はまあるきの東屋

 ブログ、ホームページ、釣、畑、ハイキング、園芸、読書など趣味の多い壮年の精神科医師です。奇麗な写真をおみせします。

しんせかい:芥川賞

2017-02-21 20:35:26 | 読書

山下澄人書
新潮社
1600円
2016年10月発行 
 

 倉本聰が主宰する富良野塾
 北海道での劇団の養成塾の話です。
 非常に面白かったです。

 解りにくいという、予備的意見を聞いていたのですが、
非常に、解りやすかったです。

 なぜかと、考えたら、主人公の考え方、思考パターンが
不思議に私に似てたからでした。

 記憶に自信が持てない。
 言ったことに、ホントに言ったが、自信が持てない。
 ごく当たり前の、自分の経験があやふやである。

 行き当たりばったりで、その時の直感で物事を
判断してしまう。
 行き当たりばったりで、自分の進路を決めてしまう。
 深い合理性も、損得勘定がない。