ピアノは歌う♪ ~調律師が見た音楽の世界~

合唱歌手としても活動をするピアノ調律師が語るピアノと音楽の話

44.BIGYUKIさん

2019-05-02 09:08:51 | その他音楽全般
いつもお世話になっているピアノの先生から調律依頼をいただきました。
昔の教え子さんで、今はニューヨークで作曲家、編曲家、キーボーディストとして活躍している平野雅之(BIGYUKI)さんという方で、津市の実家のアップライトピアノの調律をということでお伺いしました。ちょうど今日本に帰ってきているので調律を依頼したとのことでした。
お伺いする前にネットで調べてみたら、なんと大変な活躍をされてみえるプレーヤーの方で、正直恐る恐るお伺いしました(笑)。
もし気難しい人だったろどうしよう、とか。(笑)
ところが、お伺いしてみたらそんなことは杞憂に終わり、たいへん気さくでフレンドリーな方で、いっぺんに好きになり、肩の荷も降り終始楽しくお話が出来ました。
そして調律が終わったあとの試弾でもピアノの音を大変気に入っていただきました。
演奏ってその人となりが出ると言いますが、私はやはりこのように身近で聴かせていただく演奏は大好きです。一見明るい彼の演奏の、実は深いところに潜んでいる味わい深い表現力が感じられた時に、人間それぞれの奥深い面白さに非常に私は魅力を感じます。
いい演奏を聴かせてもらい、いい出会いもいただきました。
調律という仕事の醍醐味です。
ちなみに、BIGYUKIさんという名前は、決して「俺はビッグだぜ。」という意味ではなく、ニューヨークでの同じメンバーにやはりYUKIさんがいて、雅之さんのほうが背が高かったのでBIGYUKIとなったそうです。
なんか、ほっこりです。(笑)
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