Twitter: 論文捏造@JuuichiJigen
2012年11月22日: 森直樹 琉球大学教授が、長崎大学所属時に発表した8報の論文においても捏造していたことが、長崎大学の調査委員会により2012年の11月に新たに認定されました。
↓ 調査結果の通知書類11枚のスキャン画像
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しかし、この新たな森直樹氏による論文捏造に関する調査結果は、長崎大学も、琉球大学も、文部科学省も、どこからも発表されていません。もちろんメディアによる報道も未だありません。そして、森直樹氏は現在も琉球大学で教授職に就いたままであり、2013年4月からは、新たに科研費を受け取っています。
琉球大学は、この調査結果をもとに、森直樹教授を再処分できるはずです。この捏造論文8本の業績をもとに、琉球大学の教授に就任したのですから。なぜ、長崎大学はこの調査結果を公表しないのでしょうか?捏造と認定された論文は撤回処理されないままなのでしょうか?
森直樹教授には、基盤研究(C)で、2013年から科研費が交付されています(研究期間 2013年4月1日~)
(→ http://kaken.nii.ac.jp/d/r/10220013)
長崎大学による調査結果が新たに出た後も日本学術振興会は科研費を交付しつづけるのでしょうか? これは、研究活動の不正行為への対応の ガイドラインに違反しているのではないでしょうか?
ガイドラインには、不正行為と認定された者に対する措置の内容が下記のように記載されています。
● 競争的資金の打ち切り
● 競争的資金申請の不採択
● 不正行為に係る競争的資金の返還
● 競争的資金の申請制限
基盤研究(C)の科研費を森直樹教授に配分している日本学術振興会は、このガイドラインに違反しているのではないでしょうか?
さらに、ガイドラインには、研究機関が行う措置として、下記のように記載されています。
● 内部規程に基づき適切 な措置
● 不正行為と認定された 論文等の取り下げ勧告
研究機関(長崎大学、琉球大学)や、資金配分機関は、森直樹氏に、捏造と認定された論文に関し、取り下げ勧告を行ったのでしょうか?
調査結果がでて半年以上経過した時点においても、長崎大学の調査により不正であると認定された8報の論文(#67,69,71,72,73,75,76,77)は未だ一つも撤回されていません。
(→ 森直樹教授の長崎大学での発表論文リスト)
2013年4月24日: 琉球大学から、"論文不正防止対策の提案について" が発表されました。
2012年6月4日: 琉球大学から、学長共著論文に関する外部調査の報告書が発表されました。 琉球大学大学院医学研究科教授の論文不正に係わる 学長共著論文に関する外部調査について
以下の文章は、2011年以前に掲載したものです。最新の情報でないものも記載されています。
このブログに掲載されている研究不正疑惑は全て真実であり、全ての記事は公共性、公益を図る目的で発信されています。
研究不正疑惑が真実であることの傍証として、
琉球大学の学長・副学長一同から平成23年4月14日にお詫びの文章が学内に配布されています。
⇒ 医学部教授の論文不正について ~反省とお詫び~
また、捏造された論文の責任著者である男性教授には、一旦は懲戒解雇の処分が下されています。(なお、後に、琉球大学は男性教授の懲戒解雇処分を取り消しますが、この不可解な動きは、岩政学長自身も論文捏造の不正に関わっていたためであり、学長自身へ疑惑の追及の手が伸びることを恐れたゆえの和解案受入であると推測されます。)
⇒ 琉球大学(岩政輝男学長)と研究不正被疑者(教授)との和解内容について
⇒ 2011.03.08 臨時教育研究評議会資料(和解について)
琉球大学の研究不正疑惑についてのまとめ:
(I) 森直樹氏、岩政輝男学長、T氏は、 総額5240万円にも上る公的研究費による11つの研究課題で研究不正を行った可能性が高い。
(琉球大学での不正の分が4770万円。長崎大学での不正の分が790万円。なお、森氏の長崎大から琉大への転籍時の科研費320万円分が両大学で重複している。)
(II) 捏造疑惑論文は、琉球大学での29論文、長崎大学での11論文の合計40論文に及ぶ。(⇒捏造の手口の解説図)
