質問者:ハイル禅師 僕は現時点で既に六十代になりましたが
時というのは過ぎてしまえば早く感じてしまうモノですね
私:「光陰矢の如し・一寸の光陰軽んずべからず」と言った
諺がありますが確かに時とは過ぎてしまえば早く感じるモノです
だが学校でイジメに遭っている子供や両親から虐待されている
子供などは毎日が非常に長く感じるのです
実を言うと体感時間の長さは二十歳までの成人までは非常に
長く感じる為 イジメ等で自殺をする子供が多いのは時間的な
密度が濃いためです
ところが二十代・三十代・四十代と年齢が上がるたびに
時間の経過速度が非常に速く体感するようになります
特に還暦過ぎの六十代にもなると時の経過速度が速く感じる
のは当然なのです
ただこの六十代以降から寿命になる人も増えてくるので
同窓会等の会合の際に常連だった人も徐々に消えていくように
なります
よく霊能者が仏壇に故人の写真を一年以上置くのは良くないと
言いますが 故人の性格によりけりだと私は思います
人間とは一日一日確実に老化していく生物であり
若い状態で維持するのは不可能になっている
つまり肉体に魂が宿った時点で日々老化する存在であり
生前に執着しても仕方がないのである