89年のオフコース解散後、小田さんのソロ活動にはオフコースほどにはのめり込めなくて・・・。それでも新曲やニューアルバムが出るとやはり気になって、細々と聴いてはいました。
そんな私が決定的に小田さんから離れてしまったのは、96年発売のオフコース曲のセルフカバーアルバム『LOOKING BACK』がきっかけでした。
当時、最初に聴いた感想は、
「小田さん!なんちゅうことをしてくれるんや!」
でした。
・・・お許しを
私も若かったんです。たしか一度聴いたっきりでダビングもせずレンタル屋へ返却したはず。
自分の中にある、”青春の良きイメージ”みたいなものを壊された気がしてどうにも許せなくて。なのでその後の『LOOKING BACK2』は聴いてもいないという・・・。
この2月に小田友の皆さんとお会いして、そんな頑なな自分を反省したのと、今ならどんな聴こえるかなという興味もあって、今回2枚まとめて購入した次第です。
あれからもう20年以上が経ち(オソロシイ)、歳をとったせいもあってか、当時より随分と冷静に客観的に聴くことができました。
ははぁ~、なるほど
違和感は・・・もちろんあります。
その違和感の理由がなんとなくわかりました。
あくまで私にとって、ですが違和感のある曲ってバンドになってからの曲なんですよね。具体的にいうと『Three and Two』以降の曲。
『LOOKING BACK』で小田さんの意図は、”軽やかに”そして小技を効かせて”キラキラ感”を出すアレンジなような気がします。そしてそれはヤスさんと二人時代の”凝ったアレンジ”への回帰ではなかったでしょうか。
バンドになってからのオフコースは力強く、シンプルな音。ずどーんと重い豪速球。キャッチャーミットがドシンと鳴るような。
それを卓球のラリーみたいな軽やかな音に変えたんだから、そりゃ違和感ありますよね。
『愛の中へ』にしろ『愛を止めないで』にしろ、なんだか軽やかにキラキラしちゃって。4人時代の曲(『夏の別れ』や『もっと近くに』)もそう。
※ちなみに『言葉にできない』のオリジナルとの比較については過去記事を・・・→コチラ
対して古い曲、『愛のうた』(何故ひらがな表記にしたんでしょ?)とか『もう歌は作れない』などは、そもそもが二人で緻密に、小技をふんだんに効かせてた時代の曲ですからさほど違和感なく、むしろ「これもありだったのかなぁ」と思えるのです。
あと、ボーカルも5人になって以降は”声を張る”ようになった小田さんですが、『LOOKING BACK』ではそれを封印してますよね。
『さよなら』も『Yes-No』もシャウトしないアレンジ。これまた二人時代の、昔の歌い方っぽいように思えます。
オフコースというバンドを解散し、ソロでやっていくにあたって、「バンドではない音」を、ソロでやっていくための音を目指した結果がこの”原点回帰”だったということでしょうか。20年以上の時間を経た今ようやく受け入れられた気がします。
・・・ただね、歌詞の変更!これだけはまだ受け入れられませ~ん
歌詞カードには、それぞれの曲のオリジナル当時の写真が添えられてます。
『SONG IS LOVE』の頃の小田さんが好き
自分は以前も言いましたが、小田ソロを一切追いかけてません。
好むと好まざるに関係無く、自然に耳に入ってくる範囲での認識ですが、nanoriさんの言われることはなんかうなずけます。
Yassさんもソロの初期こそ、5人オフコースのにおいのするサウンドスタイル立ったけど、途中からは、スタイルを模索していた頃のような、自由なアレンジになってきている気がします。
世の中にカバーやら、コピーやらたくさんありますが、ファーストインパクトって、雛の刷り込みのようなものがあって、越えがたい壁って感じかもしれませんね。
自分も含めて・・・・。だってどんなに演奏をばっちりやっても、小田さんや、ヤスさん以外の声で、歌われてもキツいものがありますよねぇ・・。
自分もようつべにカバーやコピーをのせてたりしますが、なかなか再生回数あがりません・・・。地味に宣伝(汗)
あと、ソロとは別に、皆さんご存知の小田さんそっくりな人とユニットやってますが、3人用にアレンジしてのカバーは、戸惑いが正直あるのです。
そっくりにするには編成的に無理。大きく変えると聞く側に違和感を残しそう。
結局無難な感じではやるけど、なにか満足感が得られない感じでモヤモヤしています。
