大医学研、論文訂正なら学位取り消さず
2011年3月23日 10時02分
琉球大学大学院医学研究科は、論文不正問題で懲戒解雇となった元男性教授(6月に復職)の指導を受けた元大学院生の学位(博士)について、論文を訂正し提出すれば取り消しをしないことを決めた。22日に開かれた、同大の最高意思決定機関の「教育研究評議会」で報告された。
関係者らによると、同科は、元男性教授が論文を指導した元大学院生を対象に、不正の度合いに応じ訂正を求め、論文をあらためて提出させるという。19日の教授会で「院生が不利となる状況にしてはいけない」と判断され、学位についての取り扱いが決定されたという。
同問題で、元男性教授による実験データの使い回しが確認された論文は38編で、そのうち責任著者となった元大学院生の論文は11編。11編中、昨年12月時点で4編は学術誌が不適切として論文を取り消し、2編についても取り消しに向けた手続きが進められていた。
同科はこれまで、学位について、学術誌での論文掲載が審査基準の一つとなっているため、学術誌が論文を取り消せば、通常は学位も取り消されると説明していた。
元男性教授は今月4日に同大と和解が成立し、6月から復職する。
http://megalodon.jp/2011-0324-2339-07/www.okinawatimes.co.jp/article/2011-03-23_15770/
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-03-23_15770/
2011年3月23日 10時02分
琉球大学大学院医学研究科は、論文不正問題で懲戒解雇となった元男性教授(6月に復職)の指導を受けた元大学院生の学位(博士)について、論文を訂正し提出すれば取り消しをしないことを決めた。22日に開かれた、同大の最高意思決定機関の「教育研究評議会」で報告された。
関係者らによると、同科は、元男性教授が論文を指導した元大学院生を対象に、不正の度合いに応じ訂正を求め、論文をあらためて提出させるという。19日の教授会で「院生が不利となる状況にしてはいけない」と判断され、学位についての取り扱いが決定されたという。
同問題で、元男性教授による実験データの使い回しが確認された論文は38編で、そのうち責任著者となった元大学院生の論文は11編。11編中、昨年12月時点で4編は学術誌が不適切として論文を取り消し、2編についても取り消しに向けた手続きが進められていた。
同科はこれまで、学位について、学術誌での論文掲載が審査基準の一つとなっているため、学術誌が論文を取り消せば、通常は学位も取り消されると説明していた。
元男性教授は今月4日に同大と和解が成立し、6月から復職する。
http://megalodon.jp/2011-0324-2339-07/www.okinawatimes.co.jp/article/2011-03-23_15770/
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