猫のあしあと

*舞台・ミュージカル・ちょこっと宝塚、な気まぐれ日記*

KITTEイベントトークショー~瀬奈さん

2014年10月13日 19時48分36秒 | 瀬奈さん
瀬奈さんの手紙にまつわるトークショーと聞いて。
入場無料だし、翌日も休みだし、台風もまだ大丈夫そうだし…
てことで行って来ました♪


東京駅目の前のKITTEという建物内で3日間に渡り開催されている日本郵便によるメッセージフェスタというイベント内で、日に3回異なる各界著名人をゲストに招いて行われるトークショー。


  



会場はKITTEの地下1階の一角に設置されたブースで、50人程度が着席出来るくらいのこじんまりとしたものでした。
私が到着したのが開始45分前くらいで、まだ開場しておらず会場前に皆さん並んでたんですが、その時点で係の方から「立ち見になりますがよろしいですか?」と言われました…さすがの人気(*_*)
開場直後は立ち見2列程度だったのが、次第に人が増え、最終的には立ち見も3~4列ほど(20人くらい?)になり、前後左右を人に囲まれると蒸し暑くなる…ということを実感しました(笑)


そしてトークショー開始~。
瀬奈さんも会場に登場するやいなや、「すごい暑いですね!」と(笑)
紺色のニットセーター?のような格好だったんですが「すごい暑い…こんなセーター着てきちゃってばかみたい(笑)暑くないですか?大丈夫ですか?」と言ってました(^_^;)
司会の方も「いつもはこの会場涼しいくらいなんですが、きっと皆さんの熱気ですね!」と言ってました。…確かに暑かった…!
髪型はやや短めの前髪を下ろして、ボブよりやや伸びたストレートヘアで、『ビューティフルサンデイ』のちひろを彷彿とさせる感じで新鮮でした。


以下、瀬奈さんがお話して下さった内容の要約↓


◇宝塚時代は1日平均300通、多い時には1000通(!)ものファンレターをもらっていたけど、ちゃんと読んでました!(会場拍手!)力になりました。


◇印象に残っている手紙は下級生時代、演出家の先生からもらった手紙。
芝居はいいのにショーで華がないとダメ出しをされ、スポットライトを見つめるようにしたり色々心がけていたら、後日その先生から「すごく良くなっていた。この調子で頑張りなさい」といった内容の手紙をもらった。今でも大事に取ってある。


◇ファンレターでは誰からの…というより、自分が大変だった時や嬉しかった時に一緒に心配してくれたり、一緒に喜んでくれたり、自分の気持ちに沿ってくれる手紙が印象に残っている。
毎回同じ便箋、同じはがきで下さる方が多い。あとは私の名前だけ違う色で書かれていたり…。ファンの方のお顔とお手紙は一致しないけれども、字体とお名前は一致するくらい、皆さん個性的なお手紙を下さる。


◇手紙は頂くことが多いけど自分で書くのも好き。一番最近書いたのは結婚祝いを頂いた際のお礼状。結婚して大分経ちますが、いまだにお祝い頂いたりするそう。
下書きをして時間をかけて書くタイプ。こう見えて几帳面なので(笑)形式にこだわらずに、堅苦しく考えずにお礼の気持ちが伝わる様に書けたらいいんじゃないかなとは思います。


◇頂く手紙は便箋が好きだけど、自分が書くのは年賀状とか公演のお礼状とか(仕事柄)ハガキのことが多い。でも実際好きなのはやっぱり便箋。かわいいし、プライバシー保護の意味でも便箋と封筒がいい。取って置きの便箋はなかなか使えずしまってあって、子供の頃のそういう便箋を大人になってから見つけたりしてる。女子ってそうですよね(笑)


◇小学生の頃は文通部の部長をしていた。(根暗だったので…とのことですが(笑))、前期後期で運動系と文科系の両方の部に入らないといけなくて文通部に入ったら部長にされてしまった。他校宛に手紙を書いて、返事が来てたら配付したり、という内容。あとは地方に住んでる従兄弟へ手紙を書いたりもした。


◇未来の誰かに手紙を出すとしたら?
大人になった甥っ子姪っ子に、今の夢は何か、今どんなことを考えてるのか聞きたい。
姪は今は「宝塚か女優!」て言ってる(笑)私の経験したおいしい部分(華やかできらびやかな面)の話しか知らないから(笑)


◇過去の自分に手紙を出すとしたらいつの自分にどんな手紙を出す?
下級生時代の自分に、もっと頑張れよって言いたいけど、あの時無欲だったからこそ今の自分がいるとも思うので、「そのままでいいんじゃない?でももうちょっと頑張ろうか!」て(笑)
でも善くも悪くも他人の意見に流されないタイプなので言っても無駄かも(笑)


◇悩みとかも人に相談しないタイプ。相談したところで自分で解決しなきゃいけないから。
でも宝塚時代にGRAPHでお悩み相談コーナーを担当していたこともあって、相談の手紙を頂くことは多い。いまだにある。
時おり私のファンじゃない全く知らない方から頂いたことがあって…読んで心の中で「がんばれ」と思っておきました(笑)

○もしも家族や友人に悩み相談の手紙を出すとしたら?
今特に悩みがないので…些細な相談なら元相手役の彩乃かなみさんと上級生の貴月あゆむさんに。


<場内から寄せられた質問>

Q.手紙の保管法は?

