私にとっては、現在の7大不思議の一つ、というのが、こちらのブログです。
こちらのブログは、もう長い間、ほったらかしで、時間をゆっくりさいてかけない状態にあるのに、なぜか、まいにち訪問してくださる方がいらっしゃる。(もちろん、足跡からはどなたかは全く分かりません。)
本当に、それは、うれしいことで、ありがたいことで、今日久しぶりにあけてみて、やっぱり感動しました。
というわけで、久しぶりに、こちらの日記も更新します。
さて、きょうの話題は、アルザスの食べ物、べークオフ(ベックオフ)です。
アルザスという地方は、フランスのなかでも、一番ドイツに近い北東に位置しています。
この地方で使われる言葉は、アルザス語。ドイツ語に限りなく近いアルザス語は、現在でも田舎に行けば、ご老人に使われているといいます。
日本でも有名な、「コウノトリが赤ちゃんを連れてくる」というのは、この地方の言い伝えなんですよ。
<こんな料理です。>
実は、先日、音楽仲間たちと、アルザス料理を食べに行ったんです。
そのときに皆で食べたのが、この料理、ベックオフ( Baeckeoffe )。
ベックオフ( Baeckeoffe )というのは、このアルザス語で、'four du boulanger'、つまり「パン屋さんのパン焼き釜」というような意味です。
なぜ、そういう名がついたか。
かつて、この料理は、アルザス地方で貧しい人たちに食べられていた料理でした。
その時代、お肉は、まだまだ庶民には貴重な食材で、小さなかけらまで大切に食べられていたのでした。
そうしたいろんな種類(ここでは3種類、豚肉、牛肉、羊の肉です)のお肉を、この地方の特産の白ワインに漬け込んで作られたのが、ベックオフです。
ベックオフは、日曜日の夜に準備され、月曜日に、パン屋さんのパン焼き釜で焼かれるのが常でした。
というのも、忙しい主婦たちにとって月曜日はお洗濯の日。こうして、日曜日の夜に漬け込んだものを、パン屋さんに預けることで、心置きなく、料理のことを考えずに、お洗濯に取り掛かれたのです。
<パン屋さんの様子>
さて、いまでは、ベックオフは、アルザス料理を代表する地方料理。
レストランで食べるのも、手間が掛かるので、前もって予約しておかなくてはいけません(もちろん、アルザスでは、そんなことはないか、と思います。)
手間が掛かる、というのは、このお料理は、三種類のお肉、豚肉、羊の肉、そして牛肉。
そして、タマネギに、、にんにく、ブーケ・ガルニを一緒につけて、白ワインの中に漬け込んでおかなくてはいけないのです。
そして、翌日。皮をむいたジャガイモをスライスします。それを、ベックオフ用のなべにしきます。その上に、漬け込んだお肉、さらに、ふたたびジャガイモのスライス、そしてタマネギのスライスを載せます。
最後は、ふたをして、2,3時間、オーブンで焼きます。
おいしいアルザスの白ワインといただけば、とってもおいしいのですが、
この料理は、わたしは大勢で、わいわいと楽しくおしゃべりをしながら食べるのがだいすきです。
そんな庶民の料理!って気がします。
先日は、先ほども書いたように、音楽仲間とこの料理を、一年の終わりのパーティをするために食べにいったのですが、
本当に楽しかったです。
仲間の一人が、アコーディオンを持ってきたので、その曲に合わせて、みんな大騒ぎでうたいだします。
みんな、音楽家だから、歌がうまい!
練習もしていないのに、バスとテノールで、美しいハーモニーを歌ったり、(もちろん、みんな音楽が大好きな上に、ワインが入ってますから!)、
挙句の果てには、レストランのテーブルの間で、踊りだしたり!
もちろん、他のお客さんたちも、楽しそうな皆に、すぐに感化されちゃって、
大騒ぎで、一緒に歌ったり、踊ったり。
知らない人たちなのに、旧友のように肩を組んでうたったり、踊ったりするものだから、音楽って不思議です。
さて、フランスでは、レストランにたまに花売りがやってきます。
かご一杯に、一本ずつ包装したバラの花を売って歩くのです。
この夜の締めくくりに、なぜか今回男性ばかりだった年のおしまいのパーティーで、
皆さんがわたしに、一本ずつバラの花を買ってプレゼントしてくださいました~!
お店を出るときには、なぜかバラのブーケを手にして、ステキな夜をすごしたのでした。
みんな、ありがとう! (彼女たちにも、ちゃんと買ってあげてね!)
