F-15Cイーグル戦闘機
と
F-22Aラプター戦闘機
©航空自衛隊 F-35AライトニングⅡ戦闘機
第3項
平成17年度以降に係る防衛計画の大綱における防衛力 航空自衛隊 25
次期主力戦闘機策定
ロッキード・マーティンF-35AライトニングⅡ戦闘機(三菱商事) 2
ロッキード・マーティン F-35AライトニングⅡ戦闘機
は
当初、
ロッキード・マーティン F-22Aラプター戦闘機と同じく
チタニウム合金を多用
することで
軽量化を目指していた
が、
価格を抑えるため
チタニウム合金
より
アルミニウム合金の多用
に
変更され
重量が増加した。
一方で
ロッキード・マーティン F-35AライトニングⅡ戦闘機
は
大型油圧アクチュエーターの無いパワー・バイ・ワイヤの採用
で
軽量化している。
ロッキード・マーティン F-22Aラプター戦闘機
の
対空装備
は
AIM-120C/D AMRAAM先進中距離空対空ミサイル
8発、
AIM-9Mサイドワインダー空対空ミサイル
2発、
M61A2バルカン20mm機関砲
であるのに対し、
AIM-120C/D AMRAAM先進中距離空対空ミサイル
4発、
となる。
GAU-22/Aイコライザー25mm機関砲
は
対空
より
対地
を
念頭に開発されているため
対空を重視する
航空自衛隊
では
ロッキード・マーティン F-35AライトニングⅡ戦闘機
の
採用は不利になる
と
考えられた。
しかし
ロッキード・マーティン F-35AライトニングⅡ戦闘機
は
JHMCS統合ヘルメット装着キューイング・システム
の
採用
によって
将来的
に
AIM-9Xサイドワインダー2000空対空ミサイル
の
効果的な運用
が
可能になった。
JHMCS統合装着キューイング・システム
と
AIM-9Xサイドワインダー2000空対空ミサイル
の採用は、
短距離、近距離での空対空戦闘で有利になると考えられた。
ロッキード・マーティン F-22Aラプター戦闘機
の
対地攻撃能力
は
GBU-32 1000ポンドJDAM統合直接攻撃爆弾
(GPS/INS誘導、半数必中界13m)
2発
または
GBU-39 250ポンドSDB小直径爆弾
(GPS/INS誘導、半数必中5m)
8発
の搭載に限られるが、
ロッキード・マーティン F-35AライトニングⅡ戦闘機
は
GBU-32 1000ポンドJDAM統合直接攻撃爆弾
(GPS/INS誘導)、
GBU-39 250ポンドSDB小直径爆弾
(GPS/INS誘導)
だけではなく、
GBU-31 2000ポンドJDAM統合直接攻撃爆弾
(GPS/INS誘導)、
GBU-38 500ポンドJDAM統合直接攻撃爆弾
(GPS/INS誘導)、
GBU-54 500ポンドLJDAMレーザー統合直接攻撃爆弾
(レーザー/GPS/INS誘導)、
GBU-55 1000ポンドLJDAMレーザー統合直接攻撃爆弾
(レーザー/GPS/INS誘導)、
GBU-56 2000ポンドLJDAMレーザー統合直接攻撃爆弾
(レーザー/GPS/INS誘導)、
GBU-12 500ポンドPAVEWAY誘導爆弾
(レーザー誘導)、
GBU-10 1000ポンドPAVEWAY誘導爆弾
(レーザー誘導)、
GBU-16 2000ポンドPAVEWAY誘導爆弾
(レーザー誘導)、
AGM-154 JSOW統合スタンド・オフ兵器
(GPS誘導滑空兵器)、
AGM-88C/D HARM高速対電波源ミサイル
(対レーダー兵器、パッシヴ・レーダー誘導)、
AGM-88E AARGM先進対電波源誘導ミサイル
(対レーダー兵器、パッシヴ・レーダー誘導/GPS/INS誘導)、
AGM-158 JASSM統合空対地スタンド・オフ・ミサイル
(GPS/INS/赤外線画像誘導)、
など
多様な対地攻撃兵器の使用
が
可能で、
JSM統合打撃ミサイル
による
対艦攻撃も可能
となり、
マルチ・ロールを念頭に置くと
ロッキード・マーティン F-35AライトニングⅡ戦闘機は使えると判断された。