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...My favorite things!!

丹沢①/POLA美術館

2009-03-07 | trip
父が丹沢に家を買った。
温泉付きのマンションの一室。
肌に良い温泉質らしい

好きな時に行っていいよ、と言われたんだけど
初めて行くので私の両親と旦那の4人で一泊しに行った。


東京から車で1時間半くらい。

周りはコンビニも無いほど何もない場所。
静かで山が側にあって、自然の匂いがする。
下の方には川が流れてる。
落ち着く。


温泉に入れるのは夕方からなので
それまで私と旦那で箱根・千石原にあるPOLA美術館に行ってきた。

前から行きたかったの。
ちょうど期間限定で好きな画家、藤田嗣治の企画展もやっているから
ぜひ行こう!!ということで。

綺麗な建物
行く時間がちょっと遅くなっちゃったんだけど
晴れた日の、もっと早い時間に行けば日が差し込んですごく綺麗そう。

メインが佐伯雄三という人の展示。
あとその時代の人たちの絵。


モーリス・ド・ヴラマンクという人の絵が好きだった。
映画「モディリアーニ」にモディリアーニの友人として出ていたから
名前は知っていたんだけど実際どんな絵を描くのかは知らなかった。

雰囲気は暗いんだけどカッコ良かった。
野獣派と呼ばれているらしい。
なるほど~と思った。線が荒いせいなのかな、絵全体が力強いの。

ダークな色中心で風景を描いているんだけど、
その中で白がぱっと際立っている。
雪景色の絵なんか素敵だったな。
あと、湖のほとりに建っている家を描いた絵。
家の白さが全体の暗い色合いからかなり浮いてて綺麗、というかカッコ良かった。

もっとこの人の作品見てみたい。
個展やらないかな。


他にもたくさんの画家の展示が。

初めて聞く名前の人も多くて、その中でもあ、好きだな、と思ったのが
三岸好太郎と児島善三郎という人。

三岸好太郎も力強い絵。
でもなんか可愛い。

児島善三郎の絵はほのぼのしてた。
音楽の教科書の童謡のページの挿絵で出てきそうな。
すごく可愛かった。

あ、あと絵に漢字一文字のタイトルをつける画家の絵も面白かったな。
すごく独特な絵だった。
その場で展示されている絵はあまり好みではなかったんだけど
ショップで販売してたポストカードの絵がすごくカッコ良くて!!
また違う期間に訪れたら展示されているのかな。
本物を見てみたい。


いろんな画家の作品見れるって面白い。
新たな発見があって。


やっぱすごいな~と感じたのはモネとルノワール。
別格。
あの光の加減、どうなってるの??
絵なのに本当に太陽の光が差し込んでいるみたい。
モネとルノワールの作品が展示されている場所だけ春
明るくて、ずーっと眺めているとその場所にいるみたい。


藤田嗣治の絵も素敵だった。
晩年の、子供を中心とした小さな絵がたくさん展示されていた。

すごく可愛かったけど、
一番心惹かれたのが女の子が座っていて、いろんなフルーツが並べられている絵。

色とりどりのフルーツ。
黒と白のタイルの床。
この取り合わせがすごくカッコ良くて。

旦那とやっぱこの人の絵いいね~って
二人でイスに座りながら眺めていた。

あと二人の女の子がベッドでカフェオレとクロワッサンを食べている絵。
額縁まで藤田作。
絵の雰囲気にとても良く合っていて素敵だった。

パリ郊外にある、藤田嗣治の家絶対に行ってみたいと改めて思った。


本当は時間があれば併設されているカフェでゆっくりお茶したかったんだけど
そんな時間なくて。

今度はモディリアーニを中心とした展示をするみたいだから
また丹沢行ったついでに見に行こう。
その時はもうちょっと早く出てお茶もしたいな







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