写真の腕があるわけでもない。

そっちよりもその前の世界観を作るというところが好き。

始まりは忘れてしまったので、
自分の中でも諸説ある。

覚えているのは美大生の友達が居て、
ヌードデッサンをするのに自分を描いて練習するということで、
ヌード写真を撮って欲しいと頼まれたのがキッカケだと思う。

ぶっちゃけさ、女の人の裸の写真を撮るわけだからさ、
エロの感情の方が先に出ると思うんだ。

実際に撮る前の時は自分もアートとかよりも、
そんなのを撮るなんて大丈夫かな?って思ってた。

でもね、撮り始めるとね、意外と作業的な感じだった。

一つの構図で写真を撮ると、撮っている間に改善点が見つかる。
で、次の構図を試してみて、また改善点が見つかる。

そんな感じの繰り返しで、エロさはそこまでない。

実際、写真を撮って、その画像をチェックする時なんてさ、
隣で全裸の女の子と一緒に確認しながら、
「ここがちょっと違うかもね〜」とか普通の会話をするわけ。

これはね、やったことがある人じゃないと分からないと思う。
エロとかではないんだよね。

その時は依頼されての写真だったから、
モデルさんの意向が強かったので、自分の好きな感じでは撮ってない。

で、それからだね、自分の世界観で作りたいな〜って思ったのは。

そこから1年ぐらいは準備期間があったかな。
画像の加工の仕方とかを勉強した。

そこからはSNSでモデルを募集して、
撮影をするというのを始めた。

ただね、モデルというとファッション的なモデルをイメージされるので、
アート的な裸婦の作品という話をすると断られることが多かった。
当たり前だけども。

だって、実績も作品もないのだから。

ただね、断られてもずっと募集を続けていたら、
モデルをしても良いって人が居て、それで写真を撮らせてもらえた。

この最初の一人を撮るまでが大変だった。

その後は作品が出来るので、
作品を紹介しながら、募集を続けた。

作品があるとね、信頼度が増すので、
そこからはそんなにモデル募集は大変では無かったかな。

もちろん、断られる確率の方が圧倒的に高いけども、
やりたいって人の割合が少しずつ増えていった。

僕の場合はプロのモデルさんではなく、
素人モデルに依頼したり、逆にモデルをしたことがないという人にお願いしてた。

基本的には作品をSNS上で紹介して、
それに反応してくれた人にメッセージしてお願いするって感じ。

作品に興味を持ってくれた人なので、
割と肯定的に受け止めてくれる人が多かったかな。

まぁ、作品は素敵だと思うけども、
自分がやる自信がないという人が多かった。

最近の話だけども、胸が小さいので出来ませんとか言われた。
胸が大きい人を募集してたわけじゃないんだけどね。

やっぱり、裸に自信がある人がやっているというイメージなのかもしれないね。

僕の場合は世界観が大事だから、
スタイルはその世界観に合っていれば、そこまで気にして無かったけど。

最初はね、自分が作りたい世界観で撮っていたんだけど、
それもワンパターンになってくる。

そこでモデルさんの嗜好を聞いたりするようになって、
僕の世界と融合させるみたいな時代があった。

それはすごくヒントになっていて、
その中から僕自身も興味がある世界が出てきて、
徐々に新しいジャンルが出来てくる。

最終的に出来た世界観が主従の世界だった。

というのも、モデルさんにどんな感じで撮られたいとかあるかを聞くと、
かなりの多い回答でSM的な世界観を言う人が多かった。

で、僕も撮っているうちに好きになってきてしまって、
それからは主従の世界を作るようになった。

僕の代表する作品の多くは、
全裸に手錠されているという作品が多い。

僕は手錠みたいな無機質な感じのものと、
柔らかい感じの女性の裸の感じが好き。

実際さ、撮影の時に手錠は僕が持っていくんだけども、
モデルさんが自分で小道具を持ってきたりする。

ボールギャクとかを持ってくる人が多かったんだけど、
何で私物で持ってるの??って、僕はいつも思っていた。

あとはもう一つのテーマとしては、
タトゥーとかも撮っていた。

あの当時は女の子が普通にタトゥーを入れ始めた頃で、
それを見せたいって人も多かった時代。

なので、タトゥー女子を撮り始めてたね。
実際、その当時に付き合ってた彼女も入れてたしね。

今はわからないけど、当時は女の子は脱がないと分からない所に入れてたから、
自然と裸婦の作品になるという流れ。

なんかね、自分がやり始めた頃と、
そーゆう世の中の流れが一致していたんだろうね。

遊びでやっている僕の作品い参加してくれる人が、
次々に出てくるような状況だった。

数年前に付き合った彼女が、
僕が撮影をするのに嫉妬して泣かれてしまったので、
僕はその世界から離れてしまった。

あれから7年ぐらい経過した今、
その彼女とも別れたので、作品を復活させようと考えている。

ただし、時代は7年ぐらい進んでしまったので、
色々とやっているのだが、現状ではモデル募集も難しい。

と言うのも、今は素人モデルってのは仕事になっていて、
インスタやTwitterでは当たり前のようにモデル側が募集している。

7年前はそんな人は少なかったのにね。

撮影会みたいなのも流行っているみたいで、
素人のモデルがどこかに所属しているなんてのも多い。

時代は変わった。

なので、今はモデル募集に苦労している。
以前のように簡単に撮影とはならない。

さらにバイトモデルみたいな人が多いので、
こっちの世界観とかは無視で、何時間でいくらと言うだけ。

水着だといくらで、ヌードだといくらみたいな。

お金を払えば、簡単に出来る作品って、
そんなのに価値が見出せない。

その辺で今は葛藤中。