いいことあるさ

このところ、私のヘビーローテは、ヤスさんのアルバム『いいことあるさ』。
2007.8.22発売ですので、いまさら感はありますが、少し語らせて下さい

このアルバムのキャッチコピーは「鈴木康博１００％・・・無添加アルバム」というものですが、全くその通りで、作詞、作曲、編曲はおろか、全ての楽器演奏、録音、ミックスまで全てヤスさん一人で行ったアルバムとのこと！
ド素人の私からしても、コトの大変さに驚きます

≪収録曲≫
1.いいことあるさ
2.タクハネェ
3.振り返ってみよう
4.海辺にたたずんで
5.紫陽花寺
6.夢旅行
7.個人の自由と平等
8.春の贈り物
9.架け橋
10.Specialize Tonight
11.あの若者

小田さんのように、「その１曲でノックアウト！」という圧倒的な楽曲はありませんが、アルバム全編通しての”まとまり”が凄い。じっくり丁寧に作られた曲たちは、心地よいサウンドでありながら、単なるBGMでは終わらない力強さがあります。
『個人の自由と平等』、『Specialize Tonight』のサウンドのカッコイイこと！

ヤスさんの歌詞は、切れ味鋭く心に届く、というものではなく、「そうそう、そうだよなぁ」という共感と、聴く者を安心させてくれる温かさがあります

今日を大切に　あせらないで　
回り道でわかることも　
ボクらの夢に近道はないさ
　　　　　　－『いいことあるさ』－

がんばらなくていい　ただ楽はするな　
ため息はつくなと　夢が僕に言う
　　　　　　－『海辺にたたずんで』－

やっと馴染んだオレらしい仕事　
でも時代に合わないことを知る
乗り換えてゆく奴らもいたが
オレはオレの誇りを捨てタクハネェ
　　　　　　　　　　－『タクハネェ』－

聴くたびに発見があり、噛めば噛むほど味が出てくるアルバムです。
もしこれから聴いてみようと思われる方がおられましたら、ｍｐ３ではなく、是非ともＣＤで聴いて下さい。音の厚みが全然違いますから。

で、もうひとつ。いまさらながらにこのアルバムについて語ろうと思った理由・・・。
先日Amazonで購入したこのDVD。

『鈴木康博　LIVE２００７　ｉｎ　Ｐｌａｚａｓｏｌ』　


ヤスさんの代表曲達はもちろん、アルバム『いいことあるさ』から６曲収録されてます。

先月の大阪でのAnniversary Liveが、フルーツ、生クリームで華やかに飾られたデコレーションケーキだとすれば、このＤＶＤは、高級チョコと洋酒で作られたガトーショコラといったところ。ヤスさんのギターと歌声を堪能できます。
ミーハーな（←死語）ギャル（←死語）はおいといて、大人な皆さん、秋の夜長にオススメですよ。

・・・ちなみに、ヤスさんのサポートバンドメンバーって、なかなかのイケメン揃いなんですヨ　（あれ？大人な感想はどこへ？）

以上、１１月５日のライブCDの発売が益々待ち遠しいｎａｎｏｒｉでした