(III) 岩政輝男学長は科学研究費を用いた研究課題の代表者を務め、森直樹教授と共同研究を行い、森直樹教授らの複数の捏造論文を自分の研究課題の業績として報告していた。よって、岩政輝男学長は今回の研究不正事件の責任を問われ、科研費の返還を請求される可能性のある人物である。よって、岩政輝男学長の権威が及ぶ琉球大学の調査委員会の調査の信頼性は損なわれている。(⇒不正に関連する科研費について)
(IV) 岩政輝男学長が共著のBBRC論文(論文#27)に掲載されている画像の一部は、それ以前に投稿されていた複数の論文(論文#30:富盛氏の論文、論文#33:奥平氏の論文、論文#34:川上氏の論文)と類似していることから、捏造論文である可能性が高い。
こうした事実にも関わらず、琉球大学の調査委員会は、学長共著のBBRC論文はオリジナリティがあり不正論文ではないとの恣意的な調査結果を報告し、富盛氏の論文のみを撤回し、学長自身への責任追及を回避しようとしている(⇒ 琉球大学岩政輝男学長が共著のBBRC論文の不正について)。また、このBBRC論文の筆頭著者はM教授の研究室に移る前は、岩政輝男学長の研究室に在籍しており、このBBRC論文を基に学位を取得していた。よって、岩政学長はこの筆頭著者への処分を避けるために、調査委員会に圧力をかけ、自分の利害関係者にあるものの不正を握り潰そうとしたのではないのか?(参考資料⇒ http://bit.ly/mhpFz8、bit.ly/mvqjY7)
(V) 論文不正は、ほとんどがβ-actinやGAPDHなどのコントロール実験の画像の使いまわしに関してであるが、そうでないもの(コントロール実験画像以外の、論文の本質に関わるような実験画像における流用など)に関しても多数認められる。(これらが、おそらく「論文の内容そのものに関する不正」として、文部科学省より琉球大学へ調査要請があったようだが、琉球大学側が適切に調査しているかどうかは不明である。また、琉球大学公益通報窓口宛てで送付した申立書も受理されておらず、揉み消される可能性もぬぐえない。) (⇒論文の本質に関する研究不正(論文の結論を左右するような論文内容そのものに関する不正))。
(VI) 琉球大学は、科学研究費補助金を得るために、その申請のための研究計画調書に捏造論文を研究業績として記載するという不正行為を行っていた(⇒科研費の不正申請について)。
(VII) 研究不正において共犯関係にあった岩政学長による、M教授の懲戒解雇処分取り消しの和解案受け入れには、全く正当性がない。
naoki mori氏の論文リスト (+捏造の態様について) (連名論文含む)
・ 琉球大学での発表論文#1~65 + 研究不正・捏造の態様
⇒ 29論文で捏造疑惑(流用元のオリジナルの2論文は除く)
(#8,10,11,14,17,23,24,30,31,37,38,39,41,46,49,51,58,60が既に撤回済、
#12,15,16,18,21,27,28,33,56,61,63は未撤回:琉球大学の調査不足のためか?)
・ 長崎大学での発表論文#66~83 + 研究不正・捏造疑惑の態様
⇒ 11論文で捏造疑惑
(#82,83が既に撤回済。#67,69,71,72,73,75,76,77,79は未撤回:長崎大学へ告発済。)
・ 産業医科大学での発表論文#84~99 + 研究不正・捏造疑惑の態様
⇒ ?
流用画像掲載の論文リスト(オリジナル画像掲載の不正ではない流用元論文も含む)
#8, #10, #11, #12, #14, #15, #16, #17, #18, #21, #23, #24, #27, #28, #30, #31, #33, #34, #37, #38, #39, #41, #46, #49, #51, #52, #56, #58, #60, #61, #63, #67, #69, #71, #72, #73, #75, #76, #77, #79, #82, #83, #88
琉球大学・長崎大学での論文捏造疑惑についての解説図スライドショー
研究不正を大学ぐるみで隠蔽か?
・岩政輝男 琉球大学学長が、研究代表者を務めていた
科研費(研究課題番号:16590285) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/16590285
の研究業績に、捏造疑惑論文3報が含まれています。
http://blog.goo.ne.jp/naoki_mori/c/4d974e59d96bf99d493e73f854422093
琉球大学が、森直樹氏を復職させた理由は、
学長自身へ責任追及の手が及ばないようにするためだったのでしょうか?
