リーコとオスカーともっと深い影:ドイツ児童
アンドレアス・シュタインヘフェル作
岩波書店
前半を少し紹介します。
リーコは少し知恵遅れな少年です。彼は、特に右か左かの判断に弱く、
真っ直ぐな道しかあるけません。
しかし、彼は、深く、長く、考えるのが得意です。
リーコはある日、自分の家なあるビルの前で、一個のマカロニを見つけます。
これを誰が歩道に落としたのか、
自宅のあるビルに住む住民に訪ねて回ることにしました。
しかし、訪ねてまわっている途中で、
気難しい汚い老人フィツケ氏にそのマカロニを食べられてしまいます。
そこで、リーコはまたマカロニが歩道に落ちていないか探します。
そしてると、青いヘルメットをかぶった、
すごく大きな歯をもった背の低い少年オスカーに会います。
彼も何か探している様子です。彼は知力は高いのですが、
心配性なのが欠点で、安全のためにヘルメットをいつもかぶっています。
二人は友達になる約束をします。
リーコはオスカーを屋上に連れていき、素晴らしい景色を見せます。
そして、裏のビルにつながる小さな小屋を見せて、
そこを通って行かないかと提案しますが、オスカーは、
カギがかかっているから無理だといいます。リーコは、
裏のビルに二人で入って、時々影を見ている、
例の幽霊なんかいないことを確かめて、安心したかったのですが。
明日(火曜日)に二人は運河のほとりを散歩することを約束して、別れます。
火曜日、オスカーはいつまでたってもきませんでした。
それに、リーコのママは、おじさんが危篤状態なので、
すぐに一人で旅立つといいます。
リーコが一人で留守をしている時、
リーコはゴミを裏庭にあるコンテナに持っていきます。
その時、コンテナのゴミの中に、
オスカーがシャツにつけていた赤い飛行機のバッジを見つけ、
それを、探い出し自分のズボンのポケットに入れて持ち帰ります。
(ドイツ語の原文を、今、読んでいるところです。)
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