絵日記を、かきたい気持ち

毎日、たくさんの思いが浮かんでは消えます。そんな思い、フランスのこと、ヨーロッパのこと、気ままに綴っています。

●ドイツへの旅、南西の町、カールスルーエ

2005年03月03日 | ヨーロッパのこと
写真は、ドイツ南西部の街、カールスルーエのお城。

カールスルーエは、フランスとの国境に程近い、中規模の町です。(地図を持っている方、ストラスブールの北部、フランクフルトからは北西の町です)

わたしは、このカールスルーエに、何度も通いました。わたしのすんでいたフランスの町から、車で高速道路を通って、一時間半。しようと思えば、日帰りでできる、外国旅行です。

ヨーロッパのおもしろさって、わたしには、ここにあるんです。車を走らせれば、外国にたどり着く。いろんな文化やことばが、あの小さな地域にぎっしり詰まって、場所を変えるたびに、ことばも違う、風景も違う、町並みも違う、果ては、メンタリティーまで変わってくる。



わたしは、この街に、一時間半、車を走らせて、ちょこっと旅行するのが大好きで、週末に、時々でかけたり、友達のうちで夏や冬の数日を過ごしたものでした。

カールスルーエは、観光都市ではないので、あまり知られていないのですが、ドイツ的な町並みの美しい、活気のある町です。この街は、1715年に、カール公爵が、巨大な森を切り開いて造ったのが始まりだそうです。ドイツの「黒い森」の、すぐふもと。フランスから走ってきても、森を潜り抜けて、カールスルーエにたどり着きます。

カールスルーエは、上の写真の、カールスルーエ城を中心として放射状に主要道が伸びているので『扇の街』とも呼ばれます。第二次世界大戦で町の多くが破壊され再興する際に、以前の町の美しさを復元するというコンセプトの元で、復興されたのだそうです。

このカールスルーエ、よくメディアに登場してくるのは、憲法裁判所と連邦最高裁判所という、2つの連邦最高司法機関があるため・・・(なのだけど、見学はしたことがないのです~)。

そして、すごく大きな地方図書館があって、もうその蔵書といったら!!! 本好きのわたしには、何日いても飽きないくらい、いろんな本がぎっしり。(これに行かれないのは、淋しい~)


この街の楽しさは、町に活気があって、ドイツの活き活きした生活を楽しめるところです。ローテンブルグのような、中性に迷い込んだ雰囲気はないけれど、トラムがたくさん走る街を、夏にアイスクリームを食べながら歩いたり、ショッピングをしたり(フランスにはない、ドイツの素敵なものがたくさんある!)、お城の大きなお庭でのんびり過ごしたり、一日中いても、たっぷり楽しめる街です。



ドイツは、フランスほど料理が語られないところだけれども、わたしはドイツで食べるソーセージや、街角で食べる「ちょっと一口」が大好きです。洗練されているとは、いえないけれど・・・・ネ。


フランスから、ドイツに来て、すごく感じるのは、ココではヒトが、なんだかおっきい。フランスでも、決して、大きくはないわたしですが、ここに来ると、小人のよう。そんな感覚も楽しい、大好きなドイツの小旅行のお話でした!







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<今日のことば>

光の戦士は、信じる。
奇跡を信じるからこそ、彼に、奇跡が起きる。
人生を変えることができる、と信じるからこそ、人生は変わる。
愛にめぐり合うと確信があるからこそ、愛にめぐり合う。
時には、勇気を失い、時には傷つくこともある。
でも、光の戦士は、知っている。
かならず、報いられるということを。
一度の負け戦は、二度の勝利を導く。
これらを、彼は、信じ、胸に刻んでいる。

パウロ・コヘーリョ  「光の戦士のおぼえ書き」より






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