直木三十五記念館の日々

直木賞にその名を残す直木三十五の記念館は市民参加型のミュージアム。運営の悪戦苦闘をストレートにお伝えします。

びっくりする話

2007年11月16日 | Weblog
 今朝、事務局からメールが転送されてきた。なんと直木三十五が借金のカタに差し出した日本刀を持っているという齢100歳になるご婦人がいるとのこと。
 まさにお宝発見である。しかもそれを寄贈してもいいとのことである。記念館はじまって以来の出来事である。またひとつ大きな名物ができることになる。
 しかしながら、具体的にその刀が直木三十五が持っていて借金のカタに渡したという証文なりというものがない。まあ甥の植村さんの元にも脇差があっただけだというから、直木が何本か所有していた日本刀はこのように借金を払う代わりに人手に渡ったとしても不思議ではないと思う。ご婦人はかつて麹町に住んでいたというから木挽町にあった文藝春秋倶楽部の近くであるので、何か商売でもされていたなら売掛があるだろう。
 興味の尽きない話しである。

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