10月24日、新型「インプレッサWRX STI」が発売になりました。
日産GT-Rも同じ日に発売になったため、影が薄かったようです。GT-Rの強烈なインパクトには圧倒されますが、私はむしろこの「インプレッサWRX STI」の方が気になっていました。
雑誌などではいろいろとスペックが想像されていましたが、各社とも外れてしまいました。
最高出力(ネット)227kw(308PS)/6400rpm
最大トルク(ネット)422N・m(43.0kgm)4400rpm
フロントはかなりワイドになっています。過去に限定発売された伝説の「22B」を彷彿とさせてくれるフォルムが強烈なインパクトになります。
リアから見ると、マフラーがツインになり、しかも2本出しです。排気音も静かで、GC8のような排気干渉による「ボコボコ」音もなくなりました。
この数字を見るとついに2000cc量産車で280PSを越えてしまったことになります。
10月28日、ディーラーから発表試乗会の案内をいただいていましたので、試乗に出かけてみました。夕方になってしまい夜間の試乗となりました。
早速社員の方から簡単な説明を聞き、運転席に座りシートポジションを調整し発進となりました。思ったよりスムーズに発進したのには少し安心しました。クラッチはGC8よりも軽い感じで、ミッションも軽く入ります。
インパネが大変見やすくできています。メーターは赤いイルミネーションがくっきりと浮かび上がり指針はホワイトで、視認性も良いと感じました。アクセルを少し開けて加速してみますと、トルクも低速からしっかりとあるようで、神経質になる必要はまったくありません。
このくるまには「SIドライブセレクター」が搭載されています。3つのモードが選べますので、走行状況により切り替えて走るとまったく違った走りになります。
その中で「S♯」モードを選択すると、違う車に乗っているのではないかと思わせるくらい豹変し、レスポンスの鋭い立ち上がりを満喫させてくれるようですが、今回は試乗コースが渋滞気味でその真価を試すことはできませんでした。
特に印象的だったのはボディー剛性が向上している点と、ブレンボ性のブレーキフィーリングが素晴らしい点です。
そのほかにも進化したDCCDや、後輪サスペンションにダブルウイッシュボーンを採用していますので、より走りのレベルが向上しています。この車は、今までのSTIとはだいぶマイルドなサスペンションのセッティングになっているようで、ファミリーで乗っても大変乗り心地が良いため家族ドライブも疲れずに走ることができそうです。そうかといって、カーブで車がロールしてしまうことはありません。
それから、ボンネットに突き出していたエアインテークも低くなり前方の視界も良好になりました。
今回の試乗で冷や汗をかいたことがあります。
緩い坂道で信号待ちになってしまったので、この車に搭載されているブレーキアシスト機構を試してみようと思いブレーキをはなして発進しようとしたときにエンストしてしまいました。原因は私がこのシステムを勘違いしていたために起こってしまったものでした。ブレーキを離しても約1秒間ブレーキが働き、エンジンを吹かさなくても発進してくれるものと勘違いしていたためクラッチを繋いだ瞬間エンストしてしまいました、そこで再スタートを試みようにもキーがないではありませんか、よく見ると右側に赤く浮き上がったスタートボタンがあったのでこれでスタートすると思い、押してみましたが、それでもセルは廻ってくれません、後ろの席のスバルセールスマンからクラッチとブレーキを同時に踏んでくださいと声がかかりやっとセルが廻ってくれました。最近の車は、イモビライザーとスタートボタンがついているのは知っていましたが、実際にスタートボタンで始動するのは今回が初めてでしたので、冷や汗をかいてしまいました。時間にすればほんの数秒ですが大変長く感じました。
試乗を終え、ディーラーの駐車場に停めました。折角でしたので、ボンネットの中を見せてもらうことにしました。ボンネットはアルミではないのですが、油圧アシストがつきましたので軽く持ち上がります。エンジンレイアウトの基本は今までと同じようですが、インタークーラーは大型になっています。
今回乗ってみて、この車でしたら結構家族にも受け入れられると思います。今までのような派手なリアスポイラーもなく外観からは、過激な走りをするスポーツカーには見えませんね。
18インチホイール標準タイプで¥370万円近くする車で、ナビを付けて諸費用を含めると¥400万は軽く越えてしまいます。
ドイツにある世界で最も過酷なニュルブルックリンクのテストコースで8分を切る実力を考えると、GT-Rの半分の値段で買えるこの車は、安全面も向上していて、むしろ安いのではないかと思いますが、みなさんはどのように思いますか。
