STAY GOLD

過去、現在、未来を適当に書くだけのブログ

ローカルなドバイ

2023-09-14 18:31:15 | 日記
色々な理由でローカルなドバイに行くことになった。
仕事の一環だ。

事前に色々とドバイを調べたのだが、
どこがローカルな情報なのか全くネットレベルでは全く分からない。

だから、仕方ないので一般的なドバイの情報だけを頭に入れて、
その知識だけでドバイに向かった。

ドバイの空港は綺麗で、ネットで感じたドバイの雰囲気。
が、空港を出た瞬間に少し印象が変わった。

想像にある中東の国という感じ。

交通整理をしている人が笛があちらこちらで響いて、
車がアホのように居て、タクシーの運転手が営業を掛けてくる。
さらにそこに40℃の気温がプラスして、うっとしさ満点だ。

中東とか東南アジアとかって、こんな感じだよなって思った。

タクシーもちゃんとしたタクシー会社のタクシーもあれば、
白タクみたいなのもいっぱい居る。

まぁ、声をかけてくるのは白タクのドライバーだろう。

きっとね、白タクのドライバーって、通常のタクシーよりも高いと思うんだ。
声を掛けてくると基本的にぼったくりの価格だし。
ちゃんとしたタクシー会社はそんなことしないだろう。
メーターとかもしっかりと付いてるし。

誰が乗るんだろう?って、少し疑問に思った。

僕らは何も分かってなかったが、ウーバーが便利というのは聞いていたので、
ウーバーでタクシーを呼んだ。

ウーバーの場合は呼ぶ段階で値段も決まるし、
基本的に最初の値段以上にはならないので安全。

その後もタクシーを乗る時は全てウーバーを使った。

僕が予約していたホテルは空港から車で15分ぐらいのところ。
特に渋滞もしてなかったので、15分ぐらいでホテルの前に着いた。

ホテルの前で降りると日本で調べたドバイの雰囲気とは全く違った。
完全にローカルな場所。
本当に想像にある中東の町みたいな感じだ。

ホテルに入ると入り口に黒いスーツを着たガタイの大きいセキュリティーが2人居た。
なんで、セキュリティーがいるんだ?って思ったが、それはすぐに理由が分かった。

チェックインはすんなりと終わって、ホテルの部屋に向かう。

部屋は基本的に普通のビジネスホテルみたいな感じ。
特に何か不備があるなぁって思うことは何もなかった。

トイレもシャワーもちゃんとしているし、
ベットも大きいし。
特に滞在している間に不満はなかった。

現地にいる知り合いと2時間後に待ち合わせをしてたので、
それまでは部屋で少し休憩をすることにした。

パソコンで色々していると、ずっと重低音がホテルに響いている。
なんだ?と思ったが、ホテルなのか外で鳴っているのかは分からない。
それなりに気になるレベルではあった。

2時間後に知り合いから連絡があり、
ロビーに行くというので、僕もロビーに降りて待ってることにした。

フロントの前にソファーがあったので、
僕はそこに座って知人を待っていた。

すると、ロビーに露出の激しい女性が何人もウロウロしている。
その女性たちがある部屋を出たり入ったりしていた。
その部屋のドアが開く度、中から爆音が漏れてくる。

ホテルにナイトクラブが併設しているようだ。
そこに来ている地元の人達なのだろうと思った。

その後、知人が来たので明日からスケジュールの詳細を話す為、
近くのカフェに歩いて行った。

その道中は本当に日本人が普通に歩いて大丈夫?っていうようなところで、
裏路地みたいなところもガンガン歩く。

知人に大丈夫なのか?って聞いたら、全然大丈夫だったと言う。

夜の24時に日本人2人がこんなところを歩いても大丈夫って、
ローカルでもかなり安全なのかもしれない。
他の国だったら、こんな道は歩けないと思う。

実際、打ち合わせが終わったのが2時間後ぐらいだったので、
帰りは深夜2時ぐらいだったが、同じ道を帰ったが問題なかった。

ドバイの人は昼間は暑くて動かないので、
夜型の人が多い。というか、全体が夜型。

お店も夜中も普通にやっている。

おじさんがやっている小さい商店みたいなところもで、
深夜2時でも全然やってる。

だから、逆に夜は安全なのかもしれない。
分からないけど。

ホテルに戻るとロビーは相変わらずで盛り上がっている。
ナイトクラブは朝5時までのようで、それまでこんな感じなんだろう。

部屋に戻って寝る準備をしている時も、
重低音がずっと響いている。

寝る前にドバイのナイトクラブってのをネットで調べてみると、
色々と分かった。

ナイトクラブはいわゆる風俗の一つだった。

娼婦がそこに集まって、その中で交渉が行われて、
売春が行われている。
形式的には自由恋愛という形式を取っているようだ。

おそらく、そこで交渉して成立したら、
このホテルを利用するのだろう。

そんなホテルだった。
もしかしたら、宿泊するようなホテルじゃないのか?
そんな疑問すら思った。
確かに一泊6000円ぐらいで安かったし。

電気を消して寝ていると、
確かにどこから女性の声が聞こえる。
隣の部屋か?
防音の壁じゃないから、それは大変だ。

昔、新宿で終電を乗り過ごして、
歌舞伎町のビジネスホテルに泊まった時を思い出した。

これが毎日行われると思うとゾッとする。

翌日は普通に朝らか仕事的な動き。
昼間は40℃ぐらいになるので暑い。

確かに日本の暑さとは違うとはいえ、
40℃まで行くと関係ない。
単純に暑い。

二日目は仕事が終わってホテルに戻ってきたのが、
17時頃だった。

ホテルに併設されているカフェがあったので、
とりあえずはそこに入った。
誰も客は居なく、僕らしか居なかった。

そこでコーヒーを飲みながらまったりしてると、
ケバケバしい女性がゆっくりと近づいてきた。

「ハーイ!」と言いながら握手を求められ、
コーヒーを奢ってくれないか?と言う。

細かいことを聞きたかったが、英語は出来ないという。
シリア人のようだ。

まぁ、コーヒーぐらいならいいかって思ったが、
値段が分かってなかったので、店員にコーヒーはいくらなのか?と聞いたら、
1杯2,000円と言われた。
完全にぼったくり価格だ。