そお思ってやっているのは自分だけかな?・・・・・
いずれにしても、セルフでも、他人のものでも、定着したものを変えるってのは難しいものですね。
あなたのことが理解できなかったけど(爆)昔を知っている人は強い思いがあるんだろうね。
しかもnoriちゃんのエライところは『お買い上げ』なとこ(笑)
最近になってnoriちゃんがくれたオフコースのCD達を聞いてるんだけど
逆LOOKING BACKじゃないんだけど、「え?違う!」みたいな場面があって
ああ、こっちが本家なんだなあと一人笑った次第です。
オリジナルより好きな曲、嫌いな曲がありますが、
嫌いな曲はイントロから受け付けません。
Yes-Noですけど(笑)
「愛を止めないで」は最初はあまり好きじゃなかったけど、最近コンサートでLBバージョンを聴き慣れたせいか、悪くないと感じるようになりました。
「さよなら」は断然オリジナルのアレンジと力強い歌い方が好きです。
コーラスアレンジがすごく進化していて好きですし、小田さんのヴォーカルも楽器もひとつの音にメリハリがあるのが良いところだと思います。
セルフカバーについて賛否ありますが、私はどんどん挑戦してほしいと思っています。
このアルバムについて、後から小田さんも、みんにながこんなの、聞きたいだろうなぁ~って書いて失敗したってインタビューで答えてました…
今回、アルバム『どーも』聴くの怖かったけど、歌詞も、何も見ないで先入観無しで、車を運転しながら聞いて…涙が止まりませんでした
まぁそう言わずに聴いてみて下さい(苦笑)
私も随分離れてましたが、聴いてみたら、やはり小田さんは小田さんで。
コアな部分は変わってなくて、最近の新しい曲も良いですよ♪
ただ、やっぱりカバーはね。誰のどんなカバーでも、なかなか「これは!」というものには出会えませんね。特に好きな曲を、嫌いな歌手にカバーされると、ちょっと勘弁して~ってなっちゃいます(笑)
多感な時期に聴いたものはホント「刷り込み」のようになってて、良いとか悪いとかいう問題じゃないんでしょうね。本能的な反応なのだと思います。
そうかぁ。ここまで長い年月が経ってると、そういうことも起こりうるんだろうね。
小田さんのライブでオフコースの曲に出会ったって人もきっと少なくないだろうし。
そういう意味では、もう何がオリジナルなんだか、だよね。
私も好き嫌いは別にして、オリジナル絶対主義を反省した次第です。
あ、CDを購入したのはね、今の生活圏にレンタル屋がないからで、あればきっと借りてたと思います(爆)
私も苦手です。あまりにもライブでのビートが強烈だからでしょう。
『愛を止めないで』は、いまだイントロを聴いても、とっさには何の曲かわかりませ~ん(笑)
『さよなら』は、私はオリジナルの間奏のギターソロが大好きなので、2008年のツアーで稲葉さんが途中からこのバージョンにしてくれたのに感動しました。
小田さん、ソロライブではきっとこれからもLBバージョンでしょうね。オリジナルが復活するとすれば、それはきっと再結成の時でしょう。
私もそのくらいの距離でも良かったのかも・・・と、今となっては思います。
完璧に離れちゃったもんで。若かったなぁ、と反省してます。
小田さん、LB失敗したって?まったくもう!おかげで離れちゃったじゃないですか(笑)
それでも、LBがあっての自己ベストだし、今の曲達もその延長線上にあるのだから、結果的には良かったんですよね。
今は素直にそう思えます。
LBでのセルフカバーは、それに対する反発心やら、意表をつきたい思いやらが働いたのかも知れませんね。
twoだったらこうしてたかも・・・なんてーのもあるのかしら?
でも考えてみたら、twoの頃も、モロな感じの洋楽は山ほどありましたねぇ。
○フコース○田さんにも、小田ソロ聴いてみたら?と言われてるので(笑)ちょっとはねぇ・・・。
ただ、聴かないのには理由があってぇ・・言い訳(爆)
そもそも嫌いじゃないので、影響を受けすぎて、それになっちゃうのもちょっと嫌なんですね。
まあ、なりようは無いですけど(笑)妙な反抗心かもしれませんね(汗)
近いうちちょっと聴いてみましょうかね♪
「愛の唄」を聞くのが怖いです。「愛の中へ」もLBして欲しくなかったです。LB3を作るとしたら「時に愛は」はやめて下さい、「きかせて」は手を出さないだろう・・・。などと色々思ってしまいます。勝手なファンの意見です。