STIが一般に走る姿を見られるのは12月以降のようです。
日産GT-Rも同じ日に発売になったため、影が薄かったようです。GT-Rの強烈なインパクトには圧倒されますが、私はむしろこの「インプレッサWRX STI」の方が気になっていました。
雑誌などではいろいろとスペックが想像されていましたが、各社とも外れてしまいました。
最高出力(ネット)227kw(308PS)/6400rpm
最大トルク(ネット)422N・m(43.0kgm)4400rpm
フロントはかなりワイドになっています。過去に限定発売された伝説の「22B」を彷彿とさせてくれるフォルムが強烈なインパクトになります。
リアから見ると、マフラーがツインになり、しかも2本出しです。排気音も静かで、GC8のような排気干渉による「ボコボコ」音もなくなりました。
この数字を見るとついに2000cc量産車で280PSを越えてしまったことになります。
10月28日、ディーラーから発表試乗会の案内をいただいていましたので、試乗に出かけてみました。夕方になってしまい夜間の試乗となりました。
早速社員の方から簡単な説明を聞き、運転席に座りシートポジションを調整し発進となりました。思ったよりスムーズに発進したのには少し安心しました。クラッチはGC8よりも軽い感じで、ミッションも軽く入ります。
インパネが大変見やすくできています。メーターは赤いイルミネーションがくっきりと浮かび上がり指針はホワイトで、視認性も良いと感じました。アクセルを少し開けて加速してみますと、トルクも低速からしっかりとあるようで、神経質になる必要はまったくありません。
このくるまには「SIドライブセレクター」が搭載されています。3つのモードが選べますので、走行状況により切り替えて走るとまったく違った走りになります。
その中で「S♯」モードを選択すると、違う車に乗っているのではないかと思わせるくらい豹変し、レスポンスの鋭い立ち上がりを満喫させてくれるようですが、今回は試乗コースが渋滞気味でその真価を試すことはできませんでした。
特に印象的だったのはボディー剛性が向上している点と、ブレンボ性のブレーキフィーリングが素晴らしい点です。
そのほかにも進化したDCCDや、後輪サスペンションにダブルウイッシュボーンを採用していますので、より走りのレベルが向上しています。この車は、今までのSTIとはだいぶマイルドなサスペンションのセッティングになっているようで、ファミリーで乗っても大変乗り心地が良いため家族ドライブも疲れずに走ることができそうです。そうかといって、カーブで車がロールしてしまうことはありません。
それから、ボンネットに突き出していたエアインテークも低くなり前方の視界も良好になりました。
今回の試乗で冷や汗をかいたことがあります。
緩い坂道で信号待ちになってしまったので、この車に搭載されているブレーキアシスト機構を試してみようと思いブレーキをはなして発進しようとしたときにエンストしてしまいました。原因は私がこのシステムを勘違いしていたために起こってしまったものでした。ブレーキを離しても約1秒間ブレーキが働き、エンジンを吹かさなくても発進してくれるものと勘違いしていたためクラッチを繋いだ瞬間エンストしてしまいました、そこで再スタートを試みようにもキーがないではありませんか、よく見ると右側に赤く浮き上がったスタートボタンがあったのでこれでスタートすると思い、押してみましたが、それでもセルは廻ってくれません、後ろの席のスバルセールスマンからクラッチとブレーキを同時に踏んでくださいと声がかかりやっとセルが廻ってくれました。最近の車は、イモビライザーとスタートボタンがついているのは知っていましたが、実際にスタートボタンで始動するのは今回が初めてでしたので、冷や汗をかいてしまいました。時間にすればほんの数秒ですが大変長く感じました。
試乗を終え、ディーラーの駐車場に停めました。折角でしたので、ボンネットの中を見せてもらうことにしました。ボンネットはアルミではないのですが、油圧アシストがつきましたので軽く持ち上がります。エンジンレイアウトの基本は今までと同じようですが、インタークーラーは大型になっています。
今回乗ってみて、この車でしたら結構家族にも受け入れられると思います。今までのような派手なリアスポイラーもなく外観からは、過激な走りをするスポーツカーには見えませんね。
18インチホイール標準タイプで¥370万円近くする車で、ナビを付けて諸費用を含めると¥400万は軽く越えてしまいます。
ドイツにある世界で最も過酷なニュルブルックリンクのテストコースで8分を切る実力を考えると、GT-Rの半分の値段で買えるこの車は、安全面も向上していて、むしろ安いのではないかと思いますが、みなさんはどのように思いますか。
STIが一般に走る姿を見られるのは12月以降のようです。