長々とすみませんが、まとめです。
フィルタ自作を考えている方に少しでも役に立てれば幸いです。
■ 製作方針
1. 市販の外部フィルタに依存しない「独立型」の外部フィルタを作る
※ポンプは手持ちの空いている水中ポンプを利用する ← 結果的に新規購入
2. ペットボトル等の「空き容器」を再利用して低価格で
3. ろ材の交換・追加などが簡単にできるようにする
4. 手軽に加工できること・接着剤は使わない
そして最も重要なのは
5. 十分な濾過能力があること、できれば脱窒濾過まで実現する
■ 材料と製作
材料は以下の通り
1. ゲータレードExtra~広口ボトル~8本(今回は2本分を60mm×200mmの塩ビ管で代用)
2. 防振ゴム足(穴開きタイプのもので内径11mm) ←ボトル数×2個分
3. 穴開きのねじ式プラ足(内径12mmのもの) ←ホルダーのホース穴用、無くても良い
4. 園芸用糸入り耐圧スリムホース(10m)←ボトルに合わせ40cm程度に切り分ける
5. 缶ホルダー(100円ショップ)
6. 内径12mmのホース(EXパワー用を流用、1046と底面ポンプ接続用)50cm程度
7. 水陸両用ポンプ・エーハイム1046
8. バイオフィルターミニ+NISSO PP-51 ← 外部ポンプが600l/h以上なら不要
合計約13,766円ナリ…チャームでEX75が2台買えそう…
これでは「低価格」という目標を達成できたとは言い難いです…
しかもろ材は全く含んでいない金額なので、改めて市販フィルタのコストパフォーマンスの良さを実感しました。
この中ではやはりポンプ(水陸両用=¥5,800)に一番コストがかかってるので、水温上昇が気になるものの流量が大きく低価格な水中ポンプにするのが安く仕上げるポイントになりそうです。
必要な工具
1. ドリル(直径15mmの穴あけができるもの)、電動なら楽
2. カッター (穴開けのときのバリ取りに使います)
3. ハサミ (ホースの切断など)
4. メジャー (ホース長を調節するのに、別に無くても困らない)
5. ラジオペンチ(別に無くても良いが、あった方が楽)
6. 直径10mmの丸棒(ゴムパッキンをはめ込む時に使うが、無くても出来る)
製作
1. まず、ゲータレードを飲み干して気持ちを落ち着かせる
2. 空になったボトルから蓋をはずして中心にドリルで穴あけ
3. 防振ゴム足をハメ込む
4. 本体をひっくり返し底の中心に蓋と同様穴あけと防振ゴム足をハメ込む
※穴あけで内側にバリができるのでカッターで注意してカットします
5. 耐圧ホースをねじってゴム穴に差し込み、内側に5mm程度飛び出すくらいにしておく
※差し込み過ぎるとろ材でホース穴が塞がるので水が流れなくなります
6. ゴム穴にホースが密着するようにネジリを戻しておく
7. 1~6を必要な本数繰り返す
8. 缶ホルダーの下側にホース穴を開ける、必要に応じてプラ足を付けて固定
9. ペットボトルにろ材を詰め込む。この場合以下の順を守ると良いらしい
EXパワーフィルタの標準ろ材はまさにこの順
(a) ゴミ・排泄物を取る物理フィルタ
(b) 生物ろ過フィルタ(好気性~嫌気性)
(c) 化学ろ過フィルタ(活性炭などの吸着ろ過)
(d) ゴミが水槽に戻らないようにする細目の物理フィルタ
今回は
物理→物理→生物(好気性)→生物(好気性・嫌気性)→化学(吸着)→物理
としてみた。
10. 水流はボトル下から上に流れるよう上蓋から次のボトルの下側へホースを連結していく
写真ではホースの検証のため耐圧・エーハイム・エデニックの各ホースを使っています。
11. 最後のボトルからの排水をシャワーパイプに接続し、水槽に設置
12. 先頭のボトル下側のホースをポンプの排水口に接続し、給水ホースを水槽へ
13. ポンプ電源ON!で水が流れれば…
完成~
とりあえず、出来上がった自作外部フィルタを使って水槽立ち上げ中です。
結果はまた後日報告、できるかなぁ~