A.大切な手紙(演出家の先生からもらった手紙)は、通帳とか実印とかパスポートとか、本当に大事なものと一緒に保管している
→会場笑い(笑)「皆さんそうじゃないんですか?(笑)私だけなのかな…」と瀬奈さん…(笑)
…まさか瀬奈さんの口から“通帳”とか聞くと思わなかった(笑)でも、それほど大切なものということですね(^^)もはや重要書類並ですが(笑)


Q.宝塚を退団して一番変わったことは?

A.女らしくなった(笑)人間的な生活が出来るようになって心身に余裕が出来た。
あと、恥ずかしい話かもしれないけど、電気代とか光熱費ってこんなに高かったんだなと思って(笑)
宝塚にいると家は本当に寝に帰るだけだから、ガス代や電話代も全然だし、寝る時は電気消すから電気代もほとんどないし、お風呂入るので水道代が一番かかったくらいだったけど、退団して東京で一人暮らし始めた時に光熱費が高くて(笑)普通に人間らしく暮らすとこんなにかかるんだな、と。

宝塚にいる時は自主練含めて12時間くらい普通にお稽古してた。そのうち1時間とか10分とか休憩もあったけど。でもそれが宝塚のいいところでもある。
専用の稽古場があるってすごく恵まれてることだったんだと感じる。外の舞台だと稽古スタジオも借りてるから時間制限があるので…。

宝塚の時は本当に死期が近いんじゃないかと思うくらいに忙しかったから今現役の方達を尊敬する。先日はそんな中大運動会もあって(笑)現月組トップの方から留守電が入ってて「あさこさーん!2位でしたー!!」てうるさいくらい大声で(笑)後ろの方でも「あさこさーん!2位でしたー!」て組子達の声がしてて(笑)
…2位なのにこんなに興奮?そしてべつに報告いらないよ?と思って(笑)でもエンジョイされたんだな~と(笑)

○退団してからやりたかったこと
ランチしよう!と思って。昼間の太陽が出てる時に食事が出来るという状況が嬉しい。宝塚にいた時はお昼くらいから稽古があるので、朝兼昼ごはんだったり食べなかったりだし、食事というより今のうちに食べとかないと、という意識だから楽しみというものではなかった。夜は劇団の食堂でだったので全然太陽を見ない生活だった。だから肌も白かったが今はちょっと日焼けしてるくらい(笑)


Q.最近新しく買ったものは?

A.最近また日記をつけようかと思って3年日記を買いました!
以前10年日記をつけてたことがあったのだけど、自分が死んだら人に読まれると思ったら恥ずかしくなって処分してしまった。
10年だと1日1行くらいしかスペースがないけど、3年だと書く欄も大きめでちょうど良かったから。
先日あったトークイベントで司会の方から「今後、何か“文を書く”というのもいいんじゃないですか?」と言われたことがきっかけ。
あと、宝塚にいた時は、本当に日々時間に追われて必死に走り続けていたので「私このまま早死にするんじゃないか」と思っていて10年日記も中断してしまった(笑)でも辞めたら心身共に余裕が出て、まだまだいけそうだから。今度は誰が読んでも大丈夫なように書きます(笑)


Q.手紙で失敗したことはありますか?

A.自分はないですが、失敗している手紙を頂くことはよくありますよ(笑)切手貼り忘れのとか…(笑)これこっちが払うの?と思って(笑)
 あと封筒だけで中身の便箋が入ってないとか(笑)劇団の時によくあったのは宛名は私なんだけど、中身は霧矢さん宛の手紙だったりとか(笑)
 きっと他の色んな方へ手紙出してる方なんでしょうね(笑)一応霧矢さんに渡してましたよ(笑)

→会場大爆笑!(…でもファンレター書く側としてはどれもやりかねない分(まぁ違う方宛の手紙入れることはないとして(笑))、身に積まされる思いでもありますね(^_^;))

勇気づけられる手紙以外にも、面白い手紙いっぱいもらいましたよ(笑)現役時代「いつ結婚してくれるんですか?」ていう手紙とか(笑)
「あの時舞台と客席で目が合って私達の間で愛が芽生えましたよね、あの夜のことはどう責任をとってくれるんですか」て(笑)
私が結婚したら「裏切り者!私は何だったの?」て書かれてて(笑)えー何かあったっけ?と思って(笑)結婚後は大分減ったけどつい最近も今だにありますよ。
でも、そういう思いをさせる職業だったんだなと思って「ありがとうございます」と思ってた。

→会場中で「えぇぇー!」や「うわぁ~」や「きゃー♪」の声+爆笑(笑) …すんごい手紙もらってますねぇ!w


Q.ドン引きした手紙は?

A.まぁ、今のそれですね(笑)「あの夜のことは何だったんですか?」て(笑)ちょっと度肝を抜かれました(笑)
でも、そういう仕事、使命だったから、その当時はそういうのも含めて「ありがとうございます」と思ってましたけど、今考えると「むふふ…面白いなぁ~」て思いますね(笑)


その後、司会の方とじゃんけん大会&景品を瀬奈さんから手渡しがあり、最後に瀬奈さんから「本日はありがとうございました。このフロアにも1階の会場にもお手紙を書く場所が色々あるので、私も見に行きたいと思うんですが、そちらでみなさん是非、私にお手紙を書いて下さると嬉しいです。」とご挨拶があり、トークショーは終了しました。




日本郵便のイベントということで、宝塚100周年記念切手や、星座のシール切手など、欲しいめあてのものが色々あったのですが、探しても見当たらず。
でもせっかく東京駅まで来たので、ぽすくまというくまのキャラクターのシール切手と、あと彩り鮮やかなポストカードやレターセットなどを購入しました♪
これで瀬奈さんへお手紙書こー♪♪

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