岩政輝男琉球大学学長は、総額:2900千円 の科研費を国に返還すべきです。
特に、2006年度については、研究業績の論文3報中2報は捏造が疑われている論文ですので
返還は免れないでしょう。
・多数の論文の実験結果に多数の捏造・改ざんデータが使用されたことが疑われる以上、それら論文の結果に対する信頼性は失われる可能性が高いです。
論文の内容が意図的に捏造された虚偽のものである場合、論文のオリジナリティ云々は議論するまでもありません。
岩政輝男・琉大学長が共著のBBRC論文にも、捏造疑惑データが含まれている以上、
論文の本質・結論について信じる研究者はほとんど存在せず、
ましてや誰もオリジナリティがある論文だとは認めないでしょう。
なぜなら、結論を導き出す前提となる実験データが虚偽である以上、そこから演繹的に導き出される結論も虚偽であるからです。
虚偽の結論について、オリジナリティがあるかどうか議論することは無意味です。
それにもかかわらず、琉球大学の調査委員会は、岩政輝男琉大学長が共著のBBRCの捏造論文はオリジナリティがあるから撤回しないと決定しました。
この不自然な決定に加え、琉球大学は、40論文近くで捏造・改ざんの研究不正を働いた森直樹氏に対する処分をたったの停職10ヶ月だけで済ませたうえに、
捏造論文で学位を取得した学生の学位剥奪を回避しようとしています。
これらの琉球大学の一連の不可解な動きは、
岩政輝男・琉大学長ら共著者が自分達への火の粉から逃れるための行動ではないのか?と疑われても仕方がありません。
今後、この琉球大学によって今回の研究不正事件の調査結果が公表されるか否かについてや、
研究不正に用いられた各種の公的研究費や競争的資金が返還されるのかどうかについて、
一般市民は注視しなければなりません。
森直樹教授(琉球大学医学研究科)らによる論文捏造疑惑に関する報道一覧
・Science Magazine (Science Insider) での実名での報道
Japanese Virologist Loses Job, Gets Publishing Ban for Image Manipulation
Dismissed Virologist Gets Job Back
・Times Higher Educationでの実名での報道
'Manipulation' nets virologist a 10-year journal ban
・Retraction Watchでの実名、顔写真付きでの報道
Naoki Mori, with 16 retractions, to be rehired?
⇒ その他のRetraction Watchの記事の検索
・海外での報道
Top Science Scandals of 2011
University President Retracts PaperVirologist Naoki Mori of the University of the Ryukyus in Japan was suspended from his job last year for image duplication that led to the retraction of 20 papers. Now it seems that one of the papers being retracted, a report on the discovery of a downregulator of apoptosis published in Biochemical and Biophysical Research Communications, was co-authored by the president of the university, Teruo Iwamasa. The president denies knowing anything about the image duplication. The study was cited 5 times.
日本国内での報道
・2011年6月28日 琉球新報: 琉球大学長の共著論文は「不正」 データ流用で学外調査
・2011年4月27日 琉球新報: 学長共著論文で調査委 琉大データ流用問題
・2011年3月24日 琉球新報: 卒業生学位は維持 琉大、データ流用で方針
・2011年3月23日 沖縄タイムス: 琉大医学研、論文訂正なら学位取り消さず
・2011年3月9日 琉球新報: 琉大論文流用 学長ら給与一部返納
・2011年3月5日 琉球新報: 琉大、教授の解雇撤回 論文データ流用問題
・2010年12月8日 琉球新報: 琉大データ流用 抜本的な再発防止策を
・2010年12月7日 琉球新報: 4人の博士号取り消し 琉大医学部データ流用
・2010年11月27日 琉球新報: 論文データ流用 岩政学長も1編共著
・2010年8月26日 琉球新報: 論文データ流用 卒業生学位取り消しも
・2010年8月25日 琉球新報: 琉大教授を懲戒解雇へ 論文データ流用 調査継続、処分増も
・2010年7月1日 琉球新報: 琉大が全学調査委 医学部論文データ流用
2012年11月22日: 森直樹 琉球大学教授が、長崎大学所属時に発表した8報の論文においても捏造していたことが、長崎大学の調査委員会により2012年の11月に新たに認定されました。
↓ 調査結果の通知書類11枚のスキャン画像
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しかし、この新たな森直樹氏による論文捏造に関する調査結果は、長崎大学も、琉球大学も、文部科学省も、どこからも発表されていません。もちろんメディアによる報道も未だありません。そして、森直樹氏は現在も琉球大学で教授職に就いたままであり、2013年4月からは、新たに科研費を受け取っています。
琉球大学は、この調査結果をもとに、森直樹教授を再処分できるはずです。この捏造論文8本の業績をもとに、琉球大学の教授に就任したのですから。なぜ、長崎大学はこの調査結果を公表しないのでしょうか?捏造と認定された論文は撤回処理されないままなのでしょうか?
