後悔先に立たず

今日も散歩の準備は万端です




小太郎は玄関前を




チャミは裏の方を巡回です

＜チャミが裏に行ったのには理由が…　＞



土の上でゴロゴロするためです

＜あ～あ　また泥だらけになっちゃいますね…　＞



あら　さくらも降りようとしていますね




「さくらには無理だと思いますよ　」

＜少し階段が高いですからねぇ…　＞


やっぱり降りれないと分かったようで

＜諦めてしまいました　＞



さくらが去った後　チャミは何か気になるものがあるようで


物陰から




何かをじっと見ていました




何を見ていたのか…　母ちゃんには分りませんでした






階段を降りれなかった　さくらはと言うと…

小太郎に慰められていました

＜こう見ると　やっぱりさくらは顔が大きいですね　＞



「女の子に対して失礼です
　ばあちゃんの毛糸をグチャグチャにしちゃいますよ　」

＜母ちゃんのじゃなく　何故ばあちゃんのを…　＞



「きっと母ちゃんのをグチャグチャにすると　おやつくれないからですよ　」




「ばあちゃんのなら　大丈夫と言っていました　」

＜ばあちゃんのをグチャグチャにしても　おやつはあげませんよ　＞



「エッ　さくら大変です
　ばあちゃんのをグチャグチャにしてもおやつくれないそうですよ　」




「まぁ　僕はもう食べましたから関係ありませんけどね　」




「みんな一緒に抗議してくれないんですか　」




「巻き込まれると　僕もおやつもらえなくなりますから…　」

＜小太郎は寝たふりを　するようです…＞



「あ～あ　おやつ抜きですかぁ…　いたずらしなきゃいかったです　」




「後悔先に立たず…　母ちゃん僕はまた賢くなりましたよ　」

＜キョン太も後悔しないように　いたずらはホドホドにしてくださいね　＞



おやすみなさい