他の場所ではぼったくりは回避していたのだが、
まさか泊まっているホテルでぼったくられるとは。
完全に油断していて、最初に値段を聞くのを忘れてた。

その後は奢る奢らない問題よりも、コーヒーが高い!と言うので、
ホテル側と交渉になり、結果的に1,200円まで下げたが高かった。

その交渉が終わった時、コーヒー奢る問題があったことを思い出して、
女性の方に高いので申し訳ないと断った。

すると、次にボソッと何かを聞かれたが聞き取れなかった。
聞き返すと今度ははっきりと「SEX??」

あ、これはナイトクラブに出勤前の娼婦の人か。
流石にまだ明るい時間だぞ。
丁寧にお断りをすると、どこかに立ち去ってしまった。

知人はそこから別の打ち合わせがあるというので別れた。

近くのケバブ屋に行って、普通にビリヤニを食べた。
そこまで何食かドバイのローカルで食べたが、
基本的に不味いような食べ物はなかった。

まぁ、その店は蝿が凄かったけど、
これは想定内の範囲。

値段も数百円だったので安い。
ネットで書かれてたような価格はドバイモールの方の価格なのだろう。
基本的に食費は滞在中にそんなに大きい出費にはならなかった。

二日目にはだいぶ警戒心が無くなって、
現地の知人が居なくても、適当にフラフラとその辺を回るようになっていた。

ホテルに戻ると既にナイトクラブが始まっていたので、
ロビーは露出が激しい女性がウロウロしている。
これも何気に見慣れた光景になった。

なんとなく、ナイトクラブでどのようなことが行われているのか?
少し気になっていた。
でも、入るのは少し勇気がいる。

だって、中がどーなってるか分からないから。

とりあえず、もう少し遅い時間になったら行ってみようとなったが、
その後に色々なトラブルになって、深夜2時までは何も出来ない状態になり、
その日はそのまま寝ることになった。

3日目も昼間は仕事。
その日は夕方以降にドバイモールの方に行く計画を立てていた。
流石にドバイに来て、そっち側に行かないってのももったいない気がしたので。

18時ぐらいにドバイモールに到着。
基本的にはドバイモールは日本のショッピングモールと変わらない。
フードコートもマックとかの外資系の店ばかりで、
特に興味もない。

ドバイモールに来たら、日本にいるような気がした。
これを観に来る為にドバイには来ないなぁ〜と思った。
本当に30分ぐらいウロウロして、既に飽きてしまった。

その後に知人に呼ばれたので、
そちらに向かうことにして、ドバイモールを後にした。

その後に知人と別れたのが23時。
ホテルに戻ったら、ロビーはいつもの状況。

入り口のセキュリティーの人に中に入るのはいくらか?と聞いたら、
6,000円と言われた。
それが高いのか安いのかは分からない。
が、ドバイで支払いをした中では高い方だ。

で、勇気を振り絞って、ナイトクラブに潜入してみた。

中は意外と広く、とにかく爆音のアラビアンな曲が流れている。
中心のステージのようなところで、アラビアンダンスのようなものを踊る女性が居て、
その周りに男がお酒を飲みながら、横に女の子を座らせて見てる。

もちろん、女の子は娼婦の人。

中に入ると一番奥の目立たない席に座らされた。
というより、そこぐらいしか席が空いてなかった。

一応、エントリフィーの中に1ドリンクが付いてたので、
飲み物を頼むとすぐに近くにいた女の人が寄ってきた。

またも英語ではない。
何を言ってるのか分からない。
さらに爆音で聞き取れないので、何語かも分からない。

まぁ、基本的には交渉しに来てるとは思うが、
やんわり断る。

さらに数分後にもう1人やってきたが、
それも同様にやんわり断る。

ここまで20分ぐらいの出来事。

いや、もう少し様子を見てから、
色々と考えたいというのがあったから、そんな早い段階でどーこーするつもりはなかった。

が、その2回を断ったことで、店内の娼婦に情報が回ったのか、
それ以降は誰も近づいてくることはなかった。

たまに隣の席に座ったりするが、
特に何か交渉をされることはなく、淡々と時間が過ぎた。

結果、2時間弱はそこに居たが、何もせずに出ることになった。

お酒もそうだし、風俗的なこともそうだし、
行く前のネット情報では厳しいような感じに書いてあったが、
ローカルに関しては何も関係ない。

普通にみんながお酒を飲んでたし、
堂々とホテルが提携して、売春が行われていたし。

まぁ、ネットに書いてる情報はドバイモールのような観光地の付近の話なのだろう。

ちなみにホテルも含めて、ローカルなところで、
日本人に誰も合わなかった。
というか、アジア人に会わなかった気がする。

こんな場所に来る人なんて、外国からは居ないのだろう。

結論からすると、仮にドバイに行くなら、
ローカルなドバイの方が楽しい。

映える写真なんかは撮れないけども、
映える写真を撮るのとリアルに楽しいのとどっちを取るかだ。

僕はもし仮に次にドバイに行くとしたら、
またローカルの方に行くだろう。