こちらのブログは、もう長い間、ほったらかしで、時間をゆっくりさいてかけない状態にあるのに、なぜか、まいにち訪問してくださる方がいらっしゃる。(もちろん、足跡からはどなたかは全く分かりません。)
本当に、それは、うれしいことで、ありがたいことで、今日久しぶりにあけてみて、やっぱり感動しました。
というわけで、久しぶりに、こちらの日記も更新します。
さて、きょうの話題は、アルザスの食べ物、べークオフ(ベックオフ)です。
アルザスという地方は、フランスのなかでも、一番ドイツに近い北東に位置しています。
この地方で使われる言葉は、アルザス語。ドイツ語に限りなく近いアルザス語は、現在でも田舎に行けば、ご老人に使われているといいます。
日本でも有名な、「コウノトリが赤ちゃんを連れてくる」というのは、この地方の言い伝えなんですよ。
<こんな料理です。>
実は、先日、音楽仲間たちと、アルザス料理を食べに行ったんです。
そのときに皆で食べたのが、この料理、ベックオフ( Baeckeoffe )。
ベックオフ( Baeckeoffe )というのは、このアルザス語で、'four du boulanger'、つまり「パン屋さんのパン焼き釜」というような意味です。
なぜ、そういう名がついたか。
かつて、この料理は、アルザス地方で貧しい人たちに食べられていた料理でした。
その時代、お肉は、まだまだ庶民には貴重な食材で、小さなかけらまで大切に食べられていたのでした。
そうしたいろんな種類(ここでは3種類、豚肉、牛肉、羊の肉です)のお肉を、この地方の特産の白ワインに漬け込んで作られたのが、ベックオフです。
ベックオフは、日曜日の夜に準備され、月曜日に、パン屋さんのパン焼き釜で焼かれるのが常でした。
というのも、忙しい主婦たちにとって月曜日はお洗濯の日。こうして、日曜日の夜に漬け込んだものを、パン屋さんに預けることで、心置きなく、料理のことを考えずに、お洗濯に取り掛かれたのです。
<パン屋さんの様子>
さて、いまでは、ベックオフは、アルザス料理を代表する地方料理。
レストランで食べるのも、手間が掛かるので、前もって予約しておかなくてはいけません(もちろん、アルザスでは、そんなことはないか、と思います。)
手間が掛かる、というのは、このお料理は、三種類のお肉、豚肉、羊の肉、そして牛肉。
そして、タマネギに、、にんにく、ブーケ・ガルニを一緒につけて、白ワインの中に漬け込んでおかなくてはいけないのです。
そして、翌日。皮をむいたジャガイモをスライスします。それを、ベックオフ用のなべにしきます。その上に、漬け込んだお肉、さらに、ふたたびジャガイモのスライス、そしてタマネギのスライスを載せます。
最後は、ふたをして、2,3時間、オーブンで焼きます。
おいしいアルザスの白ワインといただけば、とってもおいしいのですが、
この料理は、わたしは大勢で、わいわいと楽しくおしゃべりをしながら食べるのがだいすきです。
そんな庶民の料理!って気がします。
先日は、先ほども書いたように、音楽仲間とこの料理を、一年の終わりのパーティをするために食べにいったのですが、
本当に楽しかったです。
仲間の一人が、アコーディオンを持ってきたので、その曲に合わせて、みんな大騒ぎでうたいだします。
みんな、音楽家だから、歌がうまい!
練習もしていないのに、バスとテノールで、美しいハーモニーを歌ったり、(もちろん、みんな音楽が大好きな上に、ワインが入ってますから!)、
挙句の果てには、レストランのテーブルの間で、踊りだしたり!
もちろん、他のお客さんたちも、楽しそうな皆に、すぐに感化されちゃって、
大騒ぎで、一緒に歌ったり、踊ったり。
知らない人たちなのに、旧友のように肩を組んでうたったり、踊ったりするものだから、音楽って不思議です。
さて、フランスでは、レストランにたまに花売りがやってきます。
かご一杯に、一本ずつ包装したバラの花を売って歩くのです。
この夜の締めくくりに、なぜか今回男性ばかりだった年のおしまいのパーティーで、
皆さんがわたしに、一本ずつバラの花を買ってプレゼントしてくださいました~!
お店を出るときには、なぜかバラのブーケを手にして、ステキな夜をすごしたのでした。
みんな、ありがとう! (彼女たちにも、ちゃんと買ってあげてね!)