ハイル禅師語録

ハイル禅師語録で奇跡の開運

性善説と性悪説の是非

2017年05月28日 | 教え
質問者:ハイル禅師 人の「性」に対する孟子の性善説と
荀子の性悪説と どちらが本当は正しいのですか?

私:紀元前から現在に至るまで中国の思想家の間で
激論が交わされてきたが 人間の本質である「性」が
本来は「善」なのか「悪」なのか 或いは両方を
有しているのか解答します

まず性悪説とは紀元前三世紀の中国の思想家 荀子が
孟子の性善説に反対して唱え「人の性とは悪なり 
その善なるもの偽なり」と 人間とは先天的に悪い血が
流れている欲望的存在だが 後天的に学問を修養すれば
公共善を知るようになる と言う意味です

性善説とは「人間は本質として善であるが 修養する事に
より「仁・義・礼・智」の4つの徳を顕現させ
聖人へと至ると言う意味です

なお「性」とは 人の本性や本質を意味するが
実は性善説が正しく 人は善性なのであります
 
人は善性であるからこそ地獄の修業で改心するのです
狡賢い狐霊などは改心いたしません

だが悪人が多いのは 心の隙間に悪霊が憑依するからで
野心や物欲を増長させるからである

現世では邪気・邪霊が多い為 神性は狭き門であり 
獣性は広き門と言えるのです

獣性は様々な邪霊・魑魅魍魎・動物霊等の憑依や同化に
よるので それらを外せば本来 人は善なる神霊的生物
なのであります


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