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音楽の話題を日々徒然に。

佐野元春&THE COYOTE BAND

2014-10-26 19:32:08 | その他の音楽♪

ひさしぶりの更新は昨夜の元春ライブレポです。

2014 AUTUMN TOUR@フェスティバルホールに行って参りました。
セットリストはこんな感じで。(ネタバレ注意です)

1. ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
2. スターダストキッズ
3. ダウンタウンボーイ
4. 星の下 路の上
5. 夜空の果てまで
6. Us
7. 黄金色の天使
8. 呼吸
9. La Via e Bella
10.世界は慈悲を待っている
11.虹をつかむ人
12.ポーラスタア
13.スーパー・ナチュラル・ウーマン
14.詩人の恋
15.君がいなくちゃ
16.優しい闇
17.ボヘミアン・グレイブヤード
18.約束の橋
19.サムデイ
20.アンジェリーナ

~アンコール~
ナイトライフ
ソー・ヤング
悲しきレイディオ


昨年5月、フェスティバルホールこけら落としのプレミアム・ライブ以来です。
あのときもそうでしたが、開演前の、客電が落ちる前から始まる手拍子!今日もファンは熱いです。

ステージには黒い幕。
ステージに幕って、昔はよくありましたが今時珍しいな。
1曲目、その幕の間からギタリストが飛び出してきて奏でるは、『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』。

ポップで軽快なナンバーでのオープニングが象徴するように、この日のライブを通しての印象は明るく”軽快”。
昨年のプレミアム・ライブの時のようなゴージャスさはありませんが、とってもリラックスした楽しいライブでした。

MCも多かったですね。

「日本シリーズなのに、こっちを選んでくれてありがとう!」

「グリコの看板、新しくなったし」

キザでどこかトボケた風な”元春節”は、大阪へのリップサービスも忘れない。

場内を飛び交う「モトハル~」という黄色い声援に、

「ダイジョウブ、ちゃんと聞こえてる」

っていうのと、熱狂する客席に

「演奏していい?」

って尋ねるのがね、可愛かったですね。

曲は、アルバム『COYOTE』と『ZOOEY』からがメインの構成。
手塩にかけて育ててきた若いCOYOTE BANDと作った2枚のアルバムです。
今やすっかり成熟した感のあるこのバンドと、来年は新しいアルバムを出すとのこと。
15と16の2曲は、そのアルバムに収める予定の新曲だそうです。どちらもノリの良い、”らしい”曲でした♪

アルバム『COYOTE』が、ゼロ年代で、『ZOOEY』が10年代。
とはいえ、80年代、90年代の曲もきっちり入れてきて、どの年代からのファンも楽しめるセットリストになってます。
個人的には、今年の活動からいって『VISITORS』からの曲が無かったのが意外でしたけど、入れると”明るく軽快な”という印象が変わっちゃうかな。

声は・・・もちろん全盛期の声は出ていないけれど、元春の、この無邪気なロッカーの前では、そんなことは些細なことです。
2時間半、『詩人の恋』を除いてほぼ立ちっぱなしの客席。
最後は、2700人が入るライブハウスみたいになってました。

来年はデビュー35周年とのこと。
まだまだ弾けるつもりでしょう!もちろん我々も!


 

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2 コメント

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Unknown (moto)
2014-11-06 19:39:02
佐野元春
このサイトで名前を見るたびに思ってしまいます。
サザンと佐野元春は何が違ったのか?
「いとしのエリー」と「サムデイ」の違いといってもいいかもしれません。あくまで個人の見解です。
佐野元春はもっと大衆受けしてもいいのではないか?
と思うのです。
でもそこがいいところなのか、とも思います。
それにしても、失礼な話、今でも大阪フェス満員になるんですね。
参加している人は思いが強い人が多いような気がします。
佐野元春はそれだけ魅力的なアーティストだと思います。
motoさんへ (nanori)
2014-11-07 10:16:45
「サザン」と「元春」を分けたもの-。
思わず考え込んでしまいました(笑)

先日NHK-BSで放送された「名盤ドキュメント」という番組で、「VISITORS」を取り上げてました。
(これは非常に良くできた番組でした)

サムデイが大ヒットした直後、これから世間に名前を売るぞ!って時に単身NYへ行ってしまった元春。

なおかつ、彼の地で作ったのは衝撃の問題作「VISITORS」。
元春が自らの音楽の"大衆化"にNo!と言ったアルバム。

いや、彼のことだから、あれが大衆に受けると本気で思っていたかもしれません。実際には元春のスピードが早過ぎて、我々が追いつけないのに、彼は気がついてなかったのかも。「なんで皆わからないの?」と。

その時代に「なんかわからんけどカッコイイかも?」と思ったごく一部の人間が、今もフェスティバルホールを満員にするんです。サザンやユーミンのように「ファッション」として身に纏う音楽ではないけれど、その分コアな部分でずーっと熱く胸にしまっている人は多いはず。

海辺やゲレンデで皆で聴く外交的なものではなく、内省的なんですよね、元春のロックって。

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