レトロでハードな物語

レトロなゲーム機・マイコン・中古デバイスなどをArduinoやAVRで再活用する方法を模索しています。

MSXにジョイパッドをつないでみる

2021年11月26日 | MSX関連

先日購入したMSXマシンで雑誌からスキャンしたゲームを楽しんでいるのですが、操作にはキーボードを使っています。MSX1はアクション系のゲームが多く、大抵はカーソルキーとスペースキーで操作できるようになっています。これで特に不便ではないのですが、スペースキーの連打はキーボードの破損につながりそうなのでちょっと気になります。

そうなるとゲームコントローラーが欲しくなります。MSXではコントローラーを汎用入出力インターフェイスにつなぎます。このインターフェイスはアタリ仕様ジョイスティック互換で、接続は方向キー・ボタン接続端子にゲームコントローラーのスイッチボタンをつなぐだけの簡単仕様です。詳しくはこちらにあります。

スイッチオン・オフ回路のコントローラーがあればいいので、レトロアーケード向けに改造したファミコン互換機のゲームパッドを利用することにしました。



コントローラーはこれでいいのですが、コネクタをなんとかしなければなりません。実はファミコン互換機のゲームパッドコネクタもアタリ仕様のものと同じ形状なのですが、使用する端子が少くなくて結線されていないピンがいくつもあり、MSXのゲームパッドには利用できませんでした。

幸いアタリ仕様のコネクタはRS232CケーブルでもおなじみのD-Sub9ピンと同じ形状なので、手持ちのジャンクケーブルにあったRS232Cケーブルを使うことにしました。ただし、これらのRS232Cケーブルはどれも1ピンと6ピンが直結されているものばかりで、結局コネクタ部分を分解して結線し直す羽目になりました。

ジョイパッドとの接続は線をハンダ付けするだけなので、すぐに終わりました。



仕上げは100円ショップのグルーガンで固めたので、見栄えが良くないです。配線が接触してないか確認しながらの作業のために半透明の樹脂をつかいましたが、黒い樹脂にすればもう少しキレイに見えたかもしれません。



早速ゲームで遊んでみたところ、問題なく使えました。やっぱりキーボードで遊ぶより快適です。




パソコンに自作のデバイスをつなげるのは楽しいですね。
MSXの拡張スロットはユニバーサル基板の入手が困難そうなのでなかなか手が出しにくいですが、汎用入出力インターフェイスには手軽にデバイスをつなぐことが出来そうなので、今後もなにかMSXの周辺デバイスを作ってみたいと思います。



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