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産業用無人ヘリコプターです

2007-08-24 | 自動車・飛行機・船
 8/24 AM7:00通勤途中に、水田の上をヘリコプターが飛んでいました。早速カメラを持ち出して撮影してみました。
農薬散布用にJAがチャーターしている機体のようです。長さは3~4mで大変コンパクトでメーカーは「YAMAHA」です。最近話題になった無人ヘリコプターですね。
この機体は通常ラジコンで、人間が離れた場所から操縦するタイプです。
空中でのホバリングはもちろん、姿勢を保ったままバックも自由自在ですので操縦するのも面白そうです。

中国に不正輸出した機体は、GPSの座標データを使い、入力された座標どおり正確に機体を飛ばすことができます。なぜその機体に、輸出規制をしてまで厳しく取り締まるのかと疑問に思うのではないでしょうか。この機体のように農薬を散布できる機能を発展させて考えると、農薬の代わりに生物化学兵器を搭載し、無人で飛行できるため、空から散布すれば大量殺人が容易にできます。現在のGPS技術では大変正確に位置を測定できますのでその情報に地形情報を加えてコンピュターで制御すれば大変な兵器に生まれ変わります。



自律飛行可能な「YAMAHA RMAX L181」は1機1億3千万円するそうですが、農薬散布だけのために開発したとは誰も思っていませんね。
陸上自衛隊でも、観測、偵察などに運用されているようです。
中国軍はこの機体を購入し、すでに独自で無人ヘリを開発しているようです。

 ある日突然、無人ヘリが都市の上に飛来し、霧状の物質を散布し、飛び去っていった後に、無数の死体が転がっていたなんてことにならないことを祈っています。

農薬散布をする場合、都市部や民家の近くでは、苦情が出ると思います。それでなくても、日本の農業は薬をかなり使用しますので、人体にも影響がまったくないとは言い切れません。外国の広大な農地で農薬を散布するのであれば、このような小さなヘリでは、コスト対効果は期待できません。もっと大型のヘリや飛行機の方が農薬なども沢山搭載できます離発着の回数も減ります。
しかし、日本の国土の中で農業を考えると、現在の米価では、まったく採算は取れません。
私も兼業農家で、米を1町歩(約3000坪)あまり作っています。肥料、農薬、資材など最低限必要なものは何とか収入内で納まりますが、農業に従事した時間に対する労務費や、機械の消耗費、購入費はほとんどの農家ではまかなう事ができないのが米生産農家の姿です。自分の農地だけ水田を放棄し荒地にしても、草の管理や畦の整備はしなければならず、むしろ水田にしておいたほうが管理しやすいのが現状です。
農機具は自動車ほど大量に生産されないため、割高です。トラクター、田植え機、コンバインを新規購入して農業をはじめようとしても機器代だけで¥600万円~¥800万円はかかってしまいますが、米をこれだけ購入すれば何年暮らせますか?
省力化、無人化が進み、将来ロボットが文句も言わずに農業をしてくれる日が来ればいいですね。

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