森直樹教授には、基盤研究(C)で、2013年から科研費が交付されています(研究期間 2013年4月1日~)
(→ http://kaken.nii.ac.jp/d/r/10220013)
長崎大学による調査結果が新たに出た後も日本学術振興会は科研費を交付しつづけるのでしょうか? これは、研究活動の不正行為への対応の ガイドラインに違反しているのではないでしょうか?
ガイドラインには、不正行為と認定された者に対する措置の内容が下記のように記載されています。
● 競争的資金の打ち切り
● 競争的資金申請の不採択
● 不正行為に係る競争的資金の返還
● 競争的資金の申請制限
基盤研究(C)の科研費を森直樹教授に配分している日本学術振興会は、このガイドラインに違反しているのではないでしょうか?
さらに、ガイドラインには、研究機関が行う措置として、下記のように記載されています。
● 内部規程に基づき適切 な措置
● 不正行為と認定された 論文等の取り下げ勧告
研究機関(長崎大学、琉球大学)や、資金配分機関は、森直樹氏に、捏造と認定された論文に関し、取り下げ勧告を行ったのでしょうか?
調査結果がでて半年以上経過した時点においても、長崎大学の調査により不正であると認定された8報の論文(#67,69,71,72,73,75,76,77)は未だ一つも撤回されていません。
(→ 森直樹教授の長崎大学での発表論文リスト)
2013年4月24日: 琉球大学から、"論文不正防止対策の提案について" が発表されました。
2012年6月4日: 琉球大学から、学長共著論文に関する外部調査の報告書が発表されました。 琉球大学大学院医学研究科教授の論文不正に係わる 学長共著論文に関する外部調査について
以下の文章は、2011年以前に掲載したものです。最新の情報でないものも記載されています。
このブログに掲載されている研究不正疑惑は全て真実であり、全ての記事は公共性、公益を図る目的で発信されています。
研究不正疑惑が真実であることの傍証として、
琉球大学の学長・副学長一同から平成23年4月14日にお詫びの文章が学内に配布されています。
⇒ 医学部教授の論文不正について ~反省とお詫び~
また、捏造された論文の責任著者である男性教授には、一旦は懲戒解雇の処分が下されています。(なお、後に、琉球大学は男性教授の懲戒解雇処分を取り消しますが、この不可解な動きは、岩政学長自身も論文捏造の不正に関わっていたためであり、学長自身へ疑惑の追及の手が伸びることを恐れたゆえの和解案受入であると推測されます。)
⇒ 琉球大学(岩政輝男学長)と研究不正被疑者(教授)との和解内容について
⇒ 2011.03.08 臨時教育研究評議会資料(和解について)
琉球大学の研究不正疑惑についてのまとめ:
(I) 森直樹氏、岩政輝男学長、T氏は、 総額5240万円にも上る公的研究費による11つの研究課題で研究不正を行った可能性が高い。
(琉球大学での不正の分が4770万円。長崎大学での不正の分が790万円。なお、森氏の長崎大から琉大への転籍時の科研費320万円分が両大学で重複している。)
(II) 捏造疑惑論文は、琉球大学での29論文、長崎大学での11論文の合計40論文に及ぶ。(⇒捏造の手口の解説図)
(III) 岩政輝男学長は科学研究費を用いた研究課題の代表者を務め、森直樹教授と共同研究を行い、森直樹教授らの複数の捏造論文を自分の研究課題の業績として報告していた。よって、岩政輝男学長は今回の研究不正事件の責任を問われ、科研費の返還を請求される可能性のある人物である。よって、岩政輝男学長の権威が及ぶ琉球大学の調査委員会の調査の信頼性は損なわれている。(⇒不正に関連する科研費について)
(IV) 岩政輝男学長が共著のBBRC論文(論文#27)に掲載されている画像の一部は、それ以前に投稿されていた複数の論文(論文#30:富盛氏の論文、論文#33:奥平氏の論文、論文#34:川上氏の論文)と類似していることから、捏造論文である可能性が高い。
