有終の秋アマゴ

シーズンもいよいよ最後、ということで、昨日そして今日と二日間
去りゆく渓流シーズンと来る秋を楽しんできた。

シーズンの最後ぎりぎりで間に合ったチビアマゴネットに何とか入魂
しようと昨日は近くの支流へ出かけた。
昼を挟んでの釣りだったが、運良く先行者もいなかったようで、
渇水気味ではあったが、アマゴ達は元気にフライに出てくれた。

空は晴れていたが、木立で覆われたこの小渓はそれほど暑くなく、
時折通り過ぎて行く風が心地よかった。
流芯をはずすとアブラハヤの猛攻にあうが、思ったよりも
アマゴが出てくれて、二桁ほどの釣果だった。
ＮＥＴへの入魂は十分できた。この勢いで明日の最終も楽しもう。

３０日は仕事なので今日が最終日。地元大井川の本流で最後を
楽しむことにした。渓の廻りもすっかり秋模様になりつつある。
栗のイガがあちこちに落ちているし、アケビも鈴なりだ。

今シーズンはなかなかアマゴとの良い出会いが少なかったので、
何とか最後をアマゴで締めたいと思い、いつもの区間に入る。
水量、水温良し、濁りもない。空は薄曇りで風が心地よい。
先行者なし、後ろも多分大丈夫。あとは魚達のご機嫌だけだ。

これだけの条件が揃えば当然結果はついてくるものだ。
入渓早々、前回のようにイワナが飛び出した。
前日のチビアマゴネットがそのままだったので、初イワナゲットとなった。
写真に撮ると大きく見える（＾＾）

その後も反応はそこそこあるがなかなか乗らない。
出方もシビアだ。リーダー全長を長くし、フックを＃１７に変えると
ようやくアマゴ達が掛かりだした。それでも寄せる途中でバレる。
ただ、反応が結構あるので楽しい。

大きなプールの対岸の岩盤に流れが当たっているポイントで
キャストしにくいが気になったので何度かフライを送り込むと
ガバッと出た！水深もあるところだったので少しは大きそう。
慎重に寄せると、８寸ほどのアマゴだった。（ＮＥＴが小さい）
しかもすっかり秋支度に入っていて、黒ずんで精悍な顔つきのオス。
最後がこの魚というのもシーズン終了にふさわしい。
結局イワナ２，アマゴ５、と最近のこの区間ではまずまずの結果だった。
来年の春までさようなら。そして渓と魚達に感謝。