こんばんは
今日も、長崎1泊2日の旅をお届けします
今までの記事
長崎ペンギン水族館、「洋食屋 向日葵亭」、長崎カステラ、「吉宗」、ベストウェスタンプレミアホテル長崎
軍艦島(1)
只今NAO夫婦、軍艦島の上陸を目指して、ツアー船
に潜入中
そして、軍艦島が見えて来て、テンションMAX中
前回の記事の続きです
船は、ぐんぐんと軍艦島に接近し。。。
やがて、目の前にその全形が見えて来ました

こちらが、軍艦島です
正式名称は、端島(はしま)。
かつては、海底炭鉱の島として栄え、日本の最先端都市だった軍艦島。
周囲約1.2kmの島に5000人以上が住む、世界一の人口密度だったそうです
軍艦島と呼ばれるようになった理由は、島の外観が軍艦「土佐」に似ているからなんですって
1974年(昭和49)に閉山となり、その後、無人島となりました。
閉山から42年経ってますが、現在も当時の建物の半分が残っているんだそうです。
2015年には、世界文化遺産に登録されています。
上陸するには、島に1つしかないドルフィン桟橋に着岸するしかないんだそうです。

・・・という訳で、ドルフィン桟橋に向かっていたのですが。。。
波が、相変わらず高い
この辺りは防波堤がないので、風が強かったり波が高いと、着岸出来ないんだそうです

この日も、何度か着岸にチャレンジ
でも、なかなか接岸出来ません。。。 (足場も、海の中に潜っていました
)
結局、船長の判断で、この日の上陸は不可となってしまいました
せっかく、ここまで来たのに
上陸はダメになってしまいましたが、まだ、軍艦島周遊がある
(ツアーによっては、周遊しないものもあるので注意
)
・・・ってことで、船長さんが、ゆっくり軍艦島を一周して下さいました。
ここの手前の部分一帯には、かつて、炭鉱関連施設があったんだそうです。 (今は空き地状態)

その殆どは、閉山時に破壊したんだそうですよ
一部、残していたものもあったようなのですが、風雨で自然崩壊してしまったんだそうです。
真ん中にピョコっと飛び出しているのが、端島神社の祠です。
常に危険と隣り合わせの作業をしていた鉱員にとって、神社は心の拠り所だったようですね
閉山当時は、神殿や拝殿もあったようなのですが、今は全て倒壊してしまい、祠しか残ってないんだそうです。
こちらには、鉱員住宅(左)と端島小中学校(右)があったそうです。

手前にある低い建物は、炭鉱の資材倉庫だったらしい。。。
違う角度から見ると、こんな感じ

右に見える4階建ての建物は、かつての端島病院だそうです。
いろんな建物が、隙間なくびっしり建っている事にビックリ
この角度から見ると、学校(左)と住宅(中)、そして病院(右)が、いかに接近して建ってるかが、よ~く解りますよね


病院の前を通過すると、いよいよ、住宅群に突入

ピーク時にはこの狭い島に、約5300人が住んでいたんですって
過去6回に渡って島の周りを埋め立て、島の大きさを3倍程度広げたそうですが・・・
それでも、東京ドームの約5倍程の面積しかなかったようです。
日本初の鉄筋コンクリート造の高層アパートが建てられたのも、この島だったようですね。
30棟以上も建っていた、マンモス団地だったそうです。
そんな人口密度が世界一だった軍艦島ですが、人々の暮らしはとても豊かだったそうですよ
家電(テレビ・冷蔵庫・洗濯機)の普及率は、100%だったようです。 (当時の全国平均は10%前後)
また島内には、映画館やプール、パチンコ屋などの娯楽施設もあったそうです。
実際に、この目で見て思ったことは。。。
想像以上に、軍艦島が狭かったということ
こんな狭い所に、高層アパートが30棟以上建ち、5000人以上の人が住む・・・
建物がギチギチに建っている姿は、圧巻でした
そして想像以上に、どの建物も傷みが酷かったです
やっぱり、潮風がダメなのかな?
風や雨に吹き曝しというのも、ダメなんでしょうね
軍艦島の完全補修には、最大約150億円もかかるんだそうです
その額を聞いた時は、「え
」と思いましたが
こうやって、目の当りにすると、それも納得かも
この傷み方は、尋常じゃないと思いました。
最後に、軍艦に見える1番のポイントへと向かいました。

うん、確かに軍艦に見えるかも
もしかしたら、もう2度と直接見れないかもしれない・・・と思い、この目
に焼き付けて来ました。
でもこの後、船酔いがピークになってしまって
とうとう、ダウンしてしまいました
酔い止め、ちゃんと飲んで行ったのになぁ~~~
帰りは船内で、ビンゴゲームをやったりしてましたが・・・
私は参加出来ませんでした
途中で飴を配っていたり、スタッフの方が、みんなに声をかけていたりと、心配りが素晴らしかったです
これは、どこのツアー会社でも同じなのかしら?
結構、船酔いしている人はいましたが
まぁ、あの揺れなら、仕方がないかな? (ホント、この日はかなり揺れたんです
)
帰港してから、「軍艦島デジタルミュージアム」のチケットを頂きました。

これは、軍艦島に上陸出来なかった時に頂けるんだそうです。

上陸不可の文字が、悲しいわ
せっかくなので、行ってみました

こちらは、端島炭坑(軍艦島)を体験出来る施設なんです
当時の暮らしを垣間見ることが出来たり、海底炭坑の道のりを体験することも出来ましたよ。
3Dで、軍艦島の中をお散歩出来るのも、凄かったなぁ~~~
最新技術を使って、いろんな角度から軍艦島を楽しむことが出来て、良かったです
でもここ、入場料が高いんですよ
(大人1800円)
その価値があるかと聞かれたら、ちょっと微妙かも。。。
施設の内容は良いのですが、気軽に行けるお値段ではないですよね
それが、残念だと思いました。
念願の軍艦島
今回は、残念ながら上陸出来ませんでしたが・・・
この目で観ることが出来て、とても良かったです
いつかリベンジしたいけれど、船があんなに揺れるのは、もう勘弁だな
また上陸出来なかったら、立ち直れないくらいショックを受けそうだし
でも、やっぱり上陸してみたいな
世界遺産に登録されてから、どのツアーも予約で一杯なようですが。。。
いつか機会があったら、またチャレンジしてみたいです
スタッフの方に、いつなら上陸率が高いのか聞いてみたのですが、こればかりは何とも言えないとのことでした。
お天気が良くても、波が高ければダメだし。。。
波があっても、方向によっては大丈夫だったりするんだとか。
また、どの季節がいい・・・ということも、無いんだそうですよ。
それと、上陸ツアーとは別に、釣りだけを行うツアー(?)をやっている会社もあるそうです。
軍艦島付近の漁業権を持っている方が、行っているらしいですね
岸壁で釣りをすることだけしか認められていないので、軍艦島には上陸出来ないんですって
また、ドルフィン桟橋を利用しないので、どんなに波が荒くても、釣りは可能なんだそうです。
軍艦島デジタルミュージアムを出た頃には、船酔いもすっかり治りました
この後は、ランチをしに行ったのですが。。。
続きはまた、次回アップします
では、また