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猫のあしあと

*舞台・ミュージカル・ちょこっと宝塚、な気まぐれ日記*

瀬奈Jトークショー<2>

2010年10月20日 18時59分53秒 | 瀬奈さん
○宝塚で演じたエリザベートと帝劇のエリザベートとの違い

「宝塚で演じた時は、それこそ組替えしたばかりで馴れない環境の中へ、次期トップという肩書きもしょいつつ、女役として放り込まれて…。
その状況がエリザベートの孤独と絶妙にリンクして、より役に没頭して、追い詰められた気持ちで役作りが出来た。
今の自分は、稽古場からすごく楽しく稽古が出来てしまって、それがすごく良いことではあるが、宝塚でエリザベートを演じた時の壮絶さや緊迫感に欠けている気がする。
かと言って今の自分をあそこまで追い詰めて精神的に病む必要はないと思うので、今の自分が今の公演のペースで生まれる感情を大事に、エリザベートを演じたい。」

○曲が同じで歌詞が宝塚と違うが…。
「混乱しました稽古場では宝塚の歌詞を歌ったこともしばしば…(笑)
特に『私が踊るとき』は、キーは違うけど音階は宝塚版のトートと同じ音階を歌っているので、歌詞は合っているか?キーは合っているか?あれ、このメロディーは宝塚版のエリザベートのメロディーだったかも…?等、余計に混乱する。」

○好きな衣装は?
「ルドルフとの場面の衣装。ラビットファーが首元と手首に付いているのだが、その場面のルドルフは汗だくで、しかもエリザベートの手に頬を擦りよせる振り付けなので、ファーに汗が付いてしまい「私のウサギが~…」と思いつつやっている(笑)」


○男役の時と普段のメイクは違うか?
「基本的に同じ。ただ、マスカラを下睫毛にも付けるようになった。男役で睫毛バシバシなのは私は嫌だったので、よくマサオ(龍真咲)に、“(マスカラ)付けすぎ”て言ってた(会場爆笑)
あとはネイル。これがめんどくさくて~でも一度、爪を休ませようと、何も塗らずに過ごしていたらピキッてひびが入っちゃってそれからずっと塗るようにしてます。」

○初日の楽屋出でスカートデビューしましたが…?
「あれはマネージャーとの約束で(笑)
いずれいつかはファンの皆様にお見せしなくてはならないんだから、それならババーンと見せちゃった方が潔い、という結論に達し、エリザベートの初日に…ということになりました。
“ショックでした”ていうお手紙もたくさん頂きましたが、私が私でなくなる訳ではないですし、スカートばかり履くつもりもないので


…かっこいい(笑)


○宝塚を退団して10ヶ月近く経ちますが、いかがですか?

「宝塚の時の生活は本当に、稽古場か舞台と家との往復だけ、休日も体のメンテナンスで終わる…という、今考えると人間じゃない生活をしていた。
3ヶ月、ランチ生活をして(笑)、今また仕事を再開したけど、稽古中でも舞台期間でも、とても余裕がある生活をしている。ようやく人間らしい生活(笑)
今回特に役替わり公演なので、自分の番の公演が終わった後とか「え~本当に帰っていいの~?」という感じ。
私としては体力が余ってて、2回公演の日でも、もう1回くらいやりたい気分(笑)」


○楽屋内の様子
「最近、先日のコンサート『A-Live』のDVDが届きまして…、今回のトートダンサーのメンバーで出てた子の所にも届いて、どうやら今のエリザベート公演の小休憩中にトートダンサー達の部屋で皆で見たらしく、本番中の袖とかで、そのコンサートの私の真似をしてくるんです(笑)
この前もフランツとの場面で不意に袖を見たら、トートダンサー達がチューチュートレインのあのぐるぐるの振りを真似してて(笑)
「やめて…!」て思いました(笑)

最近は、宝塚で私がトートやった『エリザベート』のDVDがまた楽屋に出回ってるらしく、“最後のダンス”の私のダンスの振りを真似してくるんです…(笑)」
さすがトートダンサーズ、目の付け所はやはりダンスナンバーなんですね
「ダンサーだから振りとかDVD見たらすぐ覚えちゃうみたいで…。
“カッコイイ~”って言ってくれて嬉しいんだけど、“今は私エリザベートだし可愛いって言って”て感じ」らしいです(´∀`)(笑)
“可愛い”とも言ってくれてるそうだけど(*´v`*)


そんな感じで…約1時間、トークのみのイベントでした
瀬奈サンの話聞くと、「一度一緒に普通に色々な話をしてみたい」ていつも思ってしまう(笑)
なんでだろう…
話上手だからかな…。
春野さんだったら緊張しちゃって話すとか絶対無理だと思うけど…
いや、瀬奈サンでも勿論緊張するだろうけど(笑)
でもなんか、一緒に語りたくなる人なのです(´ー`)

瀬奈Jトークショー<1>

2010年10月20日 18時38分13秒 | 瀬奈さん
先日は瀬奈サントークショーに行って参りました
奇しくも春野さんのトークイベントと同じ会場(´∀`)

先日っていっても大分前なので思い出せる限りで…


服装失念…というかよく見えなかった
パンツスタイルということは話に出たので分かりました。


○帝劇について
『エリザベート』の公演が始まる前、色々な人から「帝劇は広いよ~」と言われていたが、実際自分がその舞台に立ってみると「申し訳ないけど“うわ、小っさ!”と思った」そう(笑)
宝塚のあの大劇場に長年立ってた訳だから、それと比べたら無理もないよねぇ~(´ー`)
見てる側もそれは感じますよね。
「外の世界ではこれくらいの広さでも“大劇場”と呼ばれるんだ、と思った」そうです。
私も思うけど果たして帝劇はそんなに広いのか
ロビーとかは確かに広いけど客席とかはそこまで広くないんじゃなかろうか…
青山劇場とかのが大きいイメージだけどなぁ

○宝塚と違い、実際にキスをしてますがいかがですか?また3人のトート閣下の中でどなたとのキスが好きですか?

「宝塚はまぁいわば“寸止め”ですけど…(会場:笑)、でも、やっぱ実際にした方がいいですよね~。」



…瀬奈サン、それは一体どういう意味…(笑)
“外の世界だから”って意味ですよね
“宝塚でも実際にやっちゃえ”て意味じゃないですよね(笑)
…まぁ芝居的には、するのが自然な流れだよね(´ー`)

司会の方が気を遣って「語れる範囲でいいので…」て言ってくれたのに、「えべつにもうスミレコードもないし(笑)」と、こんな所でも男前に、赤裸々に()お話してくれました瀬奈サン(笑)


「3人のトートとのキスよりフランツとのフレンチキスが好き
シシィもフランツも若い時なので、お互い唇がリップグロスでぷるぷるしている。
あまりくっつけ過ぎるとグロスが取れてしまうので、触れるか触れないか…程度のキスだけど、それがぷるぷるした感触で面白くてお気に入り

だそうです(笑)
私が観た時なんかは、まだ公演が始まったばかりの頃だったからか、目をギュッとつぶってて“緊張”って感じが見受けられたけど(まぁそーゆー演技だったのかもね)、ほぼ毎日だし、さすがに慣れてきたのでしょうかね(笑)

○3人のトートについて。
「山口さんトートはとにかく大きい。体もだが、雰囲気やオーラが大きい。デンと構えてて下さるので安心して自由に演じられる。
シシィが手の平で転がされてるイメージ。
素の山口さんも「今日暑いですね~」と言っても「うん、暖かいね~」など、やはり色々な意味でおおらか(笑)
石丸さんトートはとにかく激しい(笑)
でもその激しさが魅力。
城田トートは静かな情熱がある。素の城田さんはすごく気遣いやさん。稽古場からいつも何かを差し入れしてくれたり、若いのにすごくしっかりしてる。」

○城田トートにのみ、お姫様抱っこされているが…感想は?
「前見に来てくれた月組の下級生に「アサコさんが(城田さんと並んでいると)自然な女性に見えました」と言われている所に城田さんが通りかかり、「そう見えるよう頑張ってますから」と答えてくれた」そうです(・∀・)

○宝塚版のエリザベートとの違い
「帝劇版はエリザベートが軸に描かれている点がまず違う。
それに宝塚には表現に制限がある分、あらゆる点が夢々しく描かれているが、帝劇版ではそのままに描かれているので、リアリティがあるし、エリザベートという人物をより人間として感じられると思う。」

コレ、まったくもって、同感です

○エリザベートに共感出来る点はありますか?
「ほとんどない。宝塚版で演じていた時はその時の境遇上、共感出来る点もあったが、今の自分には彼女の気持ちは理解は出来るが、共感はしかねる。」

○子供時代等にも共通点はないか?
「詩を書くような夢見るタイプでもなかったし、運動も好きではなかったからあまり共通点はない。活発ではあったかもしれない。」