✳日々徒然✳

気儘な独り身備忘録。

【海の旅亭おきなわ名嘉真荘】沖縄

2021-02-15 18:00:00 | 旅行

年度末のバタバタを終えて、次の年度が始まるまでの数日は、じつは気兼ねなく休める貴重な日々だったりする。ちょうど3年前だったか、別部署の同僚が隣にやってきて、「疲れたわあ」「どっか行きたいわあ」と言いはじめた。

「沖縄とか行きたいなあ」とどちらからともなく言いだし、その20分後には飛行機からホテルまですっかり手配を終えていた。

『ウミカジテラス』で軽めのブランチをとってから、本島を北上。

今帰仁城址に立ち寄る。

あちこちに猫がいる。

ゆったりとした時間が流れているような気がする。観光客もそれほど多いわけではなく、平日らしくのんびり景色を楽しむことができる。

ワタシはどうもこのテの城が好きらしい。

異国を感じられるせいかもしれない。

田村由美『BASARA』の今帰仁のパイナップル頭などを思い出す。

少し雲が多い時間帯だったが、このまま現実に帰って年度初めの仕事を迎えるのが心底からいやになるような、このままここにいたいような気分だ。

自由に車を走らせて、気の向くまま行きたいところに行き、息をすることの、なんと幸せなことか。

今帰仁城址を出て、古宇利島まで一気に車を走らせる。瀬戸内海沿岸でちんまり暮らしているワタシからすると、びっくりするような青い海の色。4月、もうすでに半袖でもいいような暖かさ、青空に白い砂浜、青い海が信じられないくらい自分の目に新鮮に映る。

1泊目の宿は『海の旅亭おきなわ名嘉真荘』であった。

新しい宿のようだが、リーズナブルである。で、その値段なりの、わりとカジュアルな接遇で、これは多少好き嫌いの分かれるところかもしれない。

底カテの部屋なので、オーシャンビューといってもこの程度ではあるが、それでも値段を考えれば上等である。

『リッツカールトン』や『ブセナテラス』も興味深かったけれど…。いやしかし、石垣島のインターコンチネンタルも捨てがたいよなあ、などなど。

部屋は広々としていて悪くない。

窮屈でないソファはベッドとしても使えそうなほどである。そういえば、そうそう、この時期はちょうどセンバツをやっていたのだったなあ。

和洋折衷といった雰囲気がある。

ローベッドというのも、ワタシとしてはあまり泊まったことのないタイプで新鮮に感じる。

アメニティは無難に揃っている。

しかしこうしてみると、POLA率は高いなあ~。

わりと好きなんですけどもね。

『神戸みなと温泉蓮』もPOLAなんだけれど、ここのはカラフルで映えますよ。

浴槽はこういうタイプで、まあ見かけほど狭くないのだけれど、個人的にはもう少し見た目にも広々とした浴槽が好み。

風呂からはこの景色。

鳥の声が聴こえる。遠くから、同僚の観ているセンバツの歓声。平和だなあ、としみじみ感じる。

大袋から分配したような雰囲気だが(笑)

 

さて、夜は近所の『海風よ』という居酒屋で夕飯をとり、オリオンビールで部屋飲み。

朝は再度、朝イチで古宇利島へ走り、誰もいない砂浜で海に足首まで浸かって大はしゃぎ。何とまあ、いい歳をして、神戸ではしないようなことをしたものである。旅先ではテンションが上がってしまって、後先を考えないふしがある。靴がびしゃびしゃになって、宿に帰るなりスタッフが「あらあらまあまあ」と新聞紙を手配してくれた。

レストランからはこの景色である。最高。

ただ窓が汚いのが残念であった。いやしかし、綺麗だ。

どうも北海道を意識した料理を出すのがキモらしく、いくらなどが出てくる。

沖縄と北海道の融合というのか何なのか。

来日観光客を意識しているのかもしれない。大きく「和食」というくくりで。

そういうわけで、食事に関してはワタシはあまり好みではなかった。

可もなく不可もなしといったところである。

今なら開業して数年経ったところで、もう少しこなれて、いろいろと洗練されているかもしれない。もう1度くらいは試してみたい宿ではある。



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