前半からの続きです。
2日目。正午前に目が覚めます。
釣りの装備に着替え、バスに乗ります。
K堤防を通過し、商店のあるところで下車。
適当なパンを買って海と富士山を見ながら軽い昼食。
気温は低いものの、弱風、晴天です。
いやーいい景色だなー。海も綺麗で。
こんなに透き通って、海底もはっきり見えて・・・
っていうか、澄みすぎ?
そういえば、昨日からベイトを全然見てないな・・・
まあ、そういう季節ということで・・・
いやな予感は強制的に払拭して、1時半から釣り開始。
西風で、K堤防はやりにくいのでN崎へ。
2つの小突堤には先行者があり入れず。岸壁を適当に投げ歩き。
1時間ほどやって無反応。K堤防に移動。
西風なので、堤防から港内側を攻めます。
先端にはカゴ釣り&ヤエンの地元常連らしいグループ。
「あそこまで飛ばせー」「飛ばねー」などとにぎやかで楽しそう。
ただ釣れている様子はありません。
それを横目にひとり投げてしゃくっていると、背後から「こんにちはー」
振り向くと、お揃いのジャケットを着た2人組。
おおお! これが噂の、アオリイカなんとか調査員というやつか!
質問項目は、(1)どこから来たか、(2)年齢(何十代か)、(3)釣法、
(4)自分の釣果、(5)釣果情報(最近どこかで釣れてるって話聞きました?)。
(1)~(4)はともかく、(5)は「こっちが聞きたいよ」と
つっこみたくなりましたが、「いやー知らないですねー」と
素直に答えておきました。しかし調査員から(5)のような質問が出る
ということは、最近よっぽど釣れてないってことなのかな?
その後調査員は先端のグループに話を聞き、堤防を去っていきました。
わたしも5時頃まで粘ったあと、夕食のため堤防を後にします。
昨日の夕食と同じボリュームに加えて、鯛しゃぶと鯛飯。
お腹をぱんぱんにしてひと眠り。
深夜0時頃、K堤防で再開。寒さのせいか釣れないためか、
長い堤防に釣り人は3、4人。
風向は東に変わっていて外洋側に投げられますが無反応。
昨夜の防寒に、使い捨てカイロを2枚増量していますが、
昨夜より少し風が強く、寒さが身に染みて集中力が持続しません。
2時にいったん中断。風をよけられる場所で休憩。
再開するも、寒さで30分ももたず、宿に一時撤退。
宿でカップ麺をすすりながら思います。
気温0度、風速2~3メートルだと1~2時間しか続行できない。
そうだ。今回の釣行の使命は防寒装備の限界を確かめることだったんだ。
イカが釣れたかどうかなんて、どうでもいいことじゃないか。
という訳にもいかないので、暖をとったあと再び宿を出ます。
でももう宿から徒歩10分かけてK堤防まで行く気力はありません。
宿の目の前にある小堤防で3時頃から釣り再開。
先端には3人組のエギンガー。仕方なく少し根元寄りで投げます。
しばらくして3人組は移動。貸切状態。
エギをとっかえひっかえしてあちこちに投げるも無反応。
K堤防よりは風が弱くて助かりますが、それでも寒い。
5時頃に風をよけられる場所で小休憩。
それから意地で6時まで粘りますが、無反応。
空が明るくなります。
朝の部で現れた餌釣り師と挨拶をかわし、入れ替わるように納竿です。
宿で朝食後、再びコーヒーをいただきながらご主人に
坊主の愚痴を聞いてもらいます。
このエリアの海や釣りに関する興味深い話も色々うかがいました。
春シーズンのリベンジ再訪を誓い、柚子と金柑をお土産に頂いて、
宿を後にしました。
いやー、旅っていいですね。
それはそれとして、坊主は坊主。
トータル15時間。激戦区初挑戦は無残に撃沈です。
これから徐々に寒さもやわらぐと思いますが、
防寒不足は来年への課題になりました。
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場所:沼津西浦
日時:2012年2月 17日 15:00-17:00
18日 2:00-6:00,13:30-17:00
19日 0:00-3:00,3:30-6:00
潮回:若潮、中潮
釣果:タコ2匹