Nの目線

箏弾き菊地奈緒子の360°に向けられた眼差し

音楽的バイリンガル

2006-10-06 21:04:42 | Weblog
4日からモデルンアカデミーが始まりました.私の課題曲は中川いづみさんの“挽歌”と高橋悠治さんの“馬の頭は東へ向かった”の2曲です。挽歌はアカデミーの生徒の指揮者がついて、チェロ、フルート、打楽器との四重奏です。指揮者の方が、しっかりと曲を分析して、練り込んだ形で振ってくれます。次々変わる拍子に正確に入っていく事が要求されて、四苦八苦。。午前中は、指揮者の方とマンツーマンで合わせてもらって、楽譜を読み込む事の大切さを教えられています。
一方の悠治さんの曲は、フルートとの二重奏で、東洋的な即興曲で、フルートの子にいろいろ質問されてしまい、漠然と自分自身の中にある音楽の捉え方をどのように説明すればよいのか、それもまた課題になっています.
8日には、これらの曲のコンサートと、箏についてのワークショップを予定しています.
アカデミーの生徒達が(今年は10人程)、5、6曲の課題曲を持って、必死に取り組んでいます.