こうした事実にも関わらず、琉球大学の調査委員会は、学長共著のBBRC論文はオリジナリティがあり不正論文ではないとの恣意的な調査結果を報告し、富盛氏の論文のみを撤回し、学長自身への責任追及を回避しようとしている(⇒ 琉球大学岩政輝男学長が共著のBBRC論文の不正について)。また、このBBRC論文の筆頭著者はM教授の研究室に移る前は、岩政輝男学長の研究室に在籍しており、このBBRC論文を基に学位を取得していた。よって、岩政学長はこの筆頭著者への処分を避けるために、調査委員会に圧力をかけ、自分の利害関係者にあるものの不正を握り潰そうとしたのではないのか?(参考資料⇒ http://bit.ly/mhpFz8、bit.ly/mvqjY7)
(V) 論文不正は、ほとんどがβ-actinやGAPDHなどのコントロール実験の画像の使いまわしに関してであるが、そうでないもの(コントロール実験画像以外の、論文の本質に関わるような実験画像における流用など)に関しても多数認められる。(これらが、おそらく「論文の内容そのものに関する不正」として、文部科学省より琉球大学へ調査要請があったようだが、琉球大学側が適切に調査しているかどうかは不明である。また、琉球大学公益通報窓口宛てで送付した申立書も受理されておらず、揉み消される可能性もぬぐえない。) (⇒論文の本質に関する研究不正(論文の結論を左右するような論文内容そのものに関する不正))。
(VI) 琉球大学は、科学研究費補助金を得るために、その申請のための研究計画調書に捏造論文を研究業績として記載するという不正行為を行っていた(⇒科研費の不正申請について)。
(VII) 研究不正において共犯関係にあった岩政学長による、M教授の懲戒解雇処分取り消しの和解案受け入れには、全く正当性がない。
研究不正疑惑の公的な影響について⇒ |
不正疑惑に関連する公的研究費の額について 捏造疑惑論文を業績として記載している公的研究課題の代表者 琉球大学公益通報窓口宛て の申立書(不受理:揉み消されたようです。) 長崎大学への申立書 ⇒(受理通知) 文部科学省への申立書(長崎大学関連) 文部科学省への申立書2(琉球大学関連) |
naoki mori氏の論文リスト (+捏造の態様について) (連名論文含む)
・ 琉球大学での発表論文#1~65 + 研究不正・捏造の態様
⇒ 29論文で捏造疑惑(流用元のオリジナルの2論文は除く)
(#8,10,11,14,17,23,24,30,31,37,38,39,41,46,49,51,58,60が既に撤回済、
#12,15,16,18,21,27,28,33,56,61,63は未撤回:琉球大学の調査不足のためか?)
・ 長崎大学での発表論文#66~83 + 研究不正・捏造疑惑の態様
⇒ 11論文で捏造疑惑
(#82,83が既に撤回済。#67,69,71,72,73,75,76,77,79は未撤回:長崎大学へ告発済。)
・ 産業医科大学での発表論文#84~99 + 研究不正・捏造疑惑の態様
⇒ ?
流用画像掲載の論文リスト(オリジナル画像掲載の不正ではない流用元論文も含む)
#8, #10, #11, #12, #14, #15, #16, #17, #18, #21, #23, #24, #27, #28, #30, #31, #33, #34, #37, #38, #39, #41, #46, #49, #51, #52, #56, #58, #60, #61, #63, #67, #69, #71, #72, #73, #75, #76, #77, #79, #82, #83, #88
琉球大学・長崎大学での論文捏造疑惑についての解説図スライドショー
研究不正を大学ぐるみで隠蔽か?
・岩政輝男 琉球大学学長が、研究代表者を務めていた
科研費(研究課題番号:16590285) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/16590285
の研究業績に、捏造疑惑論文3報が含まれています。
http://blog.goo.ne.jp/naoki_mori/c/4d974e59d96bf99d493e73f854422093
琉球大学が、森直樹氏を復職させた理由は、
学長自身へ責任追及の手が及ばないようにするためだったのでしょうか?
