2019年7月15日(月) ☁/☂ 三ノ峰
今回もまたお花を楽しむためにやってきました
コースタイムは殆どあてにならないほど
お花は多く 立ち止まってしまいます
急な坂道で喘ぎながらも
目は花を追い求めm
写真を撮る為のスクワットも厭わず
三ノ峰を目指す事になります

三ノ峰登山口からの続きです
植生保護マットを踏んでから登っていきます
登山口からは丸太の階段から始まり
急な登りとなります



登山口からの急登が一旦収まり
平らな所に出ると
ぽつんと1本標識が立っています
山越邸跡地の様ですが
自然にかえされていったようで
その痕跡らしきものは 鬱蒼と茂った
草木の中に消えてしまった感じがします
山仕事の間だけ利用していたとはいえ
人がここで暮らしていたことが不思議に思うほど
奥深い山の中の跡地でした
それにしても 植物の種類は多い
全てわかれば これほど楽しいものは無いのでしょうが
残念ながら知識はお粗末なので
分かる範囲での楽しみになります




原生林そのままで
人の手を介さない鎮守の森は
聖域を荒らす事を拒むかの様な
神秘さと威厳を備えて感じがします
湿気の多い空気が余計
神秘的な奥深さを感じさせるのかもしれません
濡れた登山道をゆっくりと登り稜線を目指します



丸太の急な階段を登れは稜線に上がります
その出合いに 檜が2本
門番のように立っています
そこが六本檜という所のようです
ここで少し休憩を取ります



檜の世界を行く
三ノ峰へと向かうため
二本の檜の間を通ると
そこからまた 世界が一変した感じです
古木の檜が集まり
ある種の威圧感を持った
幻想的な空間が広がっていました
ガスもおりて余計 その幻想性を強調し
異次元の世界に足を踏み入れてしまったような
そんな錯覚に陥らせられたのでしょう…



そして樹林帯を脱すると
クマザサの覆う ササ尾根に変わります
視界が開け・・・た? とはいきません!
濃いガスに包まれ 視界どころか
先の展望も望めません!
その上雨に濡れた道は 泥と化し
まぁ~よく滑る事!
急斜面では
ず~るずる!
ただただ寄り添うお花が 癒しとなります





所々緩やかな稜線の道
ササユリが沢山目に留まり始めます
私はここをササユリ街道と呼びました



灰色のカーテンの向こうに
三ノ峰が待っているはず
笹に覆われ 草花に包まれ
隠れた地面は やはりず~るずる!





ササユリの宿場街道
お客さん ちょ~と休んで行かれませんか?
そう 誘ってくるササユリ・・・
まるで宿場町のよう?
どちらかと言うと 花街道?
どれほど その誘いを受けてしまおうかと
迷ったことでしょう…


ササユリロード
チチはどんどん先に進みます
誘いに乗ってはチチに置いて行かれそう・・・!
後ろ髪惹かれる思いで先に進みます
・・・と 今度は黄色のお誘い!



おぉ~
愛しのニッコウキスゲさん!
今度は ニッコウキスゲ街道に変わり
優しく誘ってきます♪
会いたかったのよう~と喜んでいると
置いていくぞ~
無情にもチチの声が聞こえてきそう
心は留まれど 背中は押され
仕方なく足を前に出さざるをえません

今度はヨツバヒヨドリのお花畑
ゆらり揺られて囲まれて
その場に蹲りかけて あ~ダメダメ!
チチの背中を見つめて
追いかけます・・・





花を愛でながら進む先は
さらに幻想的で・・・
先の見えない世界が広がります



ガスの中・・・どの辺りを歩いているのか
分かりにくいのですが
要所要所には標識があり
場所を確認しつつ登っていきます
そして漸く 剣ヶ岩辺りに来たようですが
ここからの展望は
ただいま閉店ガラガラ
閉じられた灰色のシャッターは
今日は開きそうもありません・・・
それならばと 足下を見ながら
どんどん先に進んでいきます
つづく
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