質問者:ハイル禅師 死後に畜生界に堕ちる人は
鬼畜のような所業をした人だけなのでしょうか?
私:確かに畜生界に堕ちるような人は人間でありながら
動物的でかつサディスト的な本能で強盗殺人などをやった人
も居りますが厳密には様々な理由の人がいるのであります
例えば暴漢に襲われて非業な死を遂げた人にも畜生界に
堕ちる人がいてこういう人は来世は人間のペットで生まれて
くる事が多い傾向があります
また人間は胎蔵界と金剛界の二つの要素で御魂を
向上させる為に生誕している理由があり善徳を積んで
功しを立てなければ現世における及第点は貰えません
この胎蔵界的要素とは真理を探究して上乗に至る事であり
金剛界的要素とは慈悲心を持って体施・物施・法施など
を継続的に行う事であります
ところがこれを怠って安逸を貪っていると外見上は人間の姿を
していてもその想念は畜生道に堕ちています
こうして畜生道に堕ちた人霊は自らの境遇を呪い
子孫に憑依して霊障を齎しますが救霊で出る狸霊は
先祖霊狸がほとんどなのである
要するに死後に畜生界・畜生道に堕ちる人は
鬼畜の所業以外に不本意な殺され方をした人や
怠惰な人も含まれますが来世に動物に転生しても
飼い主に虐待される者は加害の罪障があるからなのである