ピアノは歌う♪ ~調律師が見た音楽の世界~

合唱歌手としても活動をするピアノ調律師が語るピアノと音楽の話

48.クランフィール(ディアパソン)

2019-07-14 21:10:46 | ピアノの話
前にもちょっと紹介しましたが、グランフィールという、アップライトピアノのアクションを改良してタッチと音をグランドピアノ並みにするという製品が、鹿児島の藤井さんという調律師さんの考案で世界特許も取り、数年前より取り付けが始まっています。僕も去年その取り付け研修を受け、何台かのピアノに取り付けをさせていただきました。
1週間ほど前にもそのグランフィールの取り付けをしたディアパソン125Mアップライト。その後の様子を聞くのにお客様に電話をしました。
「私も電話をしようと思ってました。娘が久しぶりにピアノを弾きまして、私は外で聴いていたのですが、それがとても綺麗な音で、あれ?娘こんなにピアノ上手だったかな(笑)と思ったんですよ。それで私も久しぶりに弾いてみたのですが、すごく弾くのが楽しくて、普段何も言わない主人からも『綺麗な音やな。うちのピアノこんな綺麗な音したか?』と言われまして、私も嬉しくてちょっとこれから毎日弾いてみようかと、なんかやる気が湧いてきました。素晴らしいものを着けて頂いてありがとうございました。それを言いたくて電話をしようと思っていたところでした。」とのこと。
すごく嬉しかったです。
着けた直後に弾いていただいたときは、低音側のタッチの重さを言われていたので、実はちょっと気になってました。それでそのことを確かめようと電話をしたのですが、却ってあの重さが心地よい、とのこと。
いやグランフィールすごいですよ。藤井さんはすごいものを発明しました。

その後、娘さんからもメールが。
「町田さん!ピアノが一瞬上手くなった娘です(笑)
私もご連絡しようと思ってました〜!素敵な音にして頂いてありがとうございます😊
普段ゆっくりピアノを弾くことはありませんが、久しぶりに、あ〜ピアノ練習したいな〜と思えた瞬間でした✨
うちのピアノも町田さんにお世話になって、もう30年以上経つでしょうか。いつも丁寧にメンテナンスして頂くおかげで、長い間素敵な音を奏でてくれています。
これからも、我が家のピアノをよろしくお願いいたします🙇‍♀️」

うれしいですね。


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