猫のあしあと

*舞台・ミュージカル・ちょこっと宝塚、な気まぐれ日記*

春野エリザベート

2012年06月27日 18時33分11秒 | 春野さん


観ました春野シシィ♪

初日あけてすぐの頃に観た時は、さすがの春野さんにも緊張が見えて、全体的に春野さん本来の良さや実力が少し影を潜めていた感があり、少女時代や「私だけに」などは観てるこちらも思わず緊張してしまい、手に汗握る様な気持ちになりましたが(^_^;)
その点は無論、回を重ねるごとに改善されていきましたし、それのみならず、確実に進化していった春野エリザベートでした♪(^^)
エリザベートという演目は宝塚でも度々再演されているので、正直もう見飽きるほど見てるのですが(^_^;)
でも、ファンの贔屓目でしょうか。
春野さんエリザベートを観て、今更ながらようやくエリザベートを一人の実在した女性として捉えることが出来た様に思うのです。
2010年に瀬奈さんが帝劇エリザベートを演じた時が私にとって初めての帝劇版エリザベート観劇だったのですが、その時も宝塚版エリザベートと違う演出、違うエリザベート像に、エリザベートという人物をリアルに感じたのですが、今回の春野さんエリザで更に、でした。
今現在の自分自身の心境や境遇、年令や立場など、色々な影響もあるために尚更そう感じたのかも知れませんが。
とりあえずファンとしては、一度だけでも春野さんのエリザベートが観られただけで、春野さんの『私だけに』が聞けただけで、最早満足感でいっぱいです(笑)


以下、“超”個人的ツボです。


○バートイシュルの場面での水色ドレス姿がまるで『不思議の国のアリス』の様でした……カワイイ(*´д`*)~゜

○『最後のダンス』での表情に引き込まれます。
シシィの台詞は「嘘よ!」の一言しかありませんが、突然現れたトートに対しての戸惑い、困惑、恐怖と、彼が言うことに対して不信、反感を抱きながらも、トートの迫力(剣幕)に押されて言葉を失い茫然自失な状態になる感情の流れが表情から見てとれました。
この場面、毎回の様に泣いてしまっている春野シシィがもう本当に可愛過ぎました…!(*´д`*)ヨシヨシしてあげたい衝動に駆られて大変でした(笑)
そして、その後登場したフランツに、もうぎゅうぎゅうに抱きつく春野シシィもツボです♪(*´ー`)
更に「早く二人だけになりたい…」なんてあんな涙に潤んだ瞳でねだられては、そりゃあフランツの“強く厳しく”な信念もぐらぐらに揺らいだことでしょう(笑)

泣いている…といえば『愛と死の輪舞』や、『私だけに』の時も、割と泣いていましたね春野さんシシィ。『愛と死の~』の時は、ベンチで息を吹き返したシシィの側にいたママ(春風さん演じるルドヴィカ)が、さりげなくハンカチで涙を拭いてあげていました(*^^*)


○気になった衣装…先に挙げた、少女時代のアリス(違)の水色ドレス姿も可愛かったし、『私だけに』の白いネグリジェ姿も捨てがたいし、「エリザベートといえば!」の鏡の間の白いドレスもとても綺麗だったし、春野さん自身が好きと言っていた2幕始めの『私が踊るとき』の時の紺+白の気品あるドレス姿も素敵で好きなんですが、私個人としては三色旗のドレス姿が一番お似合いだったかな、と(^^)
私は2010年に初めて東宝版のエリザベートを観た訳ですが、単純に、このドレスが一番宝塚版と違っていたので印象的でした。
宝塚版の三色旗のドレスは、言い方悪いですが、ちょっとデザイン的にちゃちで安っぽく見えるんですよね(^^;)
かたや、東宝版のこのドレスは、ぱっと見ただけでもとっても重厚な作りなのが分かります。
デコルテ周りにも敢えてレースを使わず、全体的にシンプルですっきりとしたデザインながら、とても大人っぽく見えるドレスだなぁと。
緑、白、赤の三色が胸元から裾までしっかり彩られていて、かつ、緑と赤の布地には細かく金の刺繍の様な、柄の様なものが入っているので、装飾がなくても寂しくなりすぎず、とても高貴な雰囲気が漂っています。
このドレスの時の、シニヨン風に短めにまとめてある髪型も含め、春野さんによくお似合いだと感じました♪(^^)

…と、言いながら、実は心底気になる衣装は、フランツとの『あなたがいれば』のデュエット後~結婚式の間に舞台上で早替わりする時の、シンプルなビスチェ姿だったりします(笑)
いわばあの時代の下着姿ですが、舞台上で着替えて見せてる辺り、あれも衣装扱いなのだと思うので、もっとゆっくりじっくり見たいなぁなんて思ってしまいます。
実際に当時のものがどうだったかは知りませんが、映画などで見るあの時代のビスチェやコルセットはレースやリボンがふんだんに使われていたり、ドレスで隠れてしまうのが勿体ないくらいに可愛いものが多いような。
春野さんスレンダー過ぎるほど細いので、ああいう身体のラインが出る衣装も素敵です。
あとは、『私だけに』の時の白いネグリジェと、そのときの髪型が好きです♪
ネグリジェは至ってシンプルなものですが、袖がパフスリーブでかわいいです(^^)
そして、このときの髪型!
シシィは寝起きの設定なので、これも至ってシンプルにただ下ろしているだけのウェービーヘアなのですが、ネックなのは前髪が下りていることです。
それも、こめかみのあたりの前髪が額のあたりの前髪よりもやや長めなのが、綺麗に揃った前髪だけより、とても自然な起きぬけの無防備さを表していて、幼く見えてとても可愛いです(*^^*)


…ふう。熱烈ファン目線で書いてしまった…(*_*;)


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