ねこやしきさらのおうち

最近は別宅の保管庫になっています
動物たちは相変わらず元気です

C生庵

2008年03月13日 | 温泉と蕎麦
変な伏字になったが、イニシャル部分には「竹」という漢字が入る。

今日は昼間いきなり、讃岐うどんの王国高松の大御所から電話があり、今高松から出てきた、夕方うまいもんでもというので、これはうどんは絶対にだめだと腹をくくり、蕎麦にすることに。時間と場所に制約があったので、梅田の駅から徒歩圏内で勝負せざるを得ず、ここになった。

お店はカウンターのみで10席ほど。入ってすぐのところに石臼が電動で回っている。むむ、これは辛汁さんちでも見られる風景であろうかとしばし見入る。荷物はカウンターの下に少しスペースがあって、そこに押し込む。コートは後ろの壁にハンガーがかかっているので、そこにかける。

お品書きはこちら。





どう見たって偏屈じじいの職人さん。黙々と作る。注文は適当に言ってください、覚えてますんで、と来る。高松の大御所は今日は夜から仕事なので、酒は不可。ねこやしきも帰って仕事をしようと思ったので、不可。でもどう見たってつまみがうまそうだったので、じゃこ天とねぎ焼きをそれぞれ頼んだ。隣のサラリーマン風のおじさんが、枡で酒を飲んでいたので、思わずごくりとした我々の視線を感じたのか、こっちを向いて「どうも」と言われた。「それうまそうですね」と私。いやいかんいかんと2人で言い聞かせて、飲まずにおいた。

2人ともざるを注文。十割蕎麦とのこと。しまった、どこのそば粉か覚えるの忘れた。確か大山町とあった気がする。どこの県か覚えていない。全体の写真は、痛恨のピンボケです。



いや、この麺の太さのふぞろいなこと。細いの太いの、いろいろある。ふと、辛汁さんちの先日の記事を思い出した。



味はよい。風味はどうかな。今日の私にはもの足りなかった。十割、十割、十割???んんんー?という感じで食べ終えた。いや、風味はしましたが、体調が悪かったのかな。香りでお腹が一杯になるということはなかったね。つけ汁はかつおだしが前面に出た、なかなかいい味だった。

とどめに蕎麦掻を頼んで、2人で分けた。偏屈爺さんは、ほれぼれするような手つきで蕎麦掻を作った。む、この粘りはBんぽわんに匹敵するなと思った。薬味の辛味大根がよい。わさびはおろしたてだし。高松の大御所は蕎麦掻初めてだったそうで、「これが蕎麦掻というものなのかー」と言っていた。いや、これをそう思ったら間違いですよと返しておいた。あまりにいろいろありすぎるもの。画像は、写真撮ったのに、さっき間違えて消去してしまった。また今度。

蕎麦湯は蕎麦の後と、蕎麦掻の後に出た。女将が途中からやってきて、蕎麦湯がいるときは言ってくださいと気を遣ってくれた。いい感じの人である。

今度は仕事のないときに酒を飲みに来ましょうと大御所と話をして別れた。駅から徒歩5分ぐらいでいける蕎麦屋である。これはふらっと行くにはいい店だなと思った。まあ、ねこやしきが梅田にふらっと行くことはそんなにないことなので、それがどれぐらいの頻度になるのかは不明ですが。

P.S. 今日はおとりを連れて行くのを忘れました。焦って家を出たので。辛汁さんは箸置きの写真を撮るほどなのに、肝心のさらねこはだめですねえ。
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