岩政輝男琉球大学学長は、総額:2900千円 の科研費を国に返還すべきです。
特に、2006年度については、研究業績の論文3報中2報は捏造が疑われている論文ですので
返還は免れないでしょう。
・多数の論文の実験結果に多数の捏造・改ざんデータが使用されたことが疑われる以上、それら論文の結果に対する信頼性は失われる可能性が高いです。
論文の内容が意図的に捏造された虚偽のものである場合、論文のオリジナリティ云々は議論するまでもありません。
岩政輝男・琉大学長が共著のBBRC論文にも、捏造疑惑データが含まれている以上、
論文の本質・結論について信じる研究者はほとんど存在せず、
ましてや誰もオリジナリティがある論文だとは認めないでしょう。
なぜなら、結論を導き出す前提となる実験データが虚偽である以上、そこから演繹的に導き出される結論も虚偽であるからです。
虚偽の結論について、オリジナリティがあるかどうか議論することは無意味です。
それにもかかわらず、琉球大学の調査委員会は、岩政輝男琉大学長が共著のBBRCの捏造論文はオリジナリティがあるから撤回しないと決定しました。
この不自然な決定に加え、琉球大学は、40論文近くで捏造・改ざんの研究不正を働いた森直樹氏に対する処分をたったの停職10ヶ月だけで済ませたうえに、
捏造論文で学位を取得した学生の学位剥奪を回避しようとしています。
これらの琉球大学の一連の不可解な動きは、
岩政輝男・琉大学長ら共著者が自分達への火の粉から逃れるための行動ではないのか?と疑われても仕方がありません。
今後、この琉球大学によって今回の研究不正事件の調査結果が公表されるか否かについてや、
研究不正に用いられた各種の公的研究費や競争的資金が返還されるのかどうかについて、
一般市民は注視しなければなりません。
森直樹教授(琉球大学医学研究科)らによる論文捏造疑惑に関する報道一覧
・Science Magazine (Science Insider) での実名での報道
Japanese Virologist Loses Job, Gets Publishing Ban for Image Manipulation
Dismissed Virologist Gets Job Back
・Times Higher Educationでの実名での報道
'Manipulation' nets virologist a 10-year journal ban
・Retraction Watchでの実名、顔写真付きでの報道
Naoki Mori, with 16 retractions, to be rehired?
⇒ その他のRetraction Watchの記事の検索
・海外での報道
Top Science Scandals of 2011
University President Retracts PaperVirologist Naoki Mori of the University of the Ryukyus in Japan was suspended from his job last year for image duplication that led to the retraction of 20 papers. Now it seems that one of the papers being retracted, a report on the discovery of a downregulator of apoptosis published in Biochemical and Biophysical Research Communications, was co-authored by the president of the university, Teruo Iwamasa. The president denies knowing anything about the image duplication. The study was cited 5 times.
日本国内での報道
・2011年6月28日 琉球新報: 琉球大学長の共著論文は「不正」 データ流用で学外調査
・2011年4月27日 琉球新報: 学長共著論文で調査委 琉大データ流用問題
・2011年3月24日 琉球新報: 卒業生学位は維持 琉大、データ流用で方針
・2011年3月23日 沖縄タイムス: 琉大医学研、論文訂正なら学位取り消さず
・2011年3月9日 琉球新報: 琉大論文流用 学長ら給与一部返納
・2011年3月5日 琉球新報: 琉大、教授の解雇撤回 論文データ流用問題
・2010年12月8日 琉球新報: 琉大データ流用 抜本的な再発防止策を
・2010年12月7日 琉球新報: 4人の博士号取り消し 琉大医学部データ流用
・2010年11月27日 琉球新報: 論文データ流用 岩政学長も1編共著
・2010年8月26日 琉球新報: 論文データ流用 卒業生学位取り消しも
・2010年8月25日 琉球新報: 琉大教授を懲戒解雇へ 論文データ流用 調査継続、処分増も
・2010年7月1日 琉球新報: 琉大が全学調査委 医学部論文データ流用
相互リンク⇒ |
三重大学+名古屋大学の論文捏造疑惑、 獨協医科大学の論文捏造・二重投稿疑惑、 名古屋市立大学+熊本大学の論文捏造疑惑 九州大学論文捏造疑惑、東京大学アニリールセルカン事件 鳥取大学論文捏造疑惑、大阪大学の疑惑、東北大学研究不正疑惑 |
