これだからやめられない天竜川の魅力

開幕日の１日は友人が怪我をしたこともあり、初物はお預けとなっていたが、
一週間後の今日、仕切なおしに再び天竜川Ｃ＆Ｒ区間に友人のＭ君と出かけた。

濁りは相変わらずで、そのためか釣り人も少ない。
水温も１５度と若干高いが何とかなりそうだ。
後で聞いた情報によれば前日は非常に良く釣れたらしい。
その影響かルアーのＭ君に反応はあるもののなかなかのらない。

しかし全般的にルアーへのアタックは多く、ポツポツと掛かりだした。
ルアーのカラーに合わせてフライを交換し、流れに送り込むとガツンと
ようやく魚信が伝わってきた。しかもゴンゴンと首を振る大型特有の抵抗から
余っているラインを急いで巻き取る。トラブルでドラッグが聞かなくなった
リールのスプールを手でコントロールしながらようやく岸に寄せる。
久しぶりのやりとりで少し慎重になってしまったが、キャッチできた今期１号は
なんと６１ｃｍ。ヒレは少し残念だが、パワーは十分だった。
早い時期にロクマルをと思っていたが、最初の１尾で達成できるとは幸運だった。

しかしこの運はまだ使い切っていなかった。
少し後、フライのカラーを変えた直後の１投目に再びゴンゴンときた。
今度は走る、走る。パワーも凄いが先ほどのやりとりで少し勘が戻っていたので
落ち着いて対処できた。寄せてみればなんと７２ｃｍ。
今度はそうナナマル。しかもヒレが完璧な放流ものとしては超美形だった。


そしてレギュラーサイズを３，４匹上げた後に三たびゴンゴンヒットが．．．
少し下流に下がったポイントだったが、今回もパワフルな引きで
ドラッグの効かないリールからラインを引き出して行く。
ネットに治まったのはなんとこれまた６３ｃｍ。


こんなこともあるから天竜川は面白い。

しかし昼少し前からダムが再び放水しはじめたらしく、
濁りがさらにひどくなり、ゴミが流れはじめたので、昼食をはさみ下流に移動。
濁りが比較的薄い雲名エリアで瀬でのウェットを楽しんだ。
２時間弱だったが、ソフトハックルに３尾のニジマスと
同じく３尾のウグイ君が食らいついてくれ、楽しませてくれた。

そしてこの夜は年に一度のグランシップでの日本酒パーティ。
気分良く飲めたのは言うまでもない。