ねこうさのニュースな記事から勝手に推論

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なんだか悪の巣窟のような広告業界

2015-09-10 12:00:09 | 日記
五輪エンブレムが予想した通り佐野氏の辞退でやっと白紙にもどった。

でも今頃になって審査委員長だった永井氏が「修正されたのを知らなかった」とか
おなじく審査員だった浅葉氏が「修正したものを見てTの文字がLになっているから反対した」とか
自己保身のために言い出して、まぁまだごたごたは続いたままになっている。

もろもろ一連の報道で感じたこと。
今の日本の広告業界ってあたかも最先端をいってるようで、
実は集落のようにちっちゃこい世界で長老のような人間が全てを采配していく
恐ろしく閉鎖的で息苦しい業界だということをあぶりだしちゃったなと。

五輪エンブレムだからここまで大事になったけれど、公募展なんて、やっても意味ない出来レースだらけ。
結局大手広告代理店とほーんの一部のデザイナーが利権を手にする構図で、これは、たとえ今回あぶりだされたとしても変わらず続くでしょう。


まさにそれを体現してくれるのが、すでに一次審査を終えているこの公募展。


「第11回世界ポスタートリエンナーレ富山2015 」

3年に1回開催される国際公募展で、笑う箇所満載。(苦笑いね)

<審査員>
第一次審査員 永井一正 浅葉克己 長嶋りかこ 勝井三雄 松永 真 佐藤晃一 福島治 片岸昭二
第二次審査員 浅葉克己  フィリップ・アペロワ(フランス) ジャンピン・ヘ(ドイツ) 勝井三雄

 

佐野氏も応募して、応募した3枚共一次審査通過、今のところご本人の辞退なし。

あの~、審査員が五輪の審査員と同じ永井、浅葉、長嶋って、どんだけ一部で回しているんだろか。

しかも富山というのが、経産省役人の佐野氏の兄が富山県商工労働部長も歴任しているということで、コネ臭さもにじみ出ている。

おそらく大きな公募展で審査員のメンツを決めているのは、永井氏でしょう。
だからゆえ、永井氏以外の審査員メンバーは何かあっても表には出て来ない。
永井氏にとって都合の悪いことを口走ったら潰されちゃうから。


70年、80年代以降、面白い広告ってなくなってきたなぁと思っていたが、こういうことだったんだな。

これは、デザイナーたち自身で頑張って変えていくしかない。
いわゆる潮目ってもんが今来てるんだから。

エンブレム騒動の時、同業者のデザイナーたちが擁護コメントで「専門家にしかわからない」とか「一般人には理解できない」とか言ってたけど、
そんな妙な特権意識は業界改革にまったく役に立ちまへんで。

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