「トップバッターは・・・きいて驚けよ!オフコースだ!」
たしか、吉田拓郎のこんな司会で始まったと思う。
1985年。中学生だった私はラジオの前でドキドキしていました。
その年の6月に代々木の国立競技場で行われた音楽イベント『ALL TOGETHER NOW』のラジオ放送。
オフコースをバックバンドに仕立てた『おまえが欲しいだけ』。
拓郎さんのパワフルなボーカルに被さる小田さんのコーラス!
のっけから大興奮でした。
伝説のバンド、はっぴいえんどの『さよならアメリカ、さよならニッポン』。
サディスティック・ミカ・バンドならぬサディスティック・ユーミン・バンドの『タイムマシンにお願い』。
世の中にはこんな音楽もあるんだ!というカルチャーショックを受けた2曲。
アン・ルイスとチェッカーズ(だったかな?)による『You've Got a Friend』。
チューリップとブレッド&バターで、『I Just Called to Say I Love You』。
洋楽、というものを初めて明確に意識した2曲。
ちなみに当時中坊の私は、Stevie Wonderのこの曲で、リアルに「to不定詞」の使い方を理解しました
私的クライマックスもちろん、小田さん、財津さん、ユーミンの『今だから』。
冒頭の拓郎さんとのセッションもそうでしたけど、この3人が同時に同じステージに立ってるというのは本当だろうか?と何度も思いました。ラジオで聴いてるだけだから特に実感がわかない(笑)
このほかにも山下久美子、白井貴子、アルフィー、高中正義、佐野元春、サザンetc・・・と。80年代の綺羅星が勢ぞろい。
そう、まさにありえないイベントでした。
エンディングの全員で歌うテーマ曲が、これまた圧巻で。この曲、小田さんが作ったんじゃなかったかな?
小田さんの高音コーラス部分、必聴です
ラジオ放送はたしか2時間だったような
音楽の世界はどこまでも広くて深くて、まだまだ未知の音がいっぱいあるんだと、ロックやポップスを聴き始めたばかりの私にとっては本当に刺激的な2時間でした。音楽雑誌に掲載された写真を眺めて会場の雰囲気を想像しながら、録音した120分テープを文字通り擦り切れるまで聴きましたっけ。
その貴重な音源が再放送されるようですね。
5月4日(土)と5日(日)。 (→詳細はコチラ)
さて、28年前の私の記憶が一体どこまで合っているのやら。
今から楽しみです
1985年は、国連が決めた「国際青年年」とかで、その記念イベントだったような。
佐野元春さんの『ヤングブラッズ』がテーマ曲でした。
小田さんが2007年のクリ約で佐野さんを呼んだ時、MCで
「随分前にあるイベントでちらっと話しかけた」ってのがコレです。
ということで、ぜひ聴いてみて!
あ、もちろん373も出てたから!(爆)
しっかし、28年前ってねぇ。オソロシイねぇ。まったく成長してないわぁ。
ってことは、私はもうすでに完璧に洋楽にシフトしていたんですね。
1985年ですもんね。うんうん。洋楽ライフを謳歌してた。
この週末、聴いてみようかな♪忘れそうな気がする~~~
ってか、28年前ってのがめちゃくちゃ恐ろしいんですけど。
当時のラジオの放送では男女のDJ(というよりパーソナリティ)さんが
ライブの様子を実況してくれて。なんていうか、オリンピックの開会式の中継あるじゃないですか?
あんな感じで、「今、どこそこから、誰それが登場してきました」みたいな。
それはそれで臨場感ありました(笑)
今でこそ、あちこちで野外フェスってのがありますが、これだけの規模とインパクトのあるイベントって
もうきっとできないでしょうね。
是非、昔を思い出して楽しんで下さい。
あ、『今だから』のシングルレコード、私も持ってます!聴けないけど。
ラジオでも迫力は伝わってくるでしょうけど、映像で観てみたい…。
当時、個人的に忙しすぎて、オフコースはおろか、音楽の事とかも全然知らなかったです…。
でも「今だから」のシングルCDは持ってました…。
情報ありがとうございます。当時の若かりし頃を思い出しながら聴きたいと思います。