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下津井港に寄ってみました

2008-02-12 | お出かけ
 下津井は名勝「鷲羽山」のすぐ西に古くから開けた港町です。自宅からは60Kmあまりの距離になりますが、車で1時間で行くことができます。
天然の入江を利用して港が作られ、江戸時代には「北前船」が入ってくる港として大変な賑わいだったそうです。
すぐ近くの港が見える小高いところにある「ふく仙」で昼食を済ませました。このお店は大変繁盛しています。地元で取れた蛸や魚を使った料理には定評があり、いつもお客で溢れています。今日は握り寿司をメインにした料理を食べました。

ここ下津井を訪れたら「むかし下津井回船問屋」によってみてはいかがでしょうか。
ここは往時を偲ばせる、当時の様子を紹介してくれる施設で、この建物のご主人が丁寧に解説してくれます。入場は無料です。



外観は「なまこ壁」で当時の雰囲気を再現しています。中には沢山の展示物があります。当時「にしん蔵」として使われた場所を改修して食事もできるようになっています。お土産も売っていますので、ゆっくりと散策するのには良い場所です。



代々回船問屋をしていた建物を整備していますが、当時の生活がわかりやすく展示してあります。

下の写真は、商売をしていた部屋を当時のまま再現しています。



「北前船」の模型です。当時は帆船ですので、シケや潮流の具合で航行できない日は、港で休みながら各地を回り、北海道まで行って帰るのに1年近くかかったそうです。
ここのご主人の話では、一航海して帰ると、当時のお金で「千両」儲かったそうです。



昔の蛸壺や漁具も展示してあります。手前の小さいものは「イイダコ」用です。本当の貝殻も蛸壺に利用されていました。「ニシ壺」と呼ばれいるそうです。



立派な「雛飾り」も展示してあります。左手の「雛飾り」は箪笥を利用していますね。



帰り道「鷲羽山展望台」に寄ってみました。ここから眺める備讃瀬戸の多島美は格別です。現在は瀬戸大橋が架かり、四国へ行くのも数分で渡ることができますが、江戸時代には「金毘羅参り」の人々はここから船で渡っていました。帰りには「由加山」にも参ったそうで当時は沢山の人が往来していたのでしょう。


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