ボーイング F/A-18E/Fスーパー・ホーネット戦闘攻撃機
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平成17年度以降に係る防衛計画の大綱における防衛力 航空自衛隊 29
次期主力戦闘機策定
ボーイングF/A-18E/F戦闘攻撃機
(双日)1
ボーイング F/A-18E/Fスーパー・ホーネット戦闘攻撃機
は、
原型YF-17初飛行1974年、
源流F/A-18A初飛行1978年、
F/A-18E初飛行1995年、
自重14009kg、
最高速度マッハ1,6、
エンジン
は
ゼネラル・エレクトリックF414-GE-400ターボ・ファン・エンジン
で、
推力97,86kN×2。
海軍機であるため空中給油方式が異なる
(航空自衛隊 ボーイングKC-767空中給油・輸送機のフライング・ブーム方式でない)、
空軍機として使用するには無駄な装備
(主翼自動折り畳み機構など)
が多い。
ボーイング F/A-18E/Fスーパー・ホーネット戦闘攻撃機
は、
基本設計が原型YF-17初飛行1974年、
と設計コンセプトが古く、
ステルス性
も
ボーイング F/A-18E/Fスーパー・ホーネット戦闘攻撃機
は
マクドネル・ダグラス F/A-18A/B/C/Dホーネット戦闘攻撃機
より
大型化されている
にも関わらず
レーダー断面積は小さくなっている
とは言え、
本格的ステルス戦闘機の第5世代戦闘機と比べるとステルスとは言い難い。
対地攻撃・対艦攻撃に使用する戦闘攻撃機には
ロッキード・マーティン F-16ファイティング・ファルコン戦闘機
を
発展させた
三菱重工業 F-2支援戦闘機
がすでにある。
ボーイング F/A-18E/Fスーパー・ホーネット戦闘攻撃機
は
原型のYF-17が初飛行1974年、
源流F/A-18A戦闘攻撃機初飛行1978年
と
古く、
高度な技術で生産されていないためライセンス生産しても得るべきことが少ない。
ボーイング F/A-18E/Fスーパー・ホーネット戦闘攻撃機
は、
AIM-120C/D AMRAAM先進中距離空対空ミサイル(アクティヴ・レーダー誘導)、
AIM-7Mスパロー空対空ミサイル(セミ・アクティヴ・レーダー誘導)、
AIM―9Xサイドワインダー2000空対空ミサイル(赤外線画像誘導)、
AIM-9Mサイドワインダー空対空ミサイル(赤外線誘導)、
AGM-84ハープーン空対艦ミサイル(アクティヴ・レーダー誘導)、
AGM-84E SLAMスタンド・オフ陸上攻撃ミサイル(GPS誘導/赤外線画像誘導)、
AGM-84H SLAM-ERスタンド・オフ陸上攻撃ミサイル・射程距離延伸型(GPS誘導/赤外線画像誘導)、
AGM-65マーヴェリック空対地ミサイル(TV画像誘導/赤外線画像誘導)、
AGM-114Mヘルファイア対戦車ミサイル爆風破砕型(レーザー誘導)、
GBU-31 2000ポンドJDAM統合直接攻撃爆弾(GPS/INS誘導、半数必中界13m)、
GBU-32 1000ポンドJDAM統合直接攻撃爆弾(GPS/INS誘導、半数必中界13m)、
GBU-38 500ポンドJDAM統合直接攻撃爆弾(GPS/INS誘導、半数必中界13m、)、
GBU-39 250ポンドSDM小直径爆弾(GPS/INS誘導、半数必中界5m、)、
GBU-54 500ポンドLJDAMレーザー統合直接攻撃爆弾(レーザー/GPS/INS誘導)、
GBU-55 1000ポンドLJDAMレーザー統合直接攻撃爆弾(レーザー/GPS/INS誘導)、
GBU-56 2000ポンドLJDAMレーザー統合直接攻撃爆弾(レーザー/GPS/INS誘導)、
GBU-12 500ポンドPAVEWAY誘導爆弾(レーザー誘導)、
GBU-10 1000ポンドPAVEWAY誘導爆弾(レーザー誘導)、
GBU-16 2000ポンドPAVEWAY誘導爆弾(レーザー誘導)、
AGM-154 JSOW統合スタンド・オフ兵器(GPS/INS誘導、滑空爆弾)、
AGM-88C/D HARM高速対電波源ミサイル(パッシヴ・レーダー誘導、対レーダー・ミサイル)、
AGM-88E AARGM先進対電波源誘導ミサイル(パッシヴ・レーダー/GPS/INS誘導、パッシヴ・レーダー誘導)、
AGM-158 JASSM統合空対地スタンド・オフ・ミサイル(GPS/INS/赤外線画像誘導)
など、
合衆国海軍が使用する
すべての航空機搭載兵器が使用できた
が、
ボーイング F/A-18E/Fスーパー・ホーネット戦闘攻撃機
は
21世紀の合衆国海軍の戦略
「フロム・ザ・シー」戦略
に
適合するよう対地攻撃任務が基本
で、
制空・要撃任務が主任務でありFX次期主力戦闘機として制空戦闘機を求める航空自衛隊には不適である、
など問題があった。
そして、
ボーイング F/A-18E/Fスーパー・ホーネット戦闘機に搭載される
AN/APG-79アクティヴ電子スキャンド・アレイ・レーダー
は
空中電子攻撃機能など非常に高度な技術をもつもので、
国防技術流出防止法など機密保持を意識しているアメリカが日本に供給するどうかの問題があった。
ダウン・グレードされたAN/APG-79廉価版
か、
日本国内でライセンス生産できずアメリカからの輸入品にされる可能性が考えられ、
その場合日本にとって技術導入のメリットが無かった。