ただ、この事件の訴訟結果は不当でしょう。和解なので裁判所の責任ではなく、大学側の責任ですが、これだけ捏造等の不正行為をして責任者が停職10ヶ月程度で済むのは、過去の不正行為事件の処分量定と比較して均衡を失しています。
これだけ捏造等をしたら、懲戒解雇処分は当然でしょう。
そもそも、論文の捏造の態様を解説するためには、論文の著者が明示されたデータベースを参照せざる負えません。
ですので匿名にする理由がありませんし、また匿名だと記事の正確性・説得性・信憑性が失われます。
不正論文を出した研究者が、今後も公的研究費を用いて、不正を働きつづけることになります。
琉球大学と文部科学省に自浄作用がない以上、仕方がないでしょう。
ちゃんと確認してから掲載すべきだと思います。
Science Magazineや、
Times Higher Education でも、実名で詳細な報道がなされていますね。
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2011/01/japanese-virologist-loses-job.html
http://www.timeshighereducation.co.uk/story.asp?sectioncode=26&storycode=414802&c=1
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2011/03/dismissed-virologist-gets-job-ba.html
琉球大学の調査は、琉球大学の学長自らが不正の行われた研究課題の代表者ですので、客観性、正当性に欠けますし、実際、その調査結果は不可解なものばかりで、森直樹氏の復職決定に関しては、国外の研究者から顰蹙をかっています。また、琉球大学の調査は、森直樹氏が琉球大学在籍時に発表した論文に限られていました。
よって、この事件については、森直樹氏の旧所属である長崎大学、産業医科大学、文部科学省に公開申し立てすることにより、徹底的に調査を要望することとしました。
http://blog.goo.ne.jp/naoki_mori/c/a34a986e270743088aff7b137aa16220
http://blog.goo.ne.jp/naoki_mori/c/f9fc8378b25393098aa4a19161531a3e
ちゃんとメディアによる報道を確認すべきなのは、若手研究者様の方ですね。
http://blog.goo.ne.jp/naoki_mori/e/1f1b5efb22c3b25740122609ec99d37e
2011年3月24日時点の報道で、(岩政輝男学長が共著者となった1編は、大学執行部が「調査委員会立ち上げを検討する」としたことも複数の関係者の話で分かった。)とあります。
若手研究者様は、それ以前の調査委員会の決定(2010年12月7日の報道)を鵜呑みにしているようですね。岩政輝男学長は不正論文を研究業績として報告している公的研究費(下記リンク先の公的研究費No.5)を用いた研究課題の研究代表者です。全く、信用できませんよ。
http://blog.goo.ne.jp/naoki_mori/c/4d974e59d96bf99d493e73f854422093
さて、岩政輝男学長が共著のBBRC論文(論文#27)ですが、若手研究者様は、ちゃんと検証されたのですか?
このBBRC論文のFigure2Aのβ-actinの画像は、
論文#11のFigure1Bのβ-actinの画像や、論文#12のFigure2Aのβ-actinの画像(上から6段目)や、論文#23のFigure3(d)のβ-actinの画像や、論文#24のFigure2のACTBの画像や、論文#30のFigure1やFigure7のβ-actinの画像や、論文#33のFigure3dのβ-actinの画像や、論文#34のFigure1bのβ-actinの画像と類似しています。
少なくとも、8論文以上をまたがってデータが流用されています。明らかな捏造論文、改ざん論文であり、研究不正の定義にあてはまります。
どうやら、岩政輝男学長などの利害関係者の息がかかっている限り、琉球大学の調査委員会は節穴のようですね。
あと、あなたは長崎大学に告発したようですが、琉大との裁判で決着したのに告発して効果があるのでしょうか。裁判で検討されなかった新しい捏造などがあれば別ですが。
琉球大学での調査は、森直樹氏が琉球大学に在籍していたときに発表した論文のみ調査しています。それ以前の長崎大学、産業医科大学に在籍していたときに発表していた論文は調査していません。森氏は、長崎大学や産業医科大学での論文業績をもとに、琉球大学の教授に採用されていると推測されますので、これらの論文が新たに不正と認定されますと、懲戒解雇の理由となりえるのではないでしょうか?この場合、再解雇の理由が前回の解雇理由と異なりますでの、大学側から再訴する必要はないのではないでしょうか?
>>この教授は復職しても、仕事続けるのはかなりきついのでは。大学や学界の同僚からかなり冷遇されて、さぞ辛いと思うのですが。そこまでの扱いを覚悟して大学教授を続けたい理由はなんでしょう。
わかりません。
http://blog.goo.ne.jp/naoki_mori/e/050597581a31d205bf4e03757069ca2e
「琉球大学での捏造の態様」の「指摘項目No.2」で指摘した流用画像は、少なくとも16箇所のFigureで、使いまわされているようだ。
これ程の大胆な捏造は、今まで見たことがない。