山に癒されて…♪

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2泊3日の夏山 6 前穂高岳~奥穂高岳  吊尾根

2019年08月22日 | 山登り 北アルプス
2019年8月11日~8月13日 岳沢~奥穂高岳

吊尾根で雷鳥に出会ったところからの続きです

紀美子平から ホールドもしっかりとした
比較的簡単な岩登りで始まりまり
左側のトラバースの連続となります

しかしガスが視界を防ぎ
上高地も見えず・・・
望めるはずの景色は全て消されています

ただただ 雨が落ちていない事が救いかも・・・


 ガスに向って延びる岩稜
南陵の頭への鎖場


スラブ状の岩場が上へと延びています
表面はザラザラしており 滑りにくい感じですが
が  ち・ら・ほ・ら・・・

どうか神様~ 
雨だけは落とさないでください!

心の中でそう叫びながら
無宗教の私が この時ばかりは
天にお願いをします


 頑張れよ~とチチが覗く
 岩の間をホッチラコと登る
 イワギキョウがご挨拶!

明神岳


一瞬ガスが上がり
恐れていたはいつの間にかんでいます

あぁ~ 
神様~ありがとうございます

無宗教の私が神に祈ります

南陵の頭までの登りは
急になりますが 思うほど斜度はきつくなく
ホールドもしっかりとしているので
鎖に頼らなければ登れないというものではありません

雨さえ降らなければ
しっかりとした岩なので大丈夫・・・です!

時折切れるガスの合間から見える
明神岳の雄姿に溜息一つ
そして 
モクモクと岩と睨めっこしながら
登っていきます



 ペンキに従いピークを登ると
南陵の頭


南陵の頭に立ちます!

南陵の頭の標識を目にした時
自身の中で ジャンの天使にあった時のような
そんな感覚になったのはなぜ?
変な感じ受けながも 
穂高岳に近づいてきた事を実感をします

ここから穂高岳はもうすぐ・・・

しかし 奥穂高岳は見えません

稜線上徘徊するガス
先のピークにはガスが纏わりついています
 
ぼんやりと浮かび上がる影・・・
見え隠れするピークが穂高岳のはず・・・





再びガスで覆われた稜線の向こうの
穂高岳を思いながら 進んでいきます

ここからは緩やかな道が延びています
それでも 疲れが足を重くして
緩やかな坂もしんどい・・・




下から湧くようなガスの動き
切れる事のなガスの間から
少しの景色が見え隠れ・・・

気になっていた雨も 何時しかどこかに去って
ガスのみが好き勝手に動き回っています

出来れば・・・
このまま天気が回復してくれないかしら・・・

また 神頼み・・・



 人の集まる点・・・小祠が!
奥穂高岳

二つ瘤の山頂?
あれが奥穂高岳・・・?

40年ぶりの奥穂高岳は・・・
どこか変わっているような・・・

あんな感じだったかしら・・・?


 穂高神社の嶺宮 

奥穂高岳 3190m


記憶の中の穂高岳の山頂とは
ちょっと違っています
だけど 漸く辿り着いた事に 
しんどさはガスの彼方に消えた感じです

祠での記念撮影は順番待ちです
方位盤の瘤と 祠の瘤を
渡るように行き来して写真を撮ります
まるで・・・立山の最高峰の
大汝山の山頂での事を思い出します

大汝山には祠はありませんでしたが
順番待ちで入れ替わりながら 同じ様に
よじ登って写真撮りをしました・・・

ただ 今回は時間的にも人が少なくて
然程 待つことはありませんでしたので助かります

順番が来て よじ登る時 ふと・・・
小祠がこんなに高い位置にあったかしら?
見上げながら やはり首を傾げてしまう私です

やっぱり・・・変わりましたよね・・・
月日の流れを 感じます



撮影を終えて少し休憩を取る事にします
すると またガスが動き
懐かしきジャンダルムが姿を現してきました



 ジャンダルム・・・


今日のジャンは・・・?

かつてこんな悲しい表情をした
ジャンダルムを見たことがあったでしょうか

私だけがそう見えるのかもしれませんが
今年の厳冬期の木曽駒ヶ岳と重なります
宝剣岳の天狗岩と 
同じ顔をしているように見えました・・・
あの時も・・・

ふと 重い感じを受けます・・・
すると・・・


 再びガスが・・・
 姿を消した・・・



ガスは何かを隠すかの様に
ジャンダルムを飲み込んでいきました

人の賑わいの残る穂高岳に別れを告げて
今日の宿場まで下るとしましょう


 今日の宿場のテン場へ
 ガレ場を下る 落石注意!
 穂高山荘へ下ろう



時間はもう16時を回っています
だけど まだ登ってくる人もいました・・・

 ピッケルの標識


ピッケルの洒落た標識
シャフトをコンクリートの土台に深く刺し込まれ
ピックの方が穂高山頂を指し 
ブレードの方が穂高山荘の方を指しています





とにかく 早く下りたい
今日の宿場までもう少し
落石に注意しながら慎重に下っていきます


 クモマグサ
 梯子待ちの渋滞
穂高岳山荘と涸沢岳


上から見ると 天場もいっぱいのよう・・・
張れるスペースはあるのでしょうか・・・


 今宵の宿へ 最期の梯子

穂高岳山荘 


穂高岳山荘のテラスに着きました!
この時点で雨は本当に止んでくれていました

助かった・・・

穂高岳山荘は 混雑しているもよう・・・

テン場は埋め尽くされ 張る所もありませんでしたが
譲ってもらって 東側の斜面にあるスペースに
張らせていただき 夜を明かす事にしました

漸く 1日の終わりを迎え 
静かな時間を迎えます


つづく



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
nioeshotpete様 (nanekobi5963)
2019-08-24 23:16:28
こんばんは 

おしゃる通りですね
皆さん同じなのでしょうか?
黙々と表現しても そこには色々な考えが
頭の中でうごめいていますよね

不思議ですね 来なければよかったと何度思ったか
でも下るころには 次のお山を考えていますものね

自己満足のブログではありますが
楽しんで頂けるととてもうれしいです

これからも宜しくお願い致します
返信する
もくもくと (niceshotpete)
2019-08-24 22:56:44
もくもくと(黙々と)登るって表現がありますが、
登ってる最中は色んな事を考えますよね。
僕も山中では不安な事がいっぱいあって、こんな思いするくらいなら来なきゃ良かったなんて思うことも多々ありますが、降りてくると次の山に登りたくなる。山に呼ばれちゃうんですよね。

心の揺れ動きが伝わってくる文章。独自のスタイル確立しちゃってますね。とても面白いです。
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