その2からの続きです
昼に目覚めます。
いつもならこのまま帰宅ですが、
今回は釣りの装備に着替えます。
宿に荷物を預けてチェックアウト。
コンビニで軽い食事のあと、
再び同じポイントに向かいます。
午後2時頃、延長戦の開始です。
テトラにはエギンガー2、3人。
目当てのポジションに入ります。
条件は昨日とほぼ同じで悪くありません。
しかし4時頃の満潮を過ぎ、
夕まづめに突入しても完全無反応。
イカの反応が欲しくて、3.0号も多めに
投げてみますが(笑)効果ありません。
釣果に恵まれてきた今シーズンでは
珍しい長時間無反応ですが、
本来釣れないのは慣れっこというか、
お手のものというか…
いや、違う。
体に無理をいっての延長戦です。
釣れなくてもいいやと開き直ってる
場合ではありません。
5時を回り、エギンガーも増えています。
いい時間帯のはず。
ここから1時間が勝負、と
気合を入れなおします。
それでもやはり無反応。
午後6時が近づきます。
これから帰宅することを考えると、
あまり長居はできません。
そろそろ撤収の時間です。
なんとか坊主を逃れるべく、
ここで勝負エギ投入。無反応。
さらに勝負エギ3.0号投入(笑)。
やはり無反応。
時刻は午後6時を過ぎています。
万策尽き果て、投了目前ですが、
ここでひとつのエギに目がとまります。
それは前回釣行で活躍し、
最多のイカを乗せてくれたエギです。
これを最後の切り札として、
だめなら終わろうと決めます。
一投目。着底後糸ふけをとると、
なんと乗っています!
胴長約13cm
アオリーQエースカスタムSEOV
(スケルトンエビオリーブ)3.0号
型は小さいですが坊主回避に感謝します。
それにしてもこのエギはやはり
何かもってるのかな、と思いながら
画像撮影、リリース。
このとき事件発生。
カンナから外した瞬間に墨を吐かれ、
顔面直撃です。
ウェットティッシュでなんとか対処しますが、
顔だけでなく、上着の袖にも
けっこうかかっています。
洗濯できれいになるかな、これ…
あちこちにかかった墨を拭きおえて、
やれやれと一段落。
罰ゲームをくらって戦意喪失ですが、
せっかく釣れたのでもう一投。
沖目のジャーク→フォールで
じわっとテンションがかかります。
胴長25cm
アオリーQエースカスタムSEOV
(スケルトンエビオリーブ)3.0号
最後の最後で満足のゆく型に出会えて、
悪あがきの延長戦終了です。
今回の釣行全体を振り返ると、
釣果はトータル約13時間で8匹でした。
前回と較べると数は減りましたが、
型は良くなっています。
冬に向けて期待をつなぐ結果が出せました。
そして朝まづめ明るくなると釣れない病が
復活のきざしです。未明には釣れているので、
これからの厳しいシーズン、
未明に絞るか、明け方も粘るか、
体力と相談することになりそうです。
延長戦では、切り札のエギのおかげで
最後の最後に救われました。たまたま投入が
時合と重なっただけかもしれませんが、
前回と今回の活躍で、勝負エギに並んで
信頼できるエギになりました。
ただ「勝負エギ」とは位置づけが違う気もします。
渋い状況で、持ち前の個性を発揮して
なんとか結果をひねり出してくれるエギです。
「必殺エギ」でしょうか。
次回までにいい名称を考えておきます(笑)
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場所:東側某港
日時:2013年11月17日14:00-18:30
潮回:大潮
釣果:アオリイカ2匹(胴